世界で人気のパンデミックSLGアプリが中国で公開停止!

世界で人気のパンデミックSLGアプリが中国で公開停止! 開発会社は関係各所との対話を模索中

この記事は海外ゲームニュースサイト「Polygon」のこちらの記事を参考に書かれています。

全世界で感染が確認されている新型コロナウイルス。その感染が最初に確認された中国で、ゲームアプリ「Plague Inc.」(日本語タイトル「Plague Inc. -伝染病株式会社-」)がアプリストアから削除されました。
このゲームは、伝染病のウイルスを開発し、パンデミックを起こして人類を滅亡させるリアルタイムシミュレーションゲーム。ワクチンの開発を妨害しつつ、ウイルスを変異させていくことで感染力と毒素を強化していきます。
感染発生国によってウイルスの特徴が違ったり、先進国と発展途上国で感染スピードが違ったりと戦略性に富んだゲームです。

中国で突然の公開停止! 理由はいっさい語られず

開発のNdemic Creationsは、中国の国家インターネット情報弁公室から「このゲームには「中国では違法なコンテンツが含まれている」と言われた」と公式に発表。しかしどの部分が違法なコンテンツなのかは明記されていませんでした。
「Plaague Inc.」のクリエーターであるJames Vaughan は、「現在のところすべてが不明確です」とのこと。知らせるべき情報があれば、もっと提供しているとも言っています。 

有識者はフェイクニュースを拡散するシナリオが抵触したとの見解

中国とアジアのビデオゲーム業界を担当するNiko Partnersのアナリストであるダニエル・アフマドは、最近、更新されたフェイクニュースのアップデートが原因ではないかと分析しています。
この更新はウイルスではなく、フェイクニュースを作成し「最新のツールと心理的トリックを使用して世界を欺く」シナリオです。
このシナリオはニュースの真偽を調査するイギリスの調査団体「FULL FACT」とアメリカの「PolitiFact」の協力を得て作成されていて、「ウイルスと同じようにフェイクニュースは社会に大きな驚異を与えること」をテーマにしたものです。
このシナリオのチュートリアルにあるフェイクニュースに「中国で大規模な伝染病が発生した」というのがあり、アナリストはそれが原因ではないかと言っています。
チュートリアルなので、こちらのニュースの内容は変えられないものの、実際にゲームを始めると伝染病の発生国は自由に変えられるます。2019年12月のアップデートが行われた日にはこのチュートリアルは特に問題視はされていませんでした。

新型コロナウイルス蔓延の時期に中国でランキング1位を獲得

この「Plaague Inc.」は今回の新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてか、1月の中国でのダウンロードランキング1位を獲得しています。
開発元の「Ndemic」は『「Plaague Inc.」は、病気の広がり方と伝染病が発生するメカニズムの複雑さを理解してもらうゲームとして有益なものとなるように設計されています。これはアメリカ疾病予防管理センター(CDC)を始めとした医療機関にも認識されています』と声明をだしています。

「Ndemic」は引き続き、国家インターネット情報弁公室と連絡を取り、話し合いをして中国で「Plague Inc.」を公開できるように解決策を探っていくとのことです。
「Plague Inc.」が公開停止になっているのは中国だけですので、日本では引き続きダウンロードが可能です。

『Plague Inc. -伝染病株式会社-』Android版

『Plague Inc.』iOS版