メタバースの専門書も書いた「バーチャル美少女ねむさん」! オリジナル楽曲ではさまざま人を楽しませるエンターティナーな一面も!!

メタバースの専門書も書いた「バーチャル美少女ねむさん」! オリジナル楽曲ではさまざま人を楽しませるエンターティナーな一面も!!

メタバースの専門書も書いた「バーチャル美少女ねむさん」! オリジナル楽曲ではさまざま人を楽しませるエンターティナーな一面も!!

バーチャル美少女ねむさんは「メタバース進化論」という専門書を出しているメタバースのデータを扱うVTuberです。ねむさんがメタバースに最も近いと思っているソーシャルVRの利用者のデータを取り、それをバーチャル学会やメディアにも出しています。さらに、ボイスチェンジャーを使っている自身の声のままオリジナル楽曲を歌っていて、その歌ってみた動画を集めてきちんとした表彰式も行うなど、VR民だけではなく一般の人でも参加できる企画も開催しているVTuberです。

コンテンツ [表示]

  1. 1仮想通貨からメタバースに?? 「なりたい自分」になるために必要なのはメタバース!?
  2. 2VR国勢調査にメタバース進化論!? メタバース空間で過ごす人々を調査!!
  3. 2.1メタバース利用者1200名のデータから導き出される「VR国勢調査」
  4. 2.2メタバースのことを綴った「メタバース進化論」は重版も決定した人気
  5. 3音楽でも活動中!? オリジナル楽曲ではみんなで作った超大作!
  6. 3.1みんなの力で作ったオリジナル楽曲で歌ってみたイベントと全国LIVEが決定
  7. 3.2ねむさんのオリジナル楽曲は歌ってみた動画でも周りも楽しませる

仮想通貨からメタバースに?? 「なりたい自分」になるために必要なのはメタバース!?

https://www.youtube.com/watch?v=GAPyFORudCw&t=108s

VTuberというものが数人程度しかいなかった2017年、その年に個人VTuberとして活動を始めたバーチャル美少女ねむさん。

当時はバリバリとしたボイスチェンジャーの音質と、「お前は誰だ」というワードを繰り返す動画でVTuber界では話題になりました。

いまではVIVE初代アンバサダーになりオリジナル楽曲の作成、小説やテレビ出演にメタバース国勢調査、メタバースに関する本を出版まで4年もの間に様々な実績を積み上げていった

世界最古の個人Vtuberとして活動しています。

ねむさん自身、初めはメタバースではなく仮想通貨を主軸に活動をしていました。

しかし、コインチェック事件をきっかけにホワイトハッカーにインタビューをする機会ができて、ソーシャルVRの1つであるバーチャルキャストで配信することに。

そこで本来の姿を隠しながらも、「なりたい自分」3Dで生きているかのように活動できるメタバースに注目し、メタバースについての情報を発信していくようになりました。

VR国勢調査にメタバース進化論!? メタバース空間で過ごす人々を調査!!

メタバースに最も近いのはソーシャルVRだと考えているねむさん。

ソーシャルVRでは仮想世界で自由に動き回り、ユーザー同士で交流をしています。

この空間では現実は少し違う常識や文化が育っていて、ユーザーごとにいろんな交友関係を築いてきました。

しかし、どんな目的で使っているのか、どんなアバターを使っているのかはわかりませんでした。

そこで、ねむさんは友人と一緒にソーシャルVR上でユーザーがどんなことをしているのかを、調査してレポートとしてまとめました。

レポートの知識を基に制作されたものが、ねむさんの著書となった「メタバース進化論」となっています。

メタバース利用者1200名のデータから導き出される「VR国勢調査」

ねむさんがもっともメタバースに近いと考えるソーシャルVRでは、現実とはまた違った生活をしている人がいます。

そこで、2021年にソーシャルVRの実情を明らかにするために、ねむさんと友人のミラさん(スイスの人類学者リュドミラ・ブレディキナさん)が、「ソーシャルVR国勢調査2021(通称「VR国勢調査」)」を行いました。

全世界のソーシャルVRを使用している人を対象に行われた大規模なアンケートは、1,200件の回答を得られ、それをレポートとして公開。

ソーシャルVRを使う目的、アバターの性別、ボイスチェンジャーの使用の有無、VR内での恋愛などセンシティブな内容もレポートに書かれています。

このデータはヨーロッパのVR技術会議「VRDAYS EUROPE 2021」、日本のVR学術イベントである「バーチャル学会2021」などで結果を発表されました。

「VR国勢調査」は、貴重なデータとして扱われメディアにも取り上げられています。

さらに、2022年には「ソーシャルVR国勢調査:韓国」が発表され、前回データがあまり取れなかった韓国のデータが公開されました。

メタバースのことを綴った「メタバース進化論」は重版も決定した人気

「VR国勢調査」など、メタバースの世界に大きな影響を与えたねむさんですが、やはり2022年3月19日に販売された『メタバース進化論――仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界』は活動の大きな1つだといえます。

ページ数は300ページの大ボリュームで、価格は1,980円で、amazon売れ筋ランキング№1にも選ばれ、重版もされているすごい本です。

「メタバース進化論」では「ソーシャルVR国勢調査」のデータを踏まえて、有識者と議論して得た考察と知見を基に調査結果、現象の原因、未来の可能性を論じています。

VRを利用している人に向けというよりも、VRを利用していない一般の人向けの文章です。

第1章ではメタバースとは何か、メタバースはオンラインゲームやブロックチェーンではないことが書かれています。

第2章ではソーシャルVRであるVRChat、Neos VR、cluster、バーチャルキャストの紹介・比較。

第3章はメタバースを支えるVRゴーグルやトラッキング技術、アバター技術について紹介されています。

第4章からは、ねむさんが活動初期から掲げている「人類美少女計画」のアイデンティティのコスプレ、コミュニケーションのコスプレ、経済のコスプレについて記してあります。

第7章では身体からの解放と題し、ファントムセンス(VR感覚)について書かれています。

専門家では書けない、実際にメタバースに生きている、ねむさんだからこそ書けるメタバースの解説書です。

音楽でも活動中!? オリジナル楽曲ではみんなで作った超大作!

ねむさんのオリジナル楽曲は「ココロコスプレ」と「ファントムセンス」の2曲があります。

この2つはボイスチェンジャーを使用しているねむさん自身が歌っている曲です。

それだけでもすごいことですが、ねむさんは全国LIVEも果たしました。

このオリジナル楽曲たちは、ねむさんが歌うだけで完結させるだけではなく、さまざまな人の歌ってみたを集めて表彰式をやるという周りを楽しませた歌でもあります。

みんなの力で作ったオリジナル楽曲で歌ってみたイベントと全国LIVEが決定

「バ美肉を歌で世界に届けたい」をテーマにクラウドファウンディングを行ったねむさん。

このクラウドファウンディングを元に、オリジナル楽曲の「ココロコスプレ」が制作されました。

2020年に6月4日に楽曲とPVが配信開始しました。

オリジナル楽曲「ココロコスプレ」を制作したときには、「ココロコスプレ」の歌ってみたを募集し表彰をするイベントも行いました。

50名の参加者が集まった歌ってみたイベント、その表彰式の様子は配信とnoteで公開されています。

さらに、「VTuberオリ曲ライブ」に参加することも決定。

全国という広い地域かつLIVEというリアルタイムで、ボイチェンを使用して歌うことは、ねむさん自身も当時思っていなかったことなので、ファンもそうですが、ねむさん自身もとても喜んでいました。

ねむさんのオリジナル楽曲は歌ってみた動画でも周りも楽しませる

2021年8月27日に配信された、ねむさんのオリジナル楽曲「ファントムセンス」のMVは、360°見渡せるようになっています。

タイトルにもなったファントムセンスは、テーマともなっていてVR感覚という意味です。

歌詞はTwitterで応募をかけて、作詞コンテストを開催。

さらに「ココロコスプレ」のように歌ってみたコンテストも開催して、前回を上回る55作品がエントリー、200票以上の投票もされました。

歌ってみた動画のなかにはオリジナルMVを自分で制作している人もいて、どれも力作ぞろいの作品です。

多くの場合、オリジナル楽曲の歌ってみた動画をあげる人はいますが、公式でコンテストを行って表彰式まで行うことは少ないでしょう。

そこを配信者、VRを使っている人以外にも働きかけて、周りも楽しくさせるところがねむさんの素敵なポイントだと思います。

YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/nemchan_nel
Twitter:https://twitter.com/nemchan_nel
note: https://note.com/nemchan_nel/

翠花
ライター

翠花

「翠花」と書いて「すいか」と読みます。 VTuberという存在は2018年に知り、そこから企業・個人と関係なく活動を見ています。 現在書いているVTuber記事は200本以上。主に個人勢の方を中心に記事を書かせていただいております。 プロフィールのイラストはPoさんに描いていただきました。

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