Defiとは?|ざっくり説明すると「みんなのお金」
DeFiとは(Decentralized Finance)ディセントライズド・ファイナンスの略です。
日本語で説明すると
Decentralized=分散型 Finance=金融
つまりは「分散型金融」を指しています。
難しい言葉で難しい言葉を説明しないでほしい……
ということで、私の記事の出番でございます。
Defiという言葉を、極限までざっくりさせた言葉で表現すると?
ズバリ回答するなら「みんなのお金」です。
ごめんなさい!ブラウザバックしないで!
難しい言葉を意味わからん言葉で解説するなって思わないで!
さて、散々ふざけてまいりましたが……今回はDefiとは何なのか?
そして、なぜそこまで世の中がディーファイディーファイ言っているのか?について
解説していきたいと思います!
Defiとは?を理解する前提|そもそも「お金」には「支配者」がいる
先ほど、Defiとは「みんなのお金」であると極限までざっくり説明しました。
なんで私がそんなことを言っているのか?について説明するにあたってはまず。
私たちが普段使っているお金は、国や銀行に支配されている
という話をしなければなりません。
聞く人が聞いたら「なんだよ陰謀論かよ」みたいな感想を持たれるかもしれないのでなんか嫌ですが、
立派な経済の話なので、何卒お付き合いください。
以前の記事でも少しお話させていただきました、お金がどうやってできているかの話をしていきます。
みなさんが今お財布に入っているであろう、
あるいはPayP〇yやSuic〇に入っているであろう、日本円。
日本円はどこからやってくるのでしょうか?
★日本円の作り方 簡単4ステップ★
① 中央銀行である「日本銀行」が、日本円を発行する!もしくは発行しない!を決めます
② 中央銀行の指示に従って、造幣局がお金を印刷します。
③ 造幣局で印刷されたお金を各銀行に配ります。
④ 銀行窓口やATMでみなさんの手元に日本円が行きます
そう、お気づきの方も多いでしょう。
日本円の発行量は日本銀行。
もっと言うと日本政府が決めています。
つまり、私たちが普段使っている日本円。
これはまさに日本政府に支配されているお金ともいえるのです。
同様に、アメリカドルはアメリカ政府が。中国の人民元は中国政府が。
それぞれ自分たちの国のお金の価値を維持するために、印刷の量をコントロールしてるのです。
ここまで「お金は国に支配されている」という話をしていきました。
このように、中央集権型(決める人がいる)のお金の仕組みを、Cefi(シーファイ)といいます。
Defiとは?|実例としての仮想通貨
では、Cefiではない。Defiとはどんな姿なのか?について、
Defiの形式の一つである仮想通貨について例を出しながら話していきたいと思います。
以前の記事でもお話した、ビットコインの作り方について、再度説明していきます。
★★ビットコインの作り方★★
①ビットコインがAさんからBさんに取引されます
②その取引記録を「マイナー」と呼ばれる人がブロックチェーンの技術を使って記録します
③新しいビットコインが出現し「マイナー」に報酬として支給されます。
さぁ、賢い皆さんはお気づきでしょう。
まず、この仮想通貨を生産するプロセスには国が存在しません。
ここが大きなポイントなんです。
なので、例えば国の経済政策の一環で日本円をいっぱい印刷して円安にしたりとか、
円の印刷をぱったりやめて円高にしたりとか。そういうことが一切できないのです。
言い換えると、中央集権な意思決定はできない経済システムなのです。
なので、「国」あるいは「政府」をあんまり信用していない人たちからすると、大きな魅力になるのです。
そしてもっと言うと、人の意思すら介在していないのです。
仮想通貨でいうと……
マイナーが、ただただ仮想通貨のルール、ブロックチェーンの仕組みに従って動いているだけですから。
もっと言うと、仮想通貨ってどこに預けてますか?
日本円だったらみなさんの銀行口座に預けたり、タンスの裏に隠したりしますよね。
でも、仮想通貨を銀行に預けている人ってあんまりいないですよね。
そして、現物がない仮想通貨なので、タンス預金とかできないですよね。
それがどこかっていうと「ウォレット」や「取引所」などの銀行や国が関係ない場所です。
このように「中央集権型」である日本円やアメリカドルとは異なり、
「分散型」の仕組みであるということが特徴です。
DeFiとは?|なぜ騒がれているのか?
とはいえですよ。
日本でこうやって暮らしている我々からしたら「日本円でよくね?」ってなりますよね。
なんでわざわざDeFiとか仮想通貨とかやるねん?
っていう、当然の疑問点が湧いてきますよね。
でも皆さん。ちょっと待ってほしいんです。
その日本円。価値がなくならないって、なぜ言い切れるんですか?
国家の発行するお金に価値がなくなった事例は、実はあるんです。
有名どころでいうと、1920年ごろのドイツです。
当時のドイツは、第一次世界大戦の賠償金(慰謝料みたいなもの)を支払うために、
お金を大量に印刷しまくったんです。
その結果、当時の通貨である「マルク」の価値は暴落し、山のような札束でもパン一つ買えない。
歴史の教科書に必ず載るようなヤバい状態に陥りました。
2000年代の事例も少しご紹介。
有名な「ジンバブエドル」のお話。
ジンバブエドル自体は価値の暴落により既に廃止されている通貨です。
ジンバブエドルが廃止される2015年には、
17.5京ジンバブエドル = 5米ドル
のレートで交換されました。
京っていうのは、お金の単位ですね。久しぶりすぎて一瞬よくわからなくなります。
国家予算でも兆単位だっていうのに。京ですって。
では、もう一度質問します。
あなたのその日本円。本当に価値がなくならないと言えますか?
日本円や米ドルに代表されるCefi、つまり中央集権的に管理されるお金も、
全くリスクがないとはいえないのです。
まとめ|Defiとは何なのか?
Defiは「分散型の金融」です。
つまり、国などにコントロールされない、分散型の通貨です。
極限までざっくり言い替えると「みんなのお金」です。
国がコントロールできないお金が現れたということで、話題を呼んでおります。
今回の記事は以上です。
次回も引き続きWEB3関連の記事を掲載していきます!
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Pakutasoから引用