ゲーム業界に転職可能な年齢は？年齢別の転職のコツ

たとえ何歳であろうと、年齢に見合う社会経験や能力・熱意が備わっていれば転職に無理ということはありません。しかし、年齢が上がるにつれ転職に厳しいハードルがあることも事実です。

ゲーム業界は、若い人に人気の業界でもあり、毎年多くの新卒や20代が人材として入ってきます。ゲームという複雑な面白さを持つ娯楽は、何が正しいのかという答えがなく、常に新しいアイディアや売れる商品を作る側も試行錯誤して探しています。そのため、若く新鮮なアイディアを持つ人が歓迎されています。

半面、浮き沈みの激しい業界でもあります。流行り廃れの波が激しく、ゲーム開発も激務となりやすい厳しい業界でもあるので、早期退職者など入れ替わりが激しく人手不足なのも確かです。ゲーム会社としても、辞めずに長く続けて戦力になってくれる人を欲しています。

ゲーム会社に転職するには、自分の年齢なども含め求められている役割を正確に読み取ることも必要です。

どの年代でも若い方が転職しやすく、年齢が上がるにつれ求めれらるものが多くなっていくのも事実です。しかし、ゲーム業界は募集に対して応募が多く、新卒や20代でも常に競争となる人気の業界ということを忘れないようにしましょう。未経験からの転職の場合はさらに難しい挑戦です。

20代での転職は、ライバルの多さが課題です。前述の通り非常に倍率が高く、募集人数という現実的な壁が立ちはだかります。しかし、職業や資格などの制限がゆるく募集が一番多いのもこの年代となるため、諦めずに挑戦することが転職への道となるでしょう。

30代での転職は、即戦力として期待されるため、実務的な能力の有無が鍵になります。資格やスキルが前提となっていることが多いため、それまで身に着けてきた能力を上手くアピールすることが大切です。

40代以上での転職は、実務能力や経験があることが前提となります。その上で実績や人脈などをアピールし、会社の益となるプロジェクトを作り上げるような意気込みが必要になるでしょう。


 

20代は一番転職がしやすいと言える年代です。とはいえゲーム業界は人気の業界で、倍率は高いのは変わりません。ゲーム開発に対する熱意や情熱を持ちつつ、それだけではない他の強みが必要です。

大学のサークルや、自主製作でもよいのでゲーム開発をした経験があるならば一番のアピールポイントになります。それでなくとも、ゲーム開発に何が必要なのかを考え、それに向けて学習していることやそれを示す証拠などを持っていると評価が高くなるでしょう。

また、入社はしたものの、現実とのギャップに早期退職して抜けていく人が一番多いのもこの年代となります。どんな仕事内容なのかをしっかりとわかっていることをアピールし、本当に仕事を続けていけるのか、熱意や真剣さも計られることを覚えておきましょう。

30台になると、即戦力となれるスキルや能力が必要となります。未経験でなんのスキルもないという場合はかなり厳しいのが現実です。大手のゲーム会社にだけ目標を絞ってこの年になってしまったなどでは採用は難しいでしょう。すでに中小企業などで下積みを重ね、ノウハウを経験したライバルが同年代にいると考えましょう。

ゲーム業界の中でも、なりたい職業やりたい仕事などについてしっかりと調べ、目標を具体的にしておくこと。その職業に就くために必要なスキルについて学習しておくことなどが必要です。

自分に何が向いていて、何が出来るのかをしっかりと判断し、面接でそれを充分に表現できるようにしておきましょう。目に留まったり、将来を見込まれて掬い上げられるのを待つのではなく、求められている場所に、持っているスキルで売り込みをかける必要があります。

事務や人事など、ゲーム開発とは関係の薄い部署での就職を狙うことも視野に入れるべきです。

40代以降の転職は、ゲーム業界に限らず厳しいものがあります。同年代や年上を部下にすることを避けようと思う人は多く、必然的に管理職など人の上に立つ階級での就職を狙わなければいけません。

まとめ役としての管理職などの経験を求められるでしょう。しかし、そもそもの募集枠が少ないため、時の運が強くなることも事実です。

それまでの人生で積み上げてきた実績と経験を計られることになります。自分が今まで携わったプロジェクトや成功した事業の成果、それらでできた人脈なども含めて会社にどういった貢献が出来るのかを考えてアピールしましょう。
 

様々な業界のなかでも、ゲーム業界はできたばかりの非常に若い世界です。任天堂から家庭用のゲームハードであるファミリーコンピューターが発売されたのが1983年、それから2022年の現在まで40年ほど、当時20代で会社を始めた人が60代となる程度で、定年退職する人もまだ少ない業界です。

転職をするときには自分の有用性を自分で見つけて、会社にアピールしていくことが大切です。どんな年齢でも転職の可能性はゼロではありません、自分のことと並行して会社を調べていき働き方を模索していきましょう。