『バイオハザードRE:3』川田将央氏インタビュー

『バイオハザードRE:3』の完成度が上がったのは『バイオハザードRE:2』があったから?

海外ゲーム雑誌「Edge」にて『バイオハザードRE:3』と『バイオハザードRE:2』の両作品のプロデューサーである川田将央氏のインタビューが掲載されました。
こちらのインタビューから『バイオハザードRE:2』と『バイオハザードRE:3』の関係を語った部分のみを参考に記事を作成しました。

『バイオハザード RE:3』は1999年9月に発売された『バイオハザード3 ラストエスケープ』のリメイク作品。シリーズ屈指の人気キャラであるジル・バレンタインが主人公のキャンペーンモードとオンライン対戦マルチプレイ「バイオハザード レジスタンス」のふたつのモードが収録されています。
キャンペーンモードのストーリーは『バイオハザード3 ラストエスケープ』に準拠していますが、主要人物の行動や顛末、ネメシスの武器などが変更されています。
マルチプレイ対戦モード「バイオハザード レジスタンス」は、マスターマインドひとりとサバイバー4人による非対称型対戦ゲーム。マスターマインドがモンスターや罠などを配置して、サバイバーの脱出を阻止します。

『RE:2』と『RE:3』双子の関係?

『バイオハザード3』 のリメイクは、『バイオハザード2』 のリメイクが大成功を収めたために、突然に決まったものではありませんでした。両作品ともかなり前から計画されていたもので、カプコンでは3年以上の開発期間をかけて、古典的で象徴的な2つのゲームに新たな息吹を吹き込んできました。

両作品のプロデューサーである川田将央氏は、ふたつのリメイク作品の「開発の一部重複」を認めました。そのため 『バイオハザードRE:2』 を完成させるということは、カプコンにとって『バイオハザードRE:3』を同時に完成させることでしたが、そんな結果になりませんでした。

川田氏
慣れ親しんだものをベースにして、リメイク版を構築し、新しい驚きの要素を追加するための出発点とするのが、常に最善のアプローチです。このアプローチは、同じことをしているように感じるのではなく、プレイ体験を豊かにし、ゲームに新たな深みをもたらします。

例えば、川田氏は、新しく改良された「ミスターX」(タイラント)がすでにオリジナルのバイオハザード3の 「ネメシス」 に匹敵する存在になっていることを認めています。カプコンはこの『バイオハザード3』のリメイクではネメシスをより特別なものにするために、何か別のことをしなければなりませんでした。



そして川田氏と同様に、開発スタッフはすでに『バイオハザード3』でネメシスがどれだけ恐ろしい存在になっているのかは確認済みです。ネメシスは射程範囲にいる主人公をどこからでも触手で突くことができますし、廊下やエリアなど出現場所を限定せずに現れる恐怖の存在です。そのためにネメシスが登場することによって、他のクリーチャーたちも相乗効果で脅威度が増していきます。

 

 

川田氏
私たちはすでにオリジナルのゲームと比べてキャラクター「ミスターX」(タイラント)をアップグレードしていて、オリジナルの『バイオハザード3』でのネメシスの感じ方に追いつこうとしていました。
私たちは「ミスターX」のパワーアップから学ばなければならないことを知っていましたが、同じキャラクターの二つのバージョンのように感じられないようにしていました。

リメイクというよりリイメージ作品

カプコンが『バイオハザード3』に加えなければならなかった変更の数は、敵対者、モンスター、主人公、ストーリーテリングのアプローチの仕方まで、ほぼすべてをカバーしていました。
事実、オリジナル版をプレイしているファンにとって、この多くの変更は『バイオハザード3』が完全に新しいゲームのように感じられることになるでしょう。
これは、良くも悪くも、カプコンがこのリメイク作品に対して明確な目標を持っていたために必要だったことです。

川田氏
オリジナルと自分の頭の中で比較している人がプレイするのはエキサイティングですが、それだけではなく、旧作と比べずに新しい 「バイオハザード」 のストーリーとしてもエキサイティングな作品です。

もちろん私はプロデューサーなので、そう言えると思いますが、『バイオハザードRE:3』は本当によくできたゲームだと思います。

 

『バイオハザードRE:3』公式サイト