ゲームモーションデザイナーとは?仕事内容や年収・必要な資格やスキル

ゲームモーションデザイナーとは?仕事内容や年収・必要な資格やスキル

ゲームモーションデザイナーとは?仕事内容や年収・必要な資格やスキル

ゲームのキャラクターなどを動かすゲームモーションデザイナー。この記事ではゲームモーションデザイナーの仕事内容や、どうすればなれるのかを紹介していきます。

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  1. 1ゲームモーションデザイナーとは?
  2. 2ゲームモーションデザイナーのやりがい・大変なこと
  3. 2.1ゲームモーションデザイナーのやりがい
  4. 2.2ゲームモーションデザイナーの大変なこと
  5. 3ゲームモーションデザイナーの年収
  6. 4ゲームモーションデザイナーになるには? あると便利な資格・必須スキル
  7. 4.1ゲームモーションデザイナーで持っておくと便利な資格
  8. 4.2ゲームモーションデザイナーに必須なスキル
  9. 5志望動機のポイント
  10. 6未経験でもゲームモーションデザイナーになれる?
  11. 7まとめ

ゲームモーションデザイナーとは?

CGデザイナーの中でも、モーションに特化した人をモーションデザイナーと呼びます。

モーションデザイナーの仕事内容は、ゲーム内のキャラクターに表情やアクション、必殺技や決めポーズの仕草をつける仕事です。さらに、動きに合わせた髪の流れ、コスチュームの揺れなど細かいところまでデザインしていきます。

モーションデザインによって、キャラクターの性格や感情も表現されていくので、命を吹き込む重要な仕事となっています。

ゲームモーションデザイナーのやりがい・大変なこと

キャラクターの命を吹き込むモーションデザイナーは、モーションキャプチャーでモーションを制作することもあれば、全て手付けでモーションを作っていくこともあります。その作ったモーションがゲームという完成形になることが、やりがいでもあります。

一方で、モーションを手付けしていく作業がモーションデザイナーの大変なところでもあります。

ここからは、モーションデザイナーのやりがいと大変なところを紹介していきたいと思います。

ゲームモーションデザイナーのやりがい

モーションデザイナーのやりがいは、一体どのようなものがあるのでしょうか。

モーションデザイナーは、キャラクターの表情や汎用モーションなどを作っていきます。この作業を通してキャラクターに命を吹き込んでいきますが、この作業を繰り返し行い出来上がるのがゲーム内のキャラクター達です。

担当した箇所が少なくても、自分の作ったキャラクターのモーションが使用されているゲームが世の中に出ることは、特にやりがいを感じるシーンです。

その他にも、担当したキャラクターの表情などが評価されていることも、モーションデザイナーの喜びになります。

開発したゲームが遊ばれていること

自分が携わったゲームが実際に遊ばれている様子を見ることは、やりがいを感じる瞬間です。楽しそうに遊ばれていると喜びを感じることができます。

ゲームの種類にもよりますが、実際にプレイしているところを見ると、達成感ややりがいをとても感じます。
また、遊んでもらえることで次のゲーム開発でもやる気を出せる瞬間でもあります。

話題になる

SNSなどでゲームが話題になることも、やりがいを感じる瞬間です。ゲーム全体の評判やキャラクターのモデル評判など、自分の関わったところがゲームユーザー達の間で話題になると、やりがいを感じます。

今はSNSでダイレクトに反応が見えるので、自分が携わった作品について知る機会が多いのでやりがいに繋がりやすいですよ。

ゲームモーションデザイナーの大変なこと

モーションデザイナーは性格の違うキャラクターごとに、モーションも変えていかなければいけません。なので、性格の違いをモーションで表現していきます。この性格をモーションで表現する作業もモーションデザイナーの大変な一面です。

また、モーションデザイナーとしてを自然なモーションを表現することも、苦労することの1つです。さらに、モーションをゲームに実装するのも苦労するポイントとなっています。

キャラクターのモデルを動かす

モーションデザイナーはキャラクターのリアルな動きを作ります。表情の細かな動きの再現など難しい点は多いですが、デフォルトキャラクターは、現実的な動きをしないことが多いので、難しく感じる人もいます。

また、キャラクターの表情や動きにあわせて洋服や筋肉の動きも変わってくるため、細部まで作りこむ必要があります。躍動感のある動きや臨場感を出すには、モーションデザイナーの力量が試されます。

自社ツールを覚える

モーションデザイナーは、モーションを作るのだけではなくゲームに実装するまでが仕事です。モーションを作成するツールはもちろんですが、実装する際には自社ツールで行う場合があります。入社したら新たに覚える必要があり苦戦しがちです。

作成ツールと自社ツールとでは動きに差異があったり、微妙な違いが生じることがあるため擦り合わせることも大変な作業の1つでしょう。

ゲームモーションデザイナーの年収

求人サイトの集計にもよりますが、平均年収は400から700万円となっています。日本の平均年収が400万円程度なので、モーションデザイナーは高めの設定です。

専門の知識が必要な仕事で希少価値が高いため、このような平均年収になっていると考えられます。

ゲームモーションデザイナーになるには? あると便利な資格・必須スキル

モーションデザイナーになるのには、あると選考に便利な資格と必須となるスキルがあります。

資格は、モデルのテクスチャに関することやCGのことについての資格を持っておくと便利になってきます。
必須スキルに関しては、コミュニケーション能力、モーションに関する観察力と造形力が必要となっています。

ゲームモーションデザイナーで持っておくと便利な資格

モーションデザイナーになるのに資格は必要ありません。しかし、持っておくと仕事や選考の際に役立つ資格があるのでオススメです。特に、Photoshop関連の資格は2Dのモーションデザイナーを目指す場合に必須スキルとなります。

また、CG制作に必要不可欠となるのでCG関連の資格も持っておくと選考やモーションデザイナーの仕事にも役立ちます。

Illustratorクリエイター能力認定試験

Illustratorクリエイター能力認定試験は、Illustratorを使用できることを評価、測定する検定です。「スタンダード」と「エキスパート」の2つの難易度があります。

Illustratorはグラフィックパーツのデザインと制作にも使用されます。モーションデザイナーの仕事にも必要になってくるので、「スタンダード」の資格を持っておくとよいです。

Photoshopクリエイター能力試験

Photoshopクリエイター能力検定では、その名の通りPhotoshopを使用できることを評価、測定する検定です。難易度は「スタンダード」と「エキスパート」の2級種となっています。

2Dモーションデザイナーに就職する際は、Photoshopの操作ができるかどうか聞いてくる求人もあります。それぐらいPhotoshopを使用します。なので、Photoshopクリエイター能力検定を持っておくと就職する時に便利になってきます。

CGクリエイター検定

CGクリエイター検定は、CG-ARTS(公益財団法人画像情報教育振興協会)の主催する5つの検定”CG-ARTS検定”のうちのひとつで、文部科学省後援の民間資格です。難易度は、「エキスパート」「ベーシック」の2つとなっています。

CGデザイナーの他にも、CGに関する職業で必要となってくるスキルをアピールできます。

ゲームモーションデザイナーに必須なスキル

モーションデザイナーは、他の職種のスタッフとのやりとりがあるので、コミュニケーション能力が必要です。

また、リアリティのあるモーションを付けるためにも身体の構造を理解して、観察できる能力が必須となります。
その他にも、アクションポーズなどを考える造形力もモーションデザイナーの必須スキルとなっています。

コミュニケーション能力

モーションデザイナーは、1人でCG制作をするわけではありません。CGデザイナーとプログラマーなど、他の職種の人とも連携しながら仕事をしていきます。チームでの仕事なので、コミュニケーション能力が高く意思の疎通が上手なことが望ましいです。

また、1つのゲームを開発する仲間として協調性も必要といえるでしょう。

観察力

ゲームの世界観を崩さないためには、キャラクターの小さな動きも妥協してはいけません。そのため、リアルな動きにするため、人間の歩き方から動物の動きまで、日常にある動作を観察する能力が必要となってきます。

人や動物の体の動きだけではなく、髪や毛がどういう動きをするか、服やアクセサリーがどんな動きになると自然か、といった細部までを見れる観察力が重要になってきます。

造形力

自然な動きを表現するには、人体構造や筋肉の動きを理解しておくことが必要です。関節の動きや、筋肉の付き方がおかしくならないように気を付ける必要があります。3Dで豊かな動きを表現するためにも、人体構造と筋肉の動きは知っておくとよいです。

また、アクションゲームのポーズでは、どうやったらアクションをカッコよく見せられるか、ポージングのセンスも求められます。

志望動機のポイント

モーションデザイナーの志望動機は、「ゲーム業界になぜ興味を持ったのか」「なぜモーションデザイナーになりたいのか」を明確に書きましょう。

最初に、どうしてゲーム業界に入りたいと思ったのかのエピソードを書きだします。そこから、入りたい会社のゲームと自分の繋がりや感じたことを書き、モーションデザイナーになりたい理由を詳しく書いていきます。

そして、自身の強みとなるスキルや経験を文章化し、志望する会社で「実現したいこと」を書いていきましょう。

未経験でもゲームモーションデザイナーになれる?

モーションデザイナーになるのには、未経験だと難しいです。ですので、美大の映像専攻やアニメーション専攻を目指すと良いでしょう。社会人には、専門学校やデザインスクールがオススメです。

独学だと高いCGソフトを購入するという金銭の問題も発生しますが、専門学校やスクールは無料で使うことができます。そのため、未経験でモーションデザイナーになる際には、独学よりも学校に通うことをできるだけオススメします。

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まとめ

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