ゲーム好きの独居高齢者がやりたかった最新ゲームはレトロゲーム - ガメモ
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仕事を引退して時間ができたら、好きなゲームを思う存分楽しみたい。そう思うのは私だけではないであろう。しかし現実はそんなにうまくいくのだろうか。問題は不自由ない生活が送れるだけの経済的な裏付けや、同居していた家族やパートナーとの関係性もあるだろう。また人は必ず亡くなる事も忘れてはならない。
独居高齢者と言う言葉がある。
一人で生活している独居老人だがより狭義には定年退職などの形で所定の仕事には付いていない、あるいは地域社会との接点を持たない・何らかのコミュニティに属していない人を指している。また一般に、所定の仕事に付いていたり地域社会に何らかの関係を持っている場合にはあまり意識してこのようには呼ばれないとの事だ。
日本では2004年度の厚生労働省の国民生活基礎調査にて全世帯数の約8%が65歳以上の独居者、2018年度では全世帯の約26%と拡大中で、この中には親族は既に他界していていないか、もしくはいる場合でも何らかの事情により関係を絶っている場合が含まれ、他には関係を絶っていなくても親族が遠隔地に住むために連絡が疎遠となりがちなケースも含まれる。
平成 29 年 国民生活基礎調査の概況 - 厚生労働省
誰しも高齢になれば、今の健康状態や人間関係を維持したままではいられない事は認めざるを得ないだろう。
自宅に積みゲー、懐ゲーは何本ありますか?
また「老後の楽しみにあえてプレーしない!」と、発売日に購入し所謂積みゲーとし、いざプレーする日が来たとしてもレトロゲームとなってしまい、自身やモニター、ソフト・ハード含めてプレー可能な状況かは疑問ではないだろうか。
はじめてメガドライブで遊んだ日は、「今後これ以上のグラフィックは望めない!」と思ったものだが、すでに自身の中ではレトロゲーム扱いとなってしまい、プレーするのに古臭い感じは否めない。
レトロゲーム(Retro Game)とは、「古いゲーム」「昔のゲーム」といった意味で使われる。レトロ(回顧、復刻)とあるが、レトロゲームという場合は当時作られた物を示し、意味としては骨董品(本当に古い物)である。古くても数多く現役稼働している物などはレトロゲームとは呼ばれないこともある。主観により、その年代の範囲が異なるため、多少のばらつきがあり、レトロゲー、オールドゲーム、懐ゲーなどとも呼ばれる。
例えばサラリーマンを引退するのが20年後だとして、最新作を発売日に購入しなくてもきっと20年後の「レトロゲーム」とみなされるゲームの多くは中古品やオンラインでのアーカイブとして入手可能ではなかろうか。
事実、ゲーム専門店で中古品を扱う例は1990年代以前から存在しているが、2000年代以降はゲームソフトも扱う新古書店や電子商店街の台頭によって過去のゲームが安価で入手できる機会が増えた。
希少なソフトが高額で販売される一方、出荷数の多い有名作などは極めて安い価格で手に入れることができる。また、特許権の消滅によってゲーム機本体の互換機も発売されるようになった。過去にも海賊版として互換機は製造されていたが、正規品の生産終了及び特許権が切れたことに伴って黙認されるようになっている。
互換機やデータによるソフト販売など、小さな自分には想像もしなかった事がすでに当たり前になっているのだから、これからはもっと素早く変化してしていくに違いない。
老後はだれでもやってくる
そんな時に年老いた肉体は、現在より少しだけ衰えてゲームを楽しめるのだろうか。eスポーツのプロゲーマーは年齢24歳をピークに衰え始めるとの報告もある。若いころに楽しめた部活動でのスポーツでも、高齢になっても継続している人が徐々に離れていくように、待ち焦がれたゲーム三昧の生活も果たして叶うものであろうか。
自分だけは大丈夫だと思いながら、特殊詐欺の被害にあう高齢者が後を絶たない事からも、全てにおいて計画的に準備をしたとしても難しいのだと肝に銘じておきたい。