豊富な実績と高い技術力が武器 世界に勝負を挑むブロックチェーンゲーム開発会社『サムライ・ソフト』(井上様)【Web3インタビュー】

豊富な実績と高い技術力が武器 世界に勝負を挑むブロックチェーンゲーム開発会社『サムライ・ソフト』(井上様)【Web3インタビュー】

豊富な実績と高い技術力が武器 世界に勝負を挑むブロックチェーンゲーム開発会社『サムライ・ソフト』(井上様)【Web3インタビュー】

「ブロックチェーンゲーム」という言葉が世に現れてから、多くのタイトルが生まれてきました。しかしながら、ゲーム業界全体を見ると、自信をもって「わが社はブロックチェーンゲームを作れます」と言える会社は、どれくらいあるでしょうか?
ブロックチェーンゲームはその名の通り、従来のゲーム開発ノウハウに加えて、ブロックチェーンのノウハウも開発には必要です。非ブロックチェーンのゲームを作っていた会社で、一朝一夕でつくれる会社はそうそうありません。
株式会社サムライ・ソフトは、ゲーム業界に腰を据え、長年開発の第一線にいた井上様が率いる開発会社です。2019年というブロックチェーン黎明期から業界を見てきた井上様とサムライ・ソフトの現在地、そして目線を向ける先について、代表の井上様にお話を伺いました。

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  1. 1井上 敬介様
  2. 2サムライ・ソフト
  3. 3次のトレンドは『ブロックチェーン』新しい開発の始まり
  4. 4ブロックチェーンゲームの高い熱量
  5. 5新しい分野だからこそ「道を切り拓く」自立性を
  6. 6世界で勝負する「サムライ」に
  7. 6.1チャレンジと信義の会社『サムライ・ソフト』の門を叩こう!

井上 敬介様

兵庫県姫路市出身。北海道大学卒業後、2000年にセガに入社し、コンシューマーゲームの開発に従事。

同社の人気ゲーム、『Jリーグ プロサッカークラブをつくろう!』シリーズの開発に長く携わった。

2007年に退社。システム開発会社に転じ、SEとして業務系システムの開発やプロジェクトのマネジメントの経験を積む。

2012年に独立し、サムライ・ソフトを起業。
 

サムライ・ソフト

ソーシャルゲーム・ブロックチェーンゲーム・ハイパーカジュアルゲームの三領域を手掛ける開発会社。

サムライ・ソフトの名前には「日本発。世界で通用する開発会社になる」という想いが込められている。

自分たちで作ったソフトウェアで世界中の人々を楽しませ、喜ばせたい。

これが原点であり、変わらぬ目標です。

次のトレンドは『ブロックチェーン』新しい開発の始まり

ーーー本日はよろしくおねがいいたします。

ーーー井上様はセガご出身で、いわゆるコンシューマーゲームを作ってこられた方だとお見受けいたします。

ーーーそんな井上様が代表を務めるサムライ・ソフト様がブロックチェーンゲームに着手したのは、どういう経緯なのでしょうか?


井上「会社の創業は2012年で10期目なのですが、2019年ごろからブロックチェーンゲームのことを知りました。『これは面白いな』と思って研究や制作を始めました。」

井上「というのも、『次の時代はブロックチェーンが来るのではないか?』という、漠然とした感覚があったんです。」

井上「僕はもともと2000年ごろからゲームの業界に足を踏み入れました。そしてコンシューマーゲーム機の開発をしていたのですが、その当時ってアミューズメントゲーム、ゲームセンターが隆盛の時代でした。そこから20年の間に、アミューズメントが全盛の頃もあれば、グリーさんやモバゲーさんが作るガラケーのゲームの頃もあって、そして2012年以降のスマートフォン、ソーシャルゲームの時代があった。」

井上ゲームというエンターテイメントの軸が移り変わるのを、この目で見てきたんですね。

井上「技術の革新に対して、トレンドが移り変わる。きっとこれからもそうだろうと考えたときに、ゲームの『次』ってどこかなっていうふうに考えたんです。となった時に、ブロックチェーンをゲームに取り入れるっていうのは、自然の流れなように思えましたし、これまで自分がやってきたことも生かせるのではないかと思ったので、参入を決めました。」

ーーーブロックチェーンゲームが次のトレンドになる可能性を見出して、参入を決めたのですね。

井上「弊社サムライ・ソフトは大企業ではないので、常に新しいことや次のトレンドに先手を打って取り組んでいく会社になりたいと思っています。」

ーーー常に最先端、新しいものを研究して取り入れる経営戦略でいらっしゃるようにお見受けします。

ーーーブロックチェーンゲームの開発を始めて、いかがでしたか?

井上「まず前提として、ブロックチェーンゲームはある種『お金』が絡んでくるために、法規制をクリアするハードルがちょっと高い。その前提で、大きく分けて二つの開発思想があるなと感じました。」

井上「一つは、日本で事業を行って、日本国内の法を守ってブロックチェ―ゲームを開発しましょうっていう、double jump. tokyoさんを中心としたグループ。もう一つは、日本の法律は後からついてくるから、海外に出ていってやれることを全部やっていこうというグループ。」

井上「そして、この二つの開発思想は時代によってどちらが流行するかが変化してきました。2018年ぐらいに『クリプトキティーズ』があって、2019年ごろにはdouble jump .tokyoさんの『マイクリプトヒーローズ』があって、2020~22年に『アクシー・インフィニティ』が来て、ときています。」

井上「現在(2022年9月)は、海外の勢力がちょっと強いように思えますが、またどこかで日本の法律のもとでプロダクトを作っていこうとする考え方が優位になってくるとは思います。」

ブロックチェーンゲームの高い熱量

ーーー貴社のHPの中で、「ブロックチェーンゲームの高い熱量」について触れていらっしゃいました。

ーーー開発会社として、ブロックチェーンゲームの熱量を感じた機会などはございましたか?


井上「開発会社としての目線でお伝えすると、例えば東京ゲームショウ。先日、3年ぶりにリアルイベントで東京ゲームショウをやりましたけれども、全体の見方として言うならば、ソーシャルゲームのブースが一気に減ったと思いますし、どっちかというと「PCゲーム」もしくは「eスポーツ関連」など、最近のトレンドがある中で「NFTゲーム」「ブロックチェーンゲーム」のブースが結構増えてたので、YGG(Yield Guild Games)さんも大きなブースを出していましたし、会社数も増えていました。」

井上「そう考えると、ここ数年での盛り上がりが凄い。以前はブロックチェーンゲーム系のイベントなんて、本当に一部のユーザーと一部の運営たちしかなかったこともあったのに、あれだけ大勢の人たちがイベントに集まるとかっていうのは、ちょっと隔世の感がありましたし。」

井上「皆さん明らかに、この3年間の自粛期間の間に準備していた。」

ーーー最近になって、確かに増えてきていると思います。

井上「そうですね。ゲームの業界的にはトレンドですし、それがどこまでユーザーさんに受け入れられるかどうかはわからないです。しばらくは『ブロックチェーンゲーム』という新しいチャレンジを続けるのではないでしょうか。」

井上「長寿ゲームがあることは素晴らしい事なのですが、その一方で、ユーザー側も開発側も新しいことを求めているのではないでしょうか。特にユーザーさんを見てみても、みんな従来のスマホゲームとは違った新しい刺激を求めているように思えます。」

井上「そして、新しいトレンドができる時は、まず開発が先に立ち上がって、その次にユーザーさんが流れてくる。」

井上「開発会社としてのサムライ・ソフトは業界最先端のところにいると思ってますし、そこトレンドを作るという、ある種壮大なチャレンジをしている所なので、ここに注力していきたいですね。」

ーーー現在貴社が開発に携わっている「BLOCKCHAIN FOOTBALL」についてもお伺いしていきたいです。

井上「BLOCKCHAIN FOOTBALLは、サッカー選手をNFTにして遊ぶ、シミュレーションサッカーゲーム・戦略ゲームになりますね。」

井上「アニモカ・ブランズ様とサイバード様と組んで今回の開発を進めているのですが、サイバード様は過去にやってきた『バーコードフットボーラー』のノウハウをお持ちで、我々もそれを開発してきました。そういった背景もあって、今回アニモカ・ブランズ様で出される予定になってます。」

ーーーサッカー選手がNFTになって、サッカーシミュレーションゲームということですね。

ーーーアニモカ・ブランズ様といえば、NFT関連企業やWeb3プロジェクトへの投資をかなり多く行っている、業界では名前の通った企業様だと理解しております。

ーーーこちらのゲームのリリースの予定などは決まっているのですか?


井上「まだβテストの段階なので、表に出せる情報も少ないのですが…今秋~今冬リリースを予定しています。」

ーーーリリースやNFTのセールが非常に楽しみです。

↓ ↓ 「BLOCKCHAIN FOOTBALL」についての詳細はこちら ↓ ↓

サイバード、アニモカ・ブランズとPlay-to-Earnモデルのサッカークラブ育成ゲーム「Blockchain Football」の開発を開始|株式会社サイバードのプレスリリース
株式会社サイバードのプレスリリース(2022年1月5日 16時00分)サイバード、アニモカ・ブランズとPlay-to-Earnモデルのサッカークラブ育成ゲーム[Blockchain Football]の開発を開始

新しい分野だからこそ「道を切り拓く」自立性を

ーーーサムライ・ソフト様は今後もブロックチェーンを始めとした新しい分野にチャレンジして行かれると思います。

ーーーそういった中で、井上様としては、今後どういった人と一緒に働いていきたいとお考えですか?


井上「一番大事なのは『自立している』ということだと思います。自分でインプットして、自分で考えて、自分でなんとかする方法を判断する。」

井上「そもそも私たちサムライ・ソフトは、世界に類を見ないゲームを作っていきたいと考えています。そうなった時に、当然ですが『先行者』はいない訳です。残念ながら。」

井上「なので、何かを生み出そうとするときにも、自分で考えて動くということができる方は、信頼できるなと思います。」

ーーー他業界からのキャリアチェンジも受け入れていらっしゃるとお伺いしています。

井上「先ほどお話した『自立性』がある方は歓迎します。ですが、やっぱりゲームが好きであってほしいという所もありますし、情報のアップデートもしていってほしいとは思います。」

ーーー私も異業種からの転向で今メディアをやっていますが、アップデートは本当に必須条件だと思います。

井上「非常に重要ですね。今サムライ・ソフトでバリバリやっている人も、知識ゼロから自分で調べて、自分で学んでいく人が伸びています。知識は後からつけていけばいいので、何よりこの分野に興味関心があることは重視していきたいですね。」

ーーー確かに、興味関心があれば自分から学びだすところもあると思います。

井上「そうですね。それに加えて、ものづくりが好きな人に来てほしいです。私は自分の好きなものじゃないとゲームにはならないと思っているんです。やっぱり開発会社であるからには、自社パブリッシュのものを出していきたいと思っていますが、出すからには『作りたいものを作る』というような考え方は持っていたいなと。」

井上「そういった時に、プロダクトアウト:マーケットイン=8:2くらいでいきたいと思っている。だからこそ、技術志向で興味関心のある方と一緒に働きたい。」

井上「日本で生まれたからには、ものづくりを続けるのは使命だと思っています。」

ーーーセガ社ご出身で、根っからの『ゲームを作ってきた人』である井上様だからこそのお考えだと感じました。

井上「あとは、習うより慣れろな部分も一定水準あって、実際にブロックチェーンゲームをプレイしている人も適していると思いますし、入社したら是非とも触っていただきたいなとは思っています。」

世界で勝負する「サムライ」に

ーーー最後になりますが『サムライ・ソフト』という社名に込められた想いをお聞かせいただきたいです。

井上「私がサムライ・ソフトを作ったのは2012年なのですが、その段階で日本のゲームって海外のゲームに結構押されてるところもあって、ちょっと歯がゆい思いをしていました。というのも、私は70年代に生まれて、80年代のファミコンや90年代のPlayStationなど、日本のゲームって世界に対してずっとリードしてきた。なので、日本としてのプライドといいますか、日本のコンテンツを再び盛り上げることに挑戦していきたいなという想いがまず一つ。」

ーーー日本のゲームコンテンツを世界で盛り上げていきたいとお考えなのですね。

井上「そうですね。ですがしかし、この先で言うならば、日本は少子高齢化が恐らく続くと思われ、人口が減っていく可能性が高いです。そういうこともあって、自分たちでオリジナルのタイトルを出せる技術と体力ができたら、海外で勝負していきたいなという想いがあります。そうやって海外に出ていったときに、『サムライ・ソフト』っていう会社名だったら、海外の人も『この会社は日本の会社なんだな』っていうのがわかる。これはある種、計算の部分です。」

井上「先ほど申し上げた志、エモーショナルな部分と、計算、ロジカルの部分の両方があって、今この名前を冠として掲げさせていただいてます。」

井上「あとは、『侍』という冠を掲げる以上は『正しく』ありたいですね。僕たちとしてゲーム開発をするにあたって、業界の中で自分たちの確固たる技術力とか、ポリシーを武器に、新しいマーケットを切り開いていきたいですし、人として当たり前なんですけど、『ずるいことをやらない』とか、『嘘は言わない』とか…そういうことを大事にしている会社にしていきたいと思っています。」

ーーー本日はありがとうございました。

チャレンジと信義の会社『サムライ・ソフト』の門を叩こう!

サムライ・ソフトでは、共に成長しながら、あらゆる可能性を広げて行ける仲間を求めています。

本記事で紹介したようなブロックチェーンゲームを始めとした、時代を先取りしたサービスを開発したい方、

新しいものを作りたいとう方、喜んでもらえるものを作りたいという方のご応募、お待ちしております!

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はがね
ライター

はがね

Web3・メタバース領域を愛しているインタビューライターです。 50社以上の企業様にインタビューし、記事を執筆してきました。 新しい分野の最前線で活躍する方のインタビューを通じて、世の中に魅力的なコンテンツを広めたいがゆえに書いています。 Twitter:@hagane_Web3 アイコンはNFTアート『MIRAI』の22番ちゃんです。

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