新時代のビール「Crypto Beer」とは? コミュニケーションの未来を追求するCrypto Beer Punks
NFTプロジェクト「Crypto Beer Punks」は、コミュニケーションツールとしての「理想のビール」を追い求めるプロジェクトです。
今回は、FounderのNakanさんとコミュニティマネージャーのmountlongさんに、本プロジェクトの魅力と展望、そしてコミュニティについてお伺いしました。
NFTアート「CryptoBeerPunks」とは?
Crypto Beer Punks(CBP)は、既成概念にとらわれない新しい価値を持つ理想のビール「Crypto Beer」を見つけるコミュニティです。
2022年12月17日にリリースされたジェネラティブNFTを中心に、リアルブルワリー「GRANDLINE BREWING」の建設や、ホルダー限定のイベントなど、メンバー同士のコミュニケーションを主軸としたプロジェクトを展開しています。
2022年12月13日にはクラフトビールメーカー「BREWDOG」とのコラボの発表など、リアルでのコンテンツ展開にも積極的な点が特徴です。
NFTの魅力:豊富な特典
Crypto Beer Punksでは所持しているNFTの個数に応じて様々な特典が付与されます。
スタンダードホルダー(NFTを1~4個保有したホルダー)
NFTを1~4個保有しているホルダーには
・Discordコミュニティでの投票権・決定権の付与
・ブルワリーでのホルダー限定イベントへの参加権の付与
・コラボビールの割引特典の付与
が行われます。
これに加え、オリジナルグラス・ビールのプレゼント抽選や厳選したビールの体験イベントが実施される予定です。
スペシャルホルダー(NFTを5個~9個保有したホルダー)
NFTを5個以上保有しているホルダーは、スタンダードホルダーの特典に加え
・コラボビール、オリジナルビールorオリジナルグラスのプレゼント
・オリジナルコースター、ステッカーのプレゼント
が行われます。
それに加え、限定イベントにて「リビール」と称し、クラフトビール飲み放題となる特典も付与される予定です。
またNFTを10個以上所有するホルダーには「レジェンドホルダー」として、今後オリジナルラベルのデザイン権およびラベルを使用したビールのプレゼントが特典として行われる予定です。
レジェンドホルダー(NFTを10個以上所有するホルダー)
NFTを10個以上所有しているホルダーは、スタンダード・スペシャル両方の特典に加え、
・完全オリジナルビールのラベルデザイン制作権
が付与されます。
Nakanさん(@nakan_12)
mountlongさん(@mountlong_bcg)
この記事のポイント
- 「乾杯のその先」を目指すNFTプロジェクト
- 持ち続けることが価値になるNFT
- ユーザーと共にストーリーを作っていく
- 日本で一番乾杯できるコミュニティへ
ビールを越える、新たな体験を生み出す
――Crypto Beer Punks様のコンセプトは独特な立ち位置があると思います。
――Crypto Beer Punks様の追求する「Crypto Beer」とはどのようなものなのでしょうか?
Nakan「簡単に言えば、『コミュニケーションツール』としてのビールです。」
Nakan「僕自身がビール好きで、ビールを飲むときに一番大事なものを考えた時、それは乾杯だと思ったんです。誰かと杯を酌み交わすことの始まりを意味しますし、何よりお酒はコミュニケーションを潤滑にします。」
―――ビールを『コミュニケーションツール』としてとらえなおしているのですね。
Nakan「はい。ですが、ビールなどのお酒同士だったら乾杯しやすいんですけど、逆に人によってはビールなどのお酒以外だと壁を感じてしまったり、そもそもお酒が弱くてウーロン茶で、という人もいると思います。」
Nakan「ビールを飲む人も飲まない人も『乾杯』という素敵な体験ができるようになる、Crypto Beerはそんな新しいコミュニケーションツールの概念を目指しています。私はこれを、『ビールをを超える新たな体験』と呼んでいます。」
Nakan「Crypto Beerの正体はわかりませんし、まだ見つかってもいません。そんな秘宝のようなものを一緒に追いかけていくために作ったのがCrypto Beer Punksです。」
Nakan「その第一歩として、まずはブルワリーを作りました。『GRANDLINE BREWING』という名前で、横須賀で建設しています。」
Nakan「そこで実際にビールを作り、ホルダーの皆さんと乾杯しながら、今後の方針を探していきたいと思っています。」
―――NFTプロジェクトがブルワリーを作るのは驚きです。非常に大きなスケール感のプロジェクトであることが伝わってきます。
Nakan「ありがとうございます。ちなみに、最終的な目的は新時代のビールを創り出して、ビールを愛する全ての人と乾杯するということなので、ビールが飲めない人に向けてCrypto Beer Glassというグラスも作っています。」
Nakan「ビールを飲めない人、物理的にCrypto Beerを購入できない海外の方でも、これに飲み物を注げばCrypto Beerになる、そんなコンセプトで開発しました。」
――ビールが好きな人に向けての理想のビールを作る試みと、ビールを飲めない人たちに向けた試みが同時に進行している形ですね。
――どんな人でも、Crypto Beerで一緒に乾杯しませんか、というコンセプトは非常に面白いと思います。
NFTホルダーと共に作る「Crypto Beer Punks」
――Crypto Beer Punksというプロジェクトにおいて、NFTが果たしている役割についても教えてください。
mountlong「まず一番は、運営とホルダーの双方向的なつながりを作る役割があります。」
mountlong「まず大前提として、Web3プロジェクトの強みはユーザーとコミュニケーションを取りながら、彼らを仲間として巻き込んで一緒にコミュニティを作っていける点だと思っています。」
mountlong「実際に運営していく中で、コミュニティメンバーの繋がりに助けられた部分も多々あります。その経験があったからこそ、ユーザーとのコミュニケーションは非常に大事にしていきたいと考えています。」
――どのような場面で助けられたのかお尋ねしてもよろしいでしょうか?
mountlong「じつはCrypto Beer Punksはセールを延期したことがあるんです。当日ミントサイトでトラブルが発生し、結果的にスタートを1週間先延ばしすることになりました。」
mountlong「セールを延期することは、これから発足するNFTプロジェクトとしては致命的です。ただ僕たちも諦めたくなくて、その想いを期待しているコミュニティのみなさんに伝えるために音声配信イベントを開催したんです。『延期はしたけど後悔はさせない、このプロジェクトをみんなとともに創っていきたい』と、思いのたけを語りました。」
mountlong「私たちは謝罪会見くらいのつもりで、多くの叱責を受けるだろうなと思って臨んだのですが、実際にコミュニティからは非常に暖かい言葉をかけてもらったんです。僕たちがやってきたことを見てくれる人がいるんだ。自分たちの言葉に反応して信頼してくれる人がいるんだと背中を押されました。」
mountlong「なので、NFTを通じて皆にプロジェクトをもっと好きになってほしいし、NFTを長く持ち続けてほしいという気持ちがあって、そのためにNFTを持っていること自体に価値を感じられるようにブランディングしていくつもりです。」
―――コミュニティメンバーへの感謝と、その感情に裏打ちされた『絶対に成功させる』という決意を感じます。
――関連してコミュニティ運営についてお聞きしたいと思います。
――まず、Discordのチャンネルに『Bar room』があることに驚きました。
mountlong「Bar roomは、最終的な形としては皆が自由に乾杯出来るスペースにしていきたいと思っています。ただ、現在では運営が主導して、そこにユーザーを巻き込んでいく形を採っています。」
mountlong「コミュニティマネージャーである私の理想としては、皆が主役になるコミュニティ作りをしたいのです。ですが、最初から自由に開放してもユーザーが戸惑ってしまうので、まずは運営が楽しむ形を見せて、ユーザーを巻き込んでいく。」
――それだけでもユーザーにとっては十分に魅力的であるように感じます。
mountlong「そうですね、実際NAKANさんが出ると盛り上がったりして、現地点でもホルダーさんには楽しんでいただけている場になっていると思います。」
mountlong「そうやって楽しい場にしつつ、同時に僕たちの思いもしっかり伝えていく活動も行っています。僕たちがやりたいことは何なのか、一緒にコンテンツを作っていきたいんだ、という思いを声で発信することは非常に大事だと思います。」
――文面では伝わらない熱量も、声なら伝えられる、声にはそういう力があると私も思います。
――一緒にコンテンツを作っていきたいということですが、NAKANさんはクリエイターの立場から、双方向的なコミュニティ運営でコンテンツを生み出すことをどう捉えていますか?
Nakan「そうですね。皆で何かを作ること自体が、非常にクリエイティブな活動だと感じています。一方で、私の今までのクリエイター人生の中で『皆とクリエイティブをする』ことがあまりなかったので、新鮮でした。」
Nakan「例えば、NFTの文化の中で『WIP』というものがあります。平たく言えば『途中経過を見せる』ことで、それに対してファンの方から色々コメントをもらって、より良いクリエイティブにしていくということです。企業としてコンテンツを作る場合、基本的には完成品を見てもらうことが第一だったので、途中経過を出すこと自体があまり無かったんです。」
Nakan「ただ実際にやってみると、自分とは違う価値観、クリエイティビティを持つ人が真剣に一緒に考えてくれることで、自分の持っているものが何倍にも膨れ上がらせてくれる感じがしました。そういう意味で、自分の価値観も含めて、クリエイティブの在り方が大きく変わった感覚があります。」
――『皆で作る』ことで、クリエイティブとしても良い影響があったのだということを感じました。
リアルへ進出するNFTプロジェクト
――12月には現実のクラフトビールメーカーのBREWDOGさんとコラボレーションが発表されました。今後もこのようなリアルとのコラボレーションを行う予定なのでしょうか?
Nakan「はい。今後はむしろリアルとのコラボレーションに力を入れていきたいと考えています。」
Nakan「意図としては、NFTを知らない方、NFTを触ることに不安を感じている方にも、NFTプロジェクトであるCrypto Beer Punksに触れてもらうことが目的です。」
―――NFTに限らずですが、実際に触れることでイメージが変わることもあると思います。
Nakan「はい。ですがそのためには、どうしてもリアルで活動されている方の力を借りる必要があります。コラボをすることで安心感を持ってもらったり、多くの人に興味を持ってもらいたいです。」
Nakan「今のステータスで言うと、試作したビールを実際に店頭に置いてもらったりしています。このような『リアルにCrypto Beerを届ける』活動に今一番力を入れています。」
mountlong「ビアバーやビアレストランのような飲食店でも展開を進めていますので、実際に手に取って感じてもらえる形になっていると思います。そこからCrypto Beer Punksを知ってもらう、楽しんでもらえるようにしたいと思っています。」
―――その他、Crypto Beer Punksの広報戦略といいますか、『触れてもらう』ためのアイディアはありますか?
mountlong「そうですね。例えばビール以外にもリアルカードのような、より身近な形でアイテムを配布したり、NFTの購入ハードルを下げたりすることで、NFTに不慣れな人でも触れやすい体制を作っています。」
mountlong「実際に『Pie』というクレジットカードでNFTを買えるマーケットがありまして、そこに登録させていただきました。仮想通貨ではなく円で購入できる状態になっているので、お買い求めやすくなっているかと思います。」
――それは個人的に、素晴らしいことだと思います。想像以上にリアルで幅広く展開されていて、非常に可能性のあるプロジェクトだと感じました。
「日本で一番乾杯できるコミュニティ」を目指して
――最後に、Crypto Beer Punks様の今後の展望をお聞かせいただきたいと思います。
Nakan「最終的には、運営無しでもメンバーの自発的な活動でイベントを展開できるコミュニティを作っていきたいと思っています」
Nakan「クラフトビールを作りたい人が人を集めたり、ノウハウを集結させる機能も持ちたいと思っています。そういった人たちがイベントを開催しやすくしたり、ビール好きな人がそういったプロジェクトの支援ができる体制を作ることが将来的な目標です。」
――コミュニケーションを目的としたコミュニティであると同時に、クラフトビールが好きな人たちが活動しやすくなるコミュニティを作る、ということでしょうか。
Nakan「はい。クラフトビール産業は日本だと非常に新規参入のハードルが高い領域です。NFTの領域にも近しいものを感じます。なので私は、NFTと同じようにクラフトビール産業も応援したい気持ちがあります。」
Nakan「積極的にリアルの店舗さんやブルワリーさんとコラボをして、プロジェクトやブルワリーさんに貢献しつつ、一緒にクラフトビール業界を盛り上げていきたいと思っています。」
mountlong「コミュニティを担当している私としては、今後は参加のハードルをより下げていきたいと思っています。例えば、ホルダーがCrypto Beer Punksの企画としてイベントを開催できるようにすることを考えています。」
mountlong「イベントといっても『ちょっとした飲み会』でもよくて、ユーザーが主体的にプロジェクトを始めるハードルを、どんどん下げていきたいです。」
mountlong「NAKANさんの話と繋がる部分もありますが、ブルワリーの建設のような一個人で出来ない大変な部分を僕たちが担当します。その上でちょっとした部分からプロジェクトを体験してもらえるような仕組みを作れたら、ホルダーさんも含めて全員で楽しめるコンテンツにより近づくのではないかと考えています。」
――個々人が自由に色々な活動が出来て、コミュニティもプロジェクトも活性化していく。そういった体制を作っていくということなのかと思いました。本日はありがとうございました。
参考リンク集
Crypto Beer Punks公式HP: https://cryptobeer.jp/
Crypto Beer Punks公式Twitter: https://twitter.com/CryptoBeerPunks
NakanさんのTwitter: https://twitter.com/nakan_12
mountlongさんのTwitter:https://twitter.com/mountlong_bcg
OpenSea: https://opensea.io/collection/cryptobeerpunks
Pie: https://getpie.xyz/collection/cryptobeerpunks
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NOKID CREATIVE inc. CEO。エンタメコンテンツプロデュース領域の事業家でもあり、多数のアニメーション・アートワーク制作を手掛ける。「クリエイターが居心地のいい世の中へ」を理念に、クリエイターマッチングシステムの開発やクリエイターの機会創出を目的としたプロジェクトの企画・プロデュースも行う。
国内最大の個人制作アニメーションの祭典「Project Young.」企画・運営、タクティカルFPS「VALORANT」YORU PV 企画立案、クリエイターマッチングシステム「CREATORAS ASSIST」の開発・運営、セブンプレミアム×初音ミク15周年 ANNIVERSARY企画立案、ビール×NFTコミュニティ 「Crypto Beer Punks 」企画・運営