コンセンサスアルゴリズムとは?|ブロックチェーンを支えるしくみをざっくり解説!
Web3を支えるであろう偉大な技術。ブロックチェーン。前回の記事でブロックチェーンの技術の概要をざっくり示させていただきました。今回はブロックチェーンを支える仕組みのひとつ「コンセンサスアルゴリズム」についてざっくり説明いたします!
復習|ブロックチェーンの技術とは?
前回の記事で、ブロックチェーン技術は「自己紹介ゲーム」だと、極限までざっくり説明しました。
※自己紹介ゲームだと聞いても「???」ってなると思うので、とりあえず記事読んでみてください。
とはいえ、そんなお時間がない人も本記事をお読みになっていると思うので、復習。
いつものやつですが、まじめに画像で説明するとこうなります。
ブロックチェーンのポイント
- 個々のデータ(ブロック)が、チェーン状につながっている。
- 個々のデータの中には、前のデータの要約情報が入っている。
- データの改ざんに強い
ブロックチェーンをざっくり説明すると以上のようになります。
そして、今回の本題である「コンセンサスアルゴリズム」に話を映します。
こちら、ブロックチェーンを理解しようとすると、漏れなくついてくる用語になります。
今回の記事では、コンセンサスアルゴリズムってそもそも何なのか?
なぜブロックチェーンの話をすると必ず出てくるのか?
そのあたりをざっくり解説していきたいと思います!
コンセンサスアルゴリズムとは?|「合意の決め方」のことである
さて、コンセンサスアルゴリズムの話に移ります。
コンセンサスアルゴリズム。英語だし長いしもう最悪って感じですね。
ということで、まずは横文字をやっつけていきましょう。
コンセンサスとは? = 意見の一致・合意
アルゴリズムとは? = 問題を解決するための手順や計算方法
一般的な英語辞典で意味を調べるとこのようになります。
つまり、コンセンサスアルゴリズムは、日本語にそのまま直すと
意見を一致させるための方法
もっと短い日本語にすると、合意の決め方となります。
ブロックチェーンとコンセンサスアルゴリズムの関係とは?
コンセンサスアルゴリズムが合意を作る方法だっていう話はわかりました。
でも、ブロックチェーンとどんな関係があるの?
という疑問に次は答えていきます。
それは、ブロックチェーンの各データ(ブロック)を作るときに全員で確認して
「このブロックは正しいデータだ」と合意を取っているからです。
ブロックチェーンのデータの刻み方とは?
まず、一番初めのデータがあります。これをデータAとしましょう。
例えば、ブロックチェーンを使った有名な仮想通貨であるビットコインは、
この1つのブロックに4200件の取引データが入っているそうです。
このデータのブロックを作る人はマイナーと呼ばれています。
実際のビットコインのマイニング現場では、たくさんいるマイナーが
ハイスペックなコンピューターを使って、1ブロックに暗号化されたデータを詰め込んでいるのです。
何はともあれ、この1つのブロックの4200件のデータを、あるマイナーが暗号化し終わったとします。
このタイミングです。
このタイミングでコンセンサスアルゴリズムが発動します。
ビットコインの場合の「合意の決め方」つまりコンセンサスアルゴリズムはこうです。
「一番初めに暗号化を終えた人のデータを、全員で正しいか確認する。」
イメージとしては、数学の問題の答え合わせを生徒同士で行うイメージです。
数学の問題だったら、お互いに「合っていることにしよう」と約束して追試を逃れたりする訳ですが、
ビットコインはそうはいきません。何しろ、お金ですから。
こうして、ブロックの正しさがみんなで合意されることで、次の4200件の取引データに移ります。
まとめ|ブロックチェーンとコンセンサスアルゴリズムの関係とは?
それでは、まとめに移ります。
ブロックチェーンとコンセンサスアルゴリズム
- コンセンサスアルゴリズムとは「合意の方法」のこと
- ブロックチェーンの各ブロックの正しさをみんなで確認する
「全員で確認している」ため、データの安全性・信頼性が高いのも特徴です。
コンセンサスアルゴリズムは、ブロックチェーンの信頼性を高める大事な技術なのです。
以上、ざっくりとコンセンサスアルゴリズムとその実例をご紹介してきました。
次回もWeb3関連の記事を書いていきます!
このようにして、次々にデータが連なっていくのです。