過去最大大会規模、賞金総額2億円以上のeスポーツ構想「eFootball」を発表! - ガメモ
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KONAMIは、家庭用・モバイルゲーム「ウイニングイレブン」シリーズで実施する新たなeスポーツ構想「eFootball」の概要を公開しました。
「eFootball」は、「eスポーツxフットボール」を掛け合わせた言葉で、すべての「ウイニングイレブン」プレイヤーにeスポーツの楽しさを体感してもらいたいという思いを込めて付けられたそうです。
「eFootball」構想は、各地のトップクラブ・リーグなどと強力に連携した取り組みで、欧州で開催された「eFootball.Pro League」や日本の「eJリーグ ウイニングイレブン 2019シーズン」、タイの「TOYOTA E-LEAGUE」などでの成功を受けて、より拡大発展させるものとなります。
今後、アジア・南米・欧州を始めとした各国地域のサッカー協会やリーグ、メディアとの大会を追加していく予定だそうです。
プロになるにはどうすればいいの?
「eFootball」構想の大枠としては、ふたつのリーグが設けられます。
ひとつは各国の実際のクラブがプロ選手を選出し、選手同士がクラブの威信をかけて実力を競い合う大会「eFootball.Pro」。
もうひとつは全ユーザーが参加可能のオンラインランキングに応じて大会に招待される「eFootball.Open」。
このふたつの大会を中心にシーズンを戦っていくそうです。
気になるのは「eFootball.Pro」に参加するプロ選手の選考方法です。
こちらのプロ選手は、2019シーズンを戦ったプロ選手に加えて、KONAMI公式eスポーツ世界選手権「PES LEAGUE」で優秀な成績を収めたプレイヤーを中心にオファーされます。
そして賞金総額は、今までの「ウイニングイレブン」シリーズで贈られた賞金額を大きく超える金額となるそうです。
今年のeJリーグは実際のクラブチームのサポーターも応援!
今年、モバイルゲーム「ウイニングイレブン 2019」を使用して行われた「eJリーグ ウイニングイレブン 2019シーズン」は、Jリーグの各クラブにオンライン予選を勝ち抜いたプレイヤーが所属し予選リーグを戦って、予選上位チームによってトーナメントが行われました。
今回の大会は、優勝した選手たちが所属するJリーグのクラブに賞金1500万円が贈られるということで、普段はJリーグで実際のチームを応援しているサポーターも一生懸命応援していました。特にクラブ予算の少ないJ2のチームなどのサポーターの声援が本気すぎて、実際の試合とあまり変わりませんでした。
この大会の面白エピソードがひとつあります。
大会の決勝トーナメントの解説に「ウイニングイレブン」シリーズでゲーム内の解説を務める北澤豪氏が登場して挨拶をしました。
大会に参加した選手たちは、北澤氏の現役時代を知らない小中高校生だったので、いつもゲームをしている時に声を聞いている人の実際の姿と声を目の当たりにして、選手みんなが「この人だったんだ」と驚いていました。
選手の能力じゃなくて戦術と技術で勝敗を決めるべき!?
ここで気になるのは、選択したチームによって生まれる差です。「ウイニングイレブン」といえば実際の選手の能力を反映したキャラクターデータが特徴です。J1のクラブチームとJ2のクラブチームを比べた場合、どうしてもJ1のチームのほうに能力が高い選手が集まります。
今回の大会では、その対策として、どのチームを選択しても同じになるように設定されていたそうです。そのため強いチームを取ったほうが勝つ「キャラ勝ち」が生じないようになっています。
昨年、行われたアジア競技大会のeスポーツ種目で行われた「ウイニングイレブン2018」では、対戦チームでFCバルセロナの取り合いが行われたりしていたので、「eFootball」ではどんなルールになるのか楽しみです。
秋からはeBASEBALLのシーズンが開幕!
また2019年9月16日には「実況パワフルプロ野球」を使用した「eBASEBALL プロリーグ」で、今年のシーズンを戦うチームを組織するeドラフト会議が行われます。
この「eBASEBALL プロリーグ」日本プロ野球機構とコナミデジタルエンタテインメント共催のプロ野球eスポーツリーグです。プロ野球12球団に4人のプロ選手をドラフト会議で指名して通常のプロ野球のようにリーグ戦、交流戦、クライマックスシリーズそして日本シリーズを戦います。
このeドラフト会議の模様は生配信が予定されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。