メタバースとは?|NFTやブロックチェーンとは別物です。
まずもってお伝えしたいことは……
そのため代替不可能なトークンであるNFTや
チェーン状のデータをつなぎ合わせることで安全性を担保するブロックチェーン技術とは
まったく別のワードだということをまずはお伝えしたいです。
事実、メタバースはNFT、ないしはNFTづくりに必須のブロックチェーン技術と非常に関係が深いです。
ですが、これらは全くの別物です。
詳しくは、NFTとブロックチェーンについてざっくり解説した以前の記事へどうぞ。
★前回記事「NFTとは「データに名前を書くこと」 超ざっくり・超わかりやすく解説」
★前回記事「ブロックチェーンとはどんな技術?NFTとの関係もざっくり解説」
メタバースとは?|簡単に言うと「ネット上の新世界」です!
「メタバース」という言葉は、「Meta」と「Universe」という単語を組み合わせた造語です。
「Meta」は「超越した」という意味。
「Universe」は「世界」という意味。
ざっくり直訳すると「超越した世界」という意味になります。
皆さんは、オンラインゲーム、ないしはMMORPGと呼ばれるゲームをしたことはありますか?
昨今はスマートフォン向けのMMORPGが多数リリースされていることもあり、
それらのゲームに触れたことがある方、魅力を知っている方も数多くいらっしゃると思います。
かくいう私は、中学生の時からオンラインゲームに触れていました。いわゆるネトゲ黎明期です。
ラグナロクオンラインやレッドストーン、テイルズウィーバーなど、
今でも続いているビッグタイトルが、まだリリースしたばかりの年代です。
中学生時代の筆者に買い与えられたそこそこのスペックのPCでも、
そこまでスペックが求められない2Dのオンラインゲームは楽しめた記憶があります。
筆者の年齢を逆算したくなる欲はぐっと抑えてください
オンラインゲームでは、プレイヤーはゲーム空間の中で自分のキャラクターを作り、
そのキャラクターを通じて他のプレイヤーとコミュニケーションをとったり、ひと狩りいったりします。
このイメージが、一番メタバースに近いイメージだと思います。
現実世界と異なる世界で、
他のプレイヤーとコミュニケーションをとり、
まるで実世界のように時間を共にする。
ネット上にあるヴァーチャルの新世界。それがメタバースです。
ざっくりメタバースを理解するときに、オンラインゲームやMMORPGのことを、思い出してほしいのです。
そして、その空間を動き回る自分の分身。アバターについても説明していきます。
補足
上記で紹介したいわゆるMMORPGは「メタバースの世界に近い」存在でありますが、
完全なメタバースというにはいくつか条件が足りていません。
あくまで「メタバースの世界に近い」ものだということを補足します。
完全なメタバースとは何か?については、最後に追記していきます。
アバターとは!|「メタバース上の新しい自分」であり「理想の自分」です!
突然ですが、みなさんは「理想の自分」っていますか?
え、いきなり言われても思いつかない?
でしたら「自分の嫌いなところ」だとどうでしょうか?
もし私が、あと10センチ背が高かったら。
もし私が、もう少し鼻が高い顔立ちだったら。
もし私が、バリトンの効いたいい声だったら。
コンプレックスとも言い換えることのできる自分の嫌なところ。
「ありません!!」っていう自己肯定感高い人、なかなか居ないと思うんですよね。
ですが皆さん。
そんな自分の嫌なところ、改善したいところがある皆さん。
お待たせしました。
ついに世界があなたに追いつきました!!
「なりたい自分」になれる魔法の杖、アバターの話をしていきます。
……っていってもみなさん、内心こう思うでしょう?
いやいやアバターぐらい知ってるよ。バカにするなよ。
2Dのグラフィックで書かれていて、絵みたいなもので、
8~10種類くらいのパターンしかない中から選ぶあれでしょ?
そんなシステムならガラケーの時からあったし、どこでもやってるし。
そんなシステムを今更どや顔で語るなよと。
僕ならそう思います。それくらい前からアバターという存在は私たちの生活の中にありましたし、
いわゆるガラケーでゲームをプレイできた時からの存在ではありました。
もう少しだけ我慢して、この数年のCGの技術革新で、
アバターがどれだけ進化したかについて、
話を聞いてほしいんです。
アバターとは?|3DCG技術の進化で限りなく本物に、そして綺麗になっている
と言いつつも、あれでしょ?
「ロボットとかと同じで、CGが人間に近づけば近づくほど不気味に感じちゃうんでしょ?」
そんなことは俺でも知ってるよと。
ものをよく知っている人ほど、そう思うじゃないですか。
某、色付きの砂漠のゲームの話をしていきます。 このゲームのお話です。
プレイヤー数も多い、有名なスマートフォン向けMMORPGでございます。
このゲームのすごいところは、奥深いキャラメイクです。
なんと、髪型や化粧はもちろん、体系・身長・顔立ち・パーツなど、あらゆる場所が操作可能です。
どれくらい設定できるのか?
顔のパーツ一つとっても、26か所が動かせます。
ちなみに、人間の「表情筋」と呼ばれる顔の筋肉は、約30か所とのことです。
つまり、今や3DCGの顔を動かせる場所は、ほぼリアルの人間と変わらないのです。
それだけではありません。これはゲームの世界。我々の体があるリアルの世界とは異なります。
「人間じゃありえんだろ」ぐらいの肌の白さ、瞳の色、髪のグラデーション。
それらすべてがこのゲームのアバターなら実現可能になっております。
このキャラメイクの自由度の高さはプレイヤーを虜にし、
ゲーム開始前に1時間も2時間も悩むプレイヤーも多いそうです。
そして、キャラメイクを得意とする「キャラメイク職人」なるワードまで誕生し、
同ゲーム界隈では人気を博しているそうな。
「最近ゲームしていないな」という大人にこそ、この3DCG技術の進化を一度知ってほしいです。
ちなみに、筆者は面倒だったのでテンプレで済ませました。
アバターがどれだけ進化したかを語ると止まらなくなってしまうので、結論。
アバターの技術はリアルの人間に限りなく近づき、追い越そうとしている。
その事実を強く伝えていきたいです。
ここまでのまとめ
ここまで様々語ってきましたが、以下のポイントを改めておさらい。
①デジタルの世界にプレイヤーがログインできる。
②アバターと呼ばれる自由にキャラメイクできる「自分の分身」を作れる。
③同時にログインしている他プレイヤーとコミュニケーションが取れる。
上記の3つがイメージできれば、メタバースのことについてざっくりとイメージができると思います。
最後に、敢えて難しく「メタバースとは?」を解説する
メタバースとは……
「インターネット上に構築された仮想の三次元空間で、
アバターなどを用いて接する環境」
とされています。
wikipedia先生によると
「コンピュータやコンピュータネットワークの中に構築された、
現実世界とは異なる3次元の仮想空間やそのサービスのこと」だそうです。
そして、メタバースについて詳しいアメリカのマシュー・ボールさんは、
2020年に「メタバースの7つの必須条件」を提示しました。
メタバースの7つの条件とは?
その①永続的であること
その②同期的であること
その③無限の同時接続ユーザー
その④完全に機能した経済
その⑤実社会との垣根なし
その⑥相互運用性
その⑦幅広い人々の貢献
……そんな顔をしないでください。私もその言葉だけではよくわからんです。
今回は「メタバース」という広くて難しい概念をざっくり、イメージできる範囲で説明しました。
次回以降で、より細かくメタバースとは何なのか、どんな特徴を持っているのかについても解説します。
次回をお楽しみに!
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メタバース世界に旅立つ筆者