ゲーム業界に入ったら後悔する? 後悔しないためのメリット・デメリットを紹介
よく「ゲーム業界に入ったら後悔した」という意見を聞きます。しかし、それは自分にとってもそうなのでしょうか。この記事では、後悔するかどうかを業界のメリット・デメリットを紹介しながら見ていきます。
ゲーム業界に入ると後悔するのか
ゲーム業界のイメージは、なんとなく「ブラックなのでは?」と思っている人もいると思います。また、就職して後悔をするパターンもあります。
後悔があっても「ゲームが好きだから」という思いが強く留まっている人もなかにはいます。実際にゲーム業界はなぜブラックだと思われるのか見ていきましょう。
ゲーム業界のデメリット
ゲーム業界で働くと後悔するとまで言われるデメリットはどんなことなのでしょうか。ゲーム業界で働くときのデメリットを紹介していきます。
休日の出勤が発生する
ゲーム業界では、ゲームをリリースする直前は忙しくなる時期があります。平常時と繁忙期の差が大きいので、仕事が辛く感じることもあるでしょう。ゲーム業界ではプロジェクトによっては納期直前には休日も作業をし、納品に間に合うよう追い込みの作業を行うことがあります。また、オンラインゲームやソーシャルゲームならば障害が発生した際に休日に呼び出されるケースもあります。ただし、プロジェクトの繁忙期が終われば振替休日や有休を取得することは十分可能です。
最近では、土日のリアルイベントも中止になり、スマホゲームの開発職は自宅で作業する人もいます。しかし、家庭用ゲームの開発職では、セキュリティ管理上ゲーム開発機を持ち出せない関係で、会社での作業を強いられることもしばしば。
また、家庭用ゲームとスマホゲームの会社では、どこが辛いのかも違ってきます。例えば、辛さで言えば家庭用ゲームではフィジカル面が、スマホゲームではメンタル面が辛くなってきます。
現場の給料が安い
基本的にゲーム業界の給料は高くありません。しかし、スマホゲームを開発しているゲーム会社は、他のゲーム会社に比べると高くなっています。一般的には20代が300万円台、30代が400から500万円台、40代が500万円台以上です。一方、スマホゲーム会社では20代500万円台、30代500から700万円台、40代は800万円以上となっています。
こう見るとスマホゲーム会社の方が稼げると思いがちですが、流行によって移り変わりの激しいところなので、短期的なものになる可能性が高いです。
また、ゲーム会社の求人情報に載っている平均年収を観ると、一般的よりも高い数字になっています。しかしこれは、現場に直接関りがない管理職を含めた算出なので、現場で働きたい人はこの点に注意しておきましょう。
さらに、現場では給与の格差も大きいです。長く勤めている人よりも中途採用の人が貰える給料が多いこともあります。給与を上げていくには実力主義で、しっかりとしたスキルを身に付ける、自分をどうアピールしていくかが鍵となってきます。
人間関係が複雑
ゲーム業界では開発職が評価を受けます。なので、社内の発言権も強くなりがちです。これは古いゲーム会社にありがちなことで、過去にヒット作をだした人は高い役職についていることもあります。また、昇進も年功序列で体育系のノリの会社があるほどです。
一方で、比較的新しいスマホゲームの会社でも中途で有能なゲームクリエイターが入れば、もちろん今までいた社員よりも上の立場になっていきます。これが人間関係に亀裂を生んでいきます。このようにゲーム業界では上下関係の変化が激しいため、そこに反応してしまう人にはオススメしにくいです。
また、スマホゲーム会社の場合は、人間関係が希薄となっています。お互いにあまり干渉しないので、個人プレーの状態を放置していることも多々見受けられます。
さらに、リストラと言う名の早期退職制度の実施や、能力的に問題がある人の減給や降格が行われる場合が多いです。そのため、職場で一緒に働こうとする団結力や活力、雰囲気もなくなっていきます。
離職率が高い
ゲーム業界は離職率が高いです。昔からある家庭用ゲーム会社は離職率が低いのですが、スマホゲーム会社は離職率が高いくなっています。その理由は、ここに記載している様々なデメリットが原因です。
人材の出入りが激しい
スマホゲーム会社によくあることですが、人材の流れが激しいです。特にコロナ禍の現在は、いつの間にか入社して、知らない間に退職していたパターンもあります。
最初は人の流動に抵抗があるかと思いますが、環境がこうなってくると感覚が麻痺して、社員に対して興味を持たなくなってきます。
コミュニケーションが取りづらい
古い家庭用ゲーム会社には、コミュニケーションが難しい社員もいます。挨拶ができなかったり、意思の疎通が難しかったりと年齢に関係なく、そういう社員がいることがあるのです。
スマホゲーム会社の場合は、自分のキャリアアップなど自分中心の考え方の人もいて、違った意味でコミュニケーションが難しくなっています。
会社によって利益の差が開く
同じゲーム会社でも、会社によって格差は大きいです。巣ごもり需要のおかげで、ゲーム業界が大きな利益を出したと言われていますが、数年後には潰れそうな会社も存在しています。
こういうこともあるので、ゲーム業界は将来性があるからといって、どこの会社でもいいと思ってはいけません。入社した場所によって将来の働き方、収入やメンタル面に大きく作用することを知っておきましょう。
ゲームが嫌いになる
ゲームが好きで入った業界でも、ゲームが嫌いになることもあります。ゲーム制作イコール楽しさではありません。ゲーム会社のデメリットを目の当たりにして、ゲームが嫌いなったり、楽しめなくなったりもする人は多いです。
ゲーム業界のメリット
ここからはゲーム会社で働くメリットを紹介していきます。いままでのデメリットがキツイと思った人は、ここからのメリットも見てゲーム業界に入るか考えてみてください。
テレワークで仕事ができる
テレワーク化が進んでいる現在、ゲーム業界ではスマホゲーム会社のテレワーク率が非常に高くなっています。一方で、家庭用ゲーム会社は開発機材を持ち帰れないため出勤を余儀なくされます。
ゲーム業界全てがテレワークとまではいきませんが、他の業界に比べるとテレワーク率は高いです。このおかげで、会社に行く時間や残業をすることも少なくなり、ゲーム業界の環境がブラックというイメージは薄くなっているのではないでしょうか。
服装も髪型も自由
ゲーム会社では、服装と髪型も自由な環境で働くことができます。役員でも服装が自由なので、スーツを着たくない人にはうってつけです。
また、物を食べたり飲んだりするのも自由、ゲームを遊ぶのも自由という環境となっています。大きいゲーム会社になればカフェテリアもあり、アルコールも提供されているところもあります。
この自由度の高い労働環境はゲーム業界ならではのメリットです。
フレックスタイム制で時間が自由
勤務時間はフレックスタイム制度を採用している企業が多いです。夜遅くまで働き、昼過ぎから仕事を始める人もいます。他業種と比べてフレックスタイム制度を取り入れる所は多くなっています。これは、時間を自由にしても仕事で結果を残せるためでしょう。
ゲームの制作に携われる
やはりゲーム業界に入る利点としては、ゲーム開発に関われることです。自分が携わったゲームが世に出てることは最大の利点でしょう。
ゲームを制作していても給料がもらえ、会社の資金を使ってゲームを送り出す。このようにクリエイティブな活動ができることがメリットです。
まとめ
ゲーム業界はブラックな環境でデメリットが多いから、後悔しそうと思った人も業界のデメリットとメリットを知ってイメージが変わったと思います。「後悔するかもしれないから」という理由で、何もしないのはオススメしません。デメリットを超えるメリットが魅力的に感じたなら、ゲーム業界の就職も選択肢に入れておくのも良いでしょう。
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