Wake up to Earnでヘルスケアの新たな形を作る AwakAppの挑戦
「早起きすることでお金を稼ぐ」新しいX to Earnの形であるWake up to Earnなサービスとして、AwakAppがβテストを実施しています。
ヘルスケア領域においてNFTやコミュニティがどのような役割を果たすのか、CEOである塩飽哲生様にお話を伺いました。
塩飽哲生様
この記事のポイント
- AwakAppは早起きを「習慣化&ゲーム化」するサービス
- 「起きる時間」を意識するだけで、快適な睡眠を作り出す
- コミュニティ&ゲームの力で早起きを促進
AwakAppは「毎朝を素晴らしいものにする」サービス
――まず、AwakAppとはどのようなサービスなのか教えてください。
塩飽「簡単に言えば、AwakAppは『スッキリした目覚めを提供すること』をテーマにしたブロックチェーンゲームです。」
塩飽「起床時間が定められたNFTを購入し、その時間よりも早く起きれば起きるほど多くのトークンが手に入る、という形のサービスになっております。」
――定められた時間に起きるのではなく、その時間よりも早く起きる必要があるんですね。
塩飽「はい。というのも、特定の時間にちょうど起きようとする場合、目覚まし時計を使うことになると思うんですが、『音で起きる』というのは健康上理想的ではないんです。」
塩飽「詳しい話をすると長くなるのですが、人間は眠るときに外敵に襲われないように耳だけは完全に休めないという学説もあり、目覚まし時計はそうした状況を利用したものなんです。」
塩飽「なので精神面を考えた際には自分のリズムで起きる、自己覚醒と呼ばれる起床の仕方が理想となります。もちろん自分のリズムが調整されれば、午前中眠たいといった状況も少なくなります。」
塩飽「イメージとしては遠足の朝にワクワクして目覚ましが無くとも勝手に起きられる、そんな体験を毎朝ユーザーに提供したいと思っています。トークンやNFTを使用することで朝起きることを意識して、自分の自己覚醒の力を引き出していくアプリにしたいと思っています。」
「早起きすること」が熟睡に繋がる
――Sleep to Earnと呼ばれるような、眠ることでトークンを稼ぐサービスはいくつかありますが、「早起きする」ことでトークンを稼ぐサービスはあまり無いと思います。
塩飽「そうですね。Wake up to Earnという形で、Sleep to Earnのサービスとは差別化されていると思います。」
――「寝ること」よりも「早起きすること」を重視したサービス設計にはどのような意図があるのですか?
塩飽「より健康にアプローチした設計にしようとした結果です。」
塩飽「寝ている最中に睡眠の質を上げることはできませんから、寝る前に睡眠の質を高める必要があります。そして睡眠の質を上げるために重要なことは、朝の早い時間に太陽の光を浴びるかどうか、ということなんです。」
塩飽「サーカディアンリズムと呼ばれるバイオリズムの周期があって、個人差はありますがそれは24時間よりも少し長くなっています。朝早い時間に太陽の光を浴びることでその周期をリセットすることができ、そうすると21時や22時頃には夜に気持ちよく眠れるんです。海外旅行に行ったとき、身体は疲れているから最初の睡眠は深く眠れるけど、朝スッキリ起きられない、とか夜中に目が覚めてしまうという時差ぼけも、サーカディアンリズムのズレから生じていることになります。」
――逆に言えば、朝ちゃんと起きられなかった場合は、その日はうまく眠れない可能性が高い、ということでしょうか?
塩飽「サーカディアンリズムは、1日に1時間の調整ができると言われています。そうはいっても、AwakAppのユーザーテストの結果からは、いつもよりも早く起きる習慣を作るには、2週間くらい継続するとスッキリ起きられるようになるようです。時差ボケも西回りより東回りがキツイと言われますが、早起きは東回りと同じ環境だからです。そう考えれば、誰しも夜型になりやすいこともおわかりだと思います。」
ヘルスケアにトークン・エコノミーが果たす役割
――トークンに関する話に移らせていただきます。
――X to Earn系のサービスは先行サービスが既に多く存在している分野だと思います。AwakAppではこれらのサービスを踏まえた上で、どのようなトークン・エコノミーを構想しているのか教えてください。
塩飽「トークンに関しては、これまでのブロックチェーンゲームをジャンル問わず研究しています。各サービスの強みや弱みなどを研究した上でよりよい形になるように需要と供給のバランスを整えたり、ゲーム性の強化を行っています。」
塩飽「AwakAppは現時点でまだβ版をリリースしている段階で、トークンが上場した後のことは未知数ではあるのですが、これまでのサービスの傾向からトークンの価値の上下をコントロールして対策していきたいと思っています。」
塩飽「それと同時にゲーム性も充実させることで、ユーザー数を減らさないための取り組みもしていきたいです。」
――最終的に、トークンを通じてユーザーにどのような価値を提供する予定ですか?
塩飽「トークンを通してゲーム内、ひいてはゲーム外の体験を充実させることは勿論、最終的にはトークンから離れた部分、AwakAppの場合は健康面で価値を感じることに繋がってほしいと思っています。」
――AwakAppの性質上、確かにユーザーにとって最大の価値は生活習慣の改善であったりだとか、トークンから離れたものだと思います。
塩飽「トークンの強みとして、ちょっとした出来事に報酬を与えられる点があると思います。AwakAppでは早起きをすることでトークンという報酬を得つつ、最終的には生活習慣の改善、それによるウェルビーイングの向上であったり、日々の充足感、学習効率の向上などの、トークンを越えた現実的な利益に繋がればいいと思っています。」
コミュニティを通じたヘルスケア
――次に、コミュニティの話に移りたいと思います。
――今後実装する予定の新機能として「social wake up」がありますが、こちらでは具体的にどのような実践が行われる予定でしょうか?
塩飽「基本的にはユーザーの皆さんがやりたいことを自由に実施していただく形を取りたいと思っていますが、現状の実践としてはアファメーションというポジティブな言葉を自分に聴かせる瞑想を行っています。アファメーションの講師をやっている方がいまして、その方に率先してやっていただいている形です。」
塩飽「リピートしている数人は2ヶ月の継続をしています。意外に平日よりも休日の参加が多いことがわかりました。せっかくの祝日を無駄にしたくない、ということから参加者が多いのだと推測しています。」
――まさに健康的な習慣であるように思います。毎朝皆で何かやるとなると、早起き自体も捗りそうですよね。
塩飽「そうですね。勿論瞑想自体も非常に重要な習慣なのですが、それ以上に『皆で』何かをしていること自体が重要ではないか、と思っています。」
塩飽「一緒に勉強をしよう、とかそういう約束事がある場合は、やはり自分一人で何かをする時よりも確実に予定を行えますよね。共通の目的を持った仲間と声を掛け合いながら、何かをするモチベーションを作っていくことがコミュニティにおける目的の一つです。」
――コミュニティと習慣作りは相性が良い、というのはその通りだと思います。
――そういった実践に対して、ユーザーの反響はどのようなものでしたか?
塩飽「『もともと夜型で、その頃は就寝時間は二時過ぎ。今までは六時くらいに起きるのも辛かったが、五時に起きるようになってから、身体が軽く感じるようになった。』『今までよりも更に自分だけの時間が作れるようになり、一日を通して行動や気持ちに余裕が出てきた』等の好意的な声を多数いただいております。」
塩飽「早起きは最初は辛いんですけど、二週間ほどで辛さを感じにくくなります。とはいえ二週間早起きし続ける、というのは一人でやるにはかなり厳しいものだと思うので、瞑想に限らずコミュニティ内で朝に皆で取り組める、楽しめるような活動を積極的に行っていきたいと思います。」
――ありがとうございます。自分も早起きが苦手なタイプなので、非常に惹かれます。
塩飽「ゲームとコミュニティの両側面で楽しみながら、いつの間にか生活習慣がよくなってた、早起きが楽になってた、というような体験を提供していきたいと思いますので、気軽に体験いただければと思います。」
AwakAppで健康的に早起きを!
AwakAppは、夢を実現するため、健康的な生活を送るため等、あらゆる理由で早起きをしたい人たちを支援するサービスです。
現在(2023年3月)では第一回クローズドβテストを終え、近日第二回クローズドβテストの日程が発表される予定です。
少しでも気になった方がいましたら、公式Discordから応募してみてはいかがでしょうか。
AwakApp Inc. CEO、 AwakAppジャパン合同会社 代表社員
スペシャリスト・ドクターズ株式会社代表取締役。
東京大学での医療事故やインシデントを防止するためのQMS研究の後、製薬会社や医療機関の戦略コンサルティングに従事する。
医療とヘルスケアに関する知見を活かし、医師の専門と患者のニーズを反映させたマッチングサービスを開発しリーズンホワイ株式会社(現スペシャリスト・ドクターズ株式会社)を起業。
がん患者のためのセカンドオピニオンサービス「Findme」をはじめとした多様なセカンドオピニオン・カウンセリングサービスを開発・展開を行い、現在はアフラックグループに事業譲渡した。