ディズニーが「アサシンクリード」の続編、「ロックマン」、「The Sims」の映画化を中止! これからのゲームの映画化はどうなる? - ガメモ
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※海外ゲームニュースサイト「TechRaptor」のこちらの記事を参考にしています。
21世紀フォックス社の映画・テレビ部門が2019年の3月ににウォルト・ディズニー社に買収されたことが原因で映画界に激震が走りました。
買収後に始まるリストラや制作中止その中にゲーム原作の映画も
「X-MEN」や「デッドプール」と「アベンジャーズ」の共演などが噂される中、大規模なリストラや映画の制作中止などの経費削減なども行われました。
その制作中止の映画タイトルの中にゲームが原作の「アサシンクリード」の続編、「ロックマン」、「The Sims」の含まれていたということです。
2016年に公開された「アサシンクリード」は評価が奮っておらず、それから3年間で何のニュースや熱意のあるコメントが聞こえてこなかったので、制作中止もしょうがないかという感じです。
ロックマンは30周年記念ということで昨年、映画化が発表されたのですが、脚本家と監督、プロデューサーが発表されただけで、どのくらい作業が進んでいるかは発表されていません。
「The Sims」だけはゲーム原作にとらわれていないため名作に化ける可能性があった
ただ「The Sims」だけは、もしかしたら第2の「LEGOムービー」になる可能性があったかもしれませんと語っています。
その理由は「The Sims」は固有のストーリーや設定などがないために、原作に縛られずに、クリエイターの魅力が存分に伝えられたかもしれません。この映画の制作中止で嘆くファンはいないかもしれませんが、もしかしたら霊感を受けるような映画が失われた可能性があります。
最後に、以前に発表されたMagic:The Gatheringの映画もキャンセルされました。これは現在、Netflixでアニメシリーズが製作中だと考えると、それほど驚くことではないでしょう。ただ、実写とCGでマジックザギャザリングの世界が描かれる可能性がなくなってしまったことが残念です。
これらの映画は、ディズニーが買収しなくても制作されたかどうかはわかりません。ゲームの映画化の歴史が浅いということを考えると、これはこれで良かったのかもしれません。
日本もアメリカもゲーム原作の映画への心配する内容は同じ
ゲームが原作の映画化ということで、日本でもアメリカでも心配される内容はどれも同じのようです。
ゲームって世界観の説明とか伏線を、主人公と周辺人物の関係とかを小さいイベントを体験しながら積み上げて説明していきます。そして総プレイ時間60時間とかになるわけです。
そうなると2時間の映画で設定や人間関係なんて時間が足りなくて説明できません。そこでどこを削るかの作業が必要なのですが、それがうまくいった映画なんてあまりありません。
日本では一時期、フリーホラーゲームの映画化が流行しましたが、これはゲームと同じ手法で怖がらせれば、シチュエーションを変えても原作の根っこの部分が変わらないので改変をしても受け入れられやすいのだと思われます。
日本でもこの夏、超有名RPGの映画化作品でもラストシーンが問題になっていますが、ゲーム原作の映画はそのゲームの世界観が大きければ大きいほど、ファンの思い入れも大きくなってしまいます。
それを考えてしまうと、ゲーム原作の映画って映画監督や脚本家にしてみるとけっこう、しんどい作品かもしれません、