グーグルは10月15日、クラウドゲームサービス「Stadia」を11月19日よりサービス開始することを発表しました。このサービスはまずは海外で公開されるとのことです。またこの発表にあわせてトレイラーも公開されています。
11月19日から遊べる国は、アメリカを皮切りに、カナダ、イギリス、アイルランド、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダ、ベルギー、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドの14カ国。日本は事前発表どおりに入っていません。
Mark your calendars! Stadia will start arriving November 19.
— Stadia (@GoogleStadia) October 15, 2019
Need a quick guide on what exactly Stadia is? We got you covered. Become an expert in all things Stadia just in time for launch. pic.twitter.com/iwbCQiJ0CH
YouTubeが見られるくらいのスペックで充分です!
このGoogleの新しいサービスは、Google のデータセンター側でゲームを動かし、ストリーミング映像としてプレーヤーに見せるゲームサービスです。
なので使用しているデバイスの性能は関係がなく、YouTubeが見られる程度の性能があれば問題がありません。Googleのサーバーまで接続できてしまえば、遊べるデバイスは、デスクトップとノートPC、タブレットにスマホ、Chromecastを接続したテレビやモニターなどどんなサイズでもOKになります。
ただゲームの入力に遅延が生じてしまうので、専用コントローラーが必要です。このコントローラーを使うことによってルーターに直接、接続して入力の遅延の発生を減らすそうです。
月額定額プランのサービスに慣れては来たけれど…
Stadia は月に定額で遊び放題(サーバからストリーミングし放題)、プラス数本の特典ゲーム付きプラン Stadia Proと、従量制で遊んだぶんだけのプランがあります。いずれもゲーム自体は原則的に別売りです。定額プランの場合は Destiny2など一部のゲームと、追加購入の割引等の特典付くとのことです。
日本では、AmazonPrimeやHulu、Netflixmの登場でサービスへの月額定額課金に対するハードルは下がっています。またゲームに関してもNintendoやPlayStationのネット接続サービスで月額定額課金に対するハードルが下がってきてはいますが、現状ではオマケで遊べるゲームの人気に頼っているところがあります。「なんかズルズルと毎月課金している」という人が少ないネットサービスの分野ですので、日本でのサービス開始の時にどんなソフトが遊べるのかが成功の鍵になりそうです。
ゲーム中のラグはストレスの原因ですね
またネット接続して遊ぶゲームに多いのが回線の問題です。対戦の時に起こるゲームの遅延や停滞はそれだけでプレイを続ける気がなくなってしまいます。またコレとは逆に相手が早すぎる回線を使用している場合の「まるでチートされてる」感は、そのゲームからしばらく距離を置きたくなるくらいです。
Stadiaは、地下で電波が激悪のスマホユーザーと光回線で有線接続のデスクトップPCユーザーが偶然、チームになって遊ぶ機会も多いと思います。そんな時にどのような対策がされているのか気になるところです。