MSXの規格統一とストロベリーナイトの主人公、姫川玲子

ダイソーで販売しているカセットテープに昔はプログラムを保存していた

パソコンという呼び名が一般の人には何のことかわからなかった頃、秋葉原はそれらと触れることができる唯一の場所だった。クラスメイトがカセットテープに入れていたのは音楽だけだったが、私にとってはパソコンのデータを入れる記録媒体であった。

NECのパソコンが日本を席巻していた頃、小学生にも買ってもらえる可能性があるのがMSXだった。ちなみに私はPC-6001からPC-9801へと乗り換える、生粋のNEC信者だったが。

いまはWindowsとMacだけだが昔は乱立していたパソコンの規格

MSX(エム・エス・エックス)とは、1983年に米マイクロソフトとアスキー(現アスキー・メディアワークス)によって提唱された8ビット・16ビットのパソコンの共通規格の名称であり、MSXとその後継規格であるMSX2(1985年)、MSX2+(1988年)、MSXturboR(1990年)の総称でもある。最初のMSXを便宜上「MSX1」、「初代MSX」と呼ぶこともある。MSXturboRでは16ビットのCPUを採用した。

1980年代初頭、日本国内におけるホビーユースのパーソナルコンピューター(ホビーパソコン)では主にマイクロソフト社のBASICインタープリタがROMで組み込まれ、システムの中心を担っていたが、ハードウェアの設計は同じプロセッサを用いても各々のシステムは大きく異なり、BASICレベルの互換性も、二次記憶装置の取り扱いやフォーマット・ハードウェアの仕様、性能の差異や拡張によって独自の変更が加えられ、俗にBASICの「方言」と呼ばれる非互換の部分が存在し、機種ごとにアプリケーションは作成・販売されていた。

このあたり、ドラマ化するにあたり俳優がを変わってもストーリーや世界観にあまり違和感を感じなかったストロベリーナイトのシリーズと似たような境遇を感じる。 

ストロベリーナイトを観てMSXを思い出した夜

姫川玲子のことをWikipediaから引用しよう。「捜査一課殺人犯捜査第十係(姫川班)主任。視力は両目とも2.0。170cmの長身にして、ある女優に似ていると言われる美人。 COACHのバッグやバーバリー・ブルーレーベルのトレンチコートなどを愛用している。四年制女子大学を卒業後、新卒で入庁し、品川署に配属。巡査部長昇進に伴い、碑文谷署に異動し交通課交通規制係の主任を拝命。

四年制女子大学を卒業後、新卒で入庁し、品川署に配属。巡査部長昇進に伴い、碑文谷署に異動し交通課交通規制係の主任を拝命。『中目黒OL殺害事件』の応援要請に派遣され解決にこぎつける。警視庁刑事部に配転する予定だったが、人事がもたついている間に警部補の昇進試験にも合格したため、四谷署交通課交通捜査係に係長として異動、後に晴れて本庁入りした。ノンキャリアでありながら27歳という異例の速さで警部補に昇進し、今泉第十係長によって主任(班長)に抜擢された。行動力もさることながら、天性のプロファイリングセンスによって犯人の行動を見抜く特性がある。その時には決まって遠くを見つめたり、いきなり頭の中で火花が爆ぜるように勘が働きだす。反面、犯罪者の意識に同調する面があり、同僚からは「考え方が危険」とも指摘されている。」( Wikipedia

これ以上引用すると、今後のドラマ視聴や小説を読む楽しみを奪ってしまうため止めておくが、同じ規格や組織の中でも個々が全体と完全に合致しないことは、特に今の時代は珍しくない。

クリエイターの神々を創りたもうた

 MSXは各社の思惑が入り混じった、如何にも日本らしいハードであったと思う。同世代のゲームクリエイターの多くがMSXで育ったという話をよく聞く。サーガとはアイスランド語で「物語」を指す単語らしいが、歴代のMSXマシーンはまさにサーガであった。

MSXはレトロPCと言うよりはあえてレトロゲーム機と呼びたい。ストロベリーナイトサーガと引っかけたわけではないが、まさに「人が造りし、クリエイターの神々を創りたもうた機械」一時代を駆け抜けた規格であったことは間違いないであろう。二階堂ふみ演じる今回のストロベリーナイトも文字通りのサーガになって欲しい。