ゲーム業界に受かる履歴書の志望動機の書き方|未経験・転職のための職種別の例文
ゲーム業界の求人は人気で倍率も高いです。就職活動で採用を左右する要素のひとつに履歴書と志望動機があります。この記事ではゲーム業界を希望する履歴書・志望動機の書き方を、新卒・中途・業界経験者・未経験者の就職のポイント、職業ごとのポイントなどにわけてご紹介します。
ゲーム業界について知っておくべきこと
ゲーム業界は、とても規模が大きい業界です。毎年数百を超えるタイトルのゲームが発売されており、常に新しいものが開発されています。現在は、スマートフォンアプリでのソーシャルゲームや、オンラインでのゲームソフト発売などが手軽になり、ゲーム会社の新規参入の数も競争も激しい業界でもあります。
ゲーム好きから就職を希望する人も多いため求人倍率も高い人気の業界です。そのため、就職活動は難しいものとなり、志望動機などについてしっかりと考えておかないと、就活を成功させることはできません。
志望動機の書き方のポイント
志望動機の上手な書き方のポイントは大きく分けて3つの項目になります。
・なぜゲーム業界を選んだのか
・なぜこの会社なのか
・何ができるのか、したいのか
自分の夢、将来についての具体的なビジョンをもっていることが好印象につながります。自分が志望した理由を明確にすること、候補の中から会社を選んだする理由をしっかりと考えること、入社した後の会社へのメリットを具体的に上げられることが大切です。
新卒採用の志望動機のポイント
新卒での就職の場合、即戦力的なスキル・能力を見込まれてではなく、将来性を見込まれての採用になることが多いでしょう。しかし、スキルがあるに越したことはなく、まったく業界への理解が無くて良いというわけでもありません。ゲーム業界でどんな仕事がしたいのかを自分で理解し、その仕事にはどのようなスキルが必要で、いまそれの習得にどうむきあっているのかという、具体性があるとよいでしょう。
中途採用・未経験者の志望動機のポイント
新卒ではなく転職で、なおかつゲーム業界を未経験の場合は、熱意をアピールすることになります。前職の経験を活かすことが出来ればよいですが、活かせるスキルがあっても事務・管理・営業職などがほとんどで、プログラミングなど以外はゲーム開発とはあまりかかわりが無いかと思います。社会経験を経て、現実の難しさをしりそれでもあきらめずにゲームにかかわりたいという熱意を持っていることがアピールできるポイントになってきます。自分の作りたいもの、やりたいことについて、具体性を高めた現実的な将来像をしっかりと表現できることが大切です。
中途採用・経験者の志望動機のポイント
ゲーム業界経験者の転職は、即戦力と見込まれての採用になるでしょう。自分の持つスキルをしっかりアピールし、前職でどのような事業にかかわっていたか、具体的な成果物をあげることができるのが強みです。なぜ転職することになったのか問われる可能性もありますが、今までいた会社とこれから働きたい会社の違いなどを強調することで逆にアピールすることもできます。
職業ごとでの志望動機の書き方のポイント
志望動機で具体的ななりたい職業をしぼってあげる場合は、その職業についての知識などが無ければいけません。志望動機でその職業について理解をしていると面接担当者に判断されるために、具体的な仕事内容や、その仕事がどう自分に合っているのかなどをアピールできるのかもポイントです。
つきたい職業に必要なスキルや資質、実績を正しく把握し、説明できるようにしましょう。
プログラマーの志望動機のポイント
プログラマーに求めてられているのは、プログラミングスキルです。プログラミングスキルといっても数が多くあり、ゲームの種類によって使用する形式も違ってきます。その会社で使っているソフト、作っているゲームのジャンルで使われている形式について正しく把握しておきましょう。
また、プログラマーはチームで働くことが多いので、チームワークや協調性の有無もポイントになってきます。
プランナーの志望動機のポイント
プランナーに求められているのは、ニーズを特定できる力、つまり需要にこたえて売れるゲームを作れる力です。ゲームの面白さや秀逸さなどと同時に、会社という形である以上は実際に売って収益を出さなければいけません。プランナーが中途の未経験者の転職にもおすすめであると言われるのは、こういった実利的な面があるからです。市場で求められているもの、人気ゲームの特徴などを分析できる力が求められます。
ゲームに限らず過去に作り上げたものの実績や、収益を上げるための具体的な案を持ちこめると有利になります。
クリエイターの志望動機のポイント
シナリオライター・イラストレーター・グラフィックデザイナー・サウンドクリエイターなど、ゲームに肉付けをする職業をここでは総じてクリエイターと呼びます。必要とされているのがゲーム業界だけではない実力社会なので、新卒や中途でも採用の可能性が高い職業です。
クリエイターに求められているのは、とにかくスキルと実績です。絵の上手さなどのスキルは実物の成果でもあり、SNSでのフォロワー数や、作ったものの販売数などが具体的な魅力になります。ポートフォリオを作成し、自分の持つ魅力をわかりやすくまとめておきましょう。
自分の得意なジャンルと苦手なジャンルを把握していることも重要で、ゲームや会社の方向性とマッチしているかも判断されます。好きな作家や画家、漫画・アニメ・映画での表現など細かいところを語れると強みとなります。
営業職・管理職の志望動機のポイント
プロデューサーやディレクターにはゲーム業界への幅広い理解などが必要になりますが、それ以外の営業や事務にはゲーム開発に必要なスキルが求められない場合もあります。会社としては絶対に必要な給料を管理する経理など、ゲーム開発とはかかわりの少ない部署に焦点をあてて就職活動をするのも一つの手段です。
簿記やExcel・Wordなどの事務スキル、実際の経験が重視されますが、未経験の転職でも特に問題がないためつぶしが効きます。
履歴書の志望動機としてはNGなポイント
志望動機としてNGなポイントは、大きく分けると「現実性が薄い」「自分勝手で会社のことを考えられていない」の2つに分けられます。そのなかでも特に多いポイントは以下の通りです。
・熱意に具体性がない
・自信に根拠がない
・待遇への要望が先立っている
・独立することを前提としている
「ゲームが好き」「人を楽しませたい」というゲームへの熱意や情熱は、それだけでは志望動機としては形になりません。熱意の有無は強調するべきポイントですが、ゲーム業界へ就職したいという人は多かれ少なかれ同じような熱意を持っています。どうしても同じ様な内容になってしまうので、ただ好きという感情だけではなく具体性が必要です。どういったゲームがなぜ好きなのか、どのようにすれば人を楽しませられるのかを考えておきましょう。
「採用されれば〇〇をしてみせます」「〇〇には自信があります」など、自分の能力に自信がある発言は、それに見合った成果や過去の成功例がなければ、ただの口だけの自慢になってしまいかねません。どのような状況で、どんな形でなら自分が力になるのかを正確に把握しましょう。
「場所が近いから」「給料などの待遇が良いから」という点は志望動機で出すべきではない話題です。働く上では大切なことですが、自分のことだけを考えているように思われてしまいます。持病などでどうしても近場でないといけない理由がある場合は、志望動機ではなく本人希望記入欄などで説明するようにしましょう。
「スキルを磨き、将来的には独立したい」という夢は会社へ就職する際にはNGです。夢がおおきく具体性もありますが、この会社では自分の思っているものを作れないと侮辱しているように取られてもおかしくありません。勤めようとしている会社のことをあまりにも考えていない発言で、将来的に辞めるとわかっている人材を取る会社は多くないでしょう。
履歴書の書き方
履歴書の書き方で一般的に注意する事柄などを説明します。
日付 | 送付日・面接当日、もしくは前日として記入 西暦・元号は履歴書を通して統一すること |
人物 | 氏名・年齢・住所・電話番号・メールアドレスなど |
証明写真 | 自撮りではなく、証明写真機を使ったものが望ましい |
勤務地について | 会社への通勤経路、最寄り駅からの時間を記載 扶養家族の有無なども |
経歴 | 学歴・職歴・褒章など 犯罪歴は、後から調べられると問題になるため正直に記載 |
能力 | 免許・資格・そのほか特筆できるスキルなど |
趣味・特技 | 特技や趣味。話を広げられるため、本当に自信のあるものに絞る |
自己PR | 自分について相手に知ってもらう項目 自分の強みから目標につなげ、具体性をもって保管するとよい |
本人希望記入欄 | 特筆しておくこと。就労にあたっての希望条件などがある場合は書いておく 病歴など、会社側に配慮が欲しい場合は別紙を用意することも大切 |
まとめ
志望動機に必要なのは、新卒・中途・経験者・未経験者どれでも大きくは変わりません。ゲーム業界や会社のことを事前にしっかり下調べすることと、自分自身のことを理解すること、現実性をおびた将来設計をすること、それらを人に伝わるように説明できることが大切です。
ゲーム業界は非常に人気で倍率も高い傾向にあります。ゲーム会社も数多く存在し、その中で自分にあった会社を見つけることは難しいでしょう。たとえ理想的な会社があったとしても、その会社が求めている人材が自分とは違うこともあり得ます。就職は自分と会社の双方が納得できる形が一番望ましい形です。そこには客観的な視点が必要になってくるので、他人に面接の練習をしてもらったりしながら志望動機を練り上げていきましょう。
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