サンスポ"競馬"アンバサダー・桜舞はみの魅力とは? DONUTS×サンスポが模索するVTuberの可能性
4月9日に、『サンケイスポーツ』(株式会社産業経済新聞社)とライブ配信&動画アプリ「ミクチャ」(株式会社DONUTS)が共同で実施した「ウマVプロジェクトオーディション」からVTuber・桜舞(おうま)はみがデビューしました。VTuber初のサンスポ"競馬"アンバサダーに就任した彼女の魅力と「ミクチャ」が取り組むVR領域への挑戦について、ミクチャ事業部でVTuberによるイベントなどの企画を担当する永田様にお話を伺いました。
株式会社DONUTS
DONUTSのVR事業①|MIKUCAN
MIKUCAN(ミクカン)は、株式会社DONUTSが運営するVTuber/バーチャルライバープロダクションです。
本記事で紹介する桜舞はみ様も所属している他、チャンネル登録者数5万人を超える人気VTuber・虹河ラキや人気漫画『北斗の拳』35周年記念で誕生したVTuber・バーチャルハート様なども所属しています。
DONUTSのVR事業②|わくわく!VTuberひろばおんらいん
わくわく!VTuberひろばおんらいん(通称:わくV)とは、VTuberとXR技術を利用してより近い距離感でコミュニケーションが取れるイベントです。
VRデバイスを使用してVTuberと二人で対話できる「わんおんわん」やイベント限定のトークショーや音楽ライブ、VTuberの直筆サイン入りチェキが当たる「オンラインガチャ」などを通して、普段の配信を越えてVTuberと直に交流することができます。
DONUTSのVR事業③|ときめきVR
ときめきVRは推しのVTuberと1対1でファンミーティングを行うことができるVRコミュニケーションプラットフォームです。
まるで目の前にいるような感覚でVTuberを見ながら、好きな話題でVTuberとバーチャルルームデートを楽しめます。
DONUTSのVR事業⑤|Virtual Music Award
Virtual Music Award(略称:ブイアワ)は、VTuber・Vアーティストに焦点を当てた音楽の祭典です。
著名なVTuberは勿論、新進気鋭のVTuberに至るまで幅広いVTuberが参加し、オリジナル楽曲やブイアワでしか見られない豪華なコラボを披露します。直近の開催であるVirtual Music Award 2022では、株式会社DONUTSが提供するスマートフォン向けゲームアプリ「Tokyo 7th シスターズ」(略称:ナナシス)からVR化されたStella MiNEが出演しました。
競馬大好き脱サラ新米競馬記者・桜舞はみ
株式会社DONUTSが開発・運営するライブ配信&動画アプリ「ミクチャ」と株式会社産業経済新聞社が発行する『サンケイスポーツ』が共同で実施した「ウマVプロジェクトオーディション」からデビューしたVTuberです。
4月9日に開催された桜花賞より本格始動し、『サンケイスポーツ』公式"競馬"アンバサダーとして競馬の魅力を発信しています。
【プロフィール】
馬が好きすぎて就職した会社を1年で飛び出し、未経験にも関わらずフリーランスの道を選んだ脱サラ新米競馬記者。
童顔で可愛らしい見た目から馬券購入時によく年齢確認をされるのが悩みの種。
いつか競馬で稼いだお金で北海道に移住して引退馬を受け入れられるファームを作るのが夢。
誕生日:3月27日 年齢:23歳
身長:155cm 体重:秘密♡
好きな食べ物:からあげ 嫌いな食べ物:にんじん
好きなこと:競馬・お酒
嫌いなこと:家事・労働
好きな色:青色
趣味:写真を撮ること 特技:絵を描くこと
バーチャルの力でコンテンツの価値を拡張する
――本日はよろしくお願いします。
――ウマVプロジェクトは『サンケイスポーツ』様と共同で推進しているプロジェクトということで、こちらのプロジェクトが生まれた経緯についてお伺いしたいと思います。
永田様(以下、永田)「サンケイスポーツ様とやりとりをする中でお互いの長所を出しつつ、双方にメリットがある企画を作れそうだと思ったのがはじまりです。」
永田「まず、サンケイスポーツ様としては、デジタル化が進む中でもアナログの紙面を若い方に手に取ってもらいたい、というお考えがありました。それに対して、ミクチャからVTuberを活用した若年層へのアプローチを提案しました。」
永田「VTuberは既に若者に広く浸透している文化だと思います。実際に我々が新卒面接をしている際にもVTuberの配信を見ている方と会う機会も多いです。我々のVTuber事務所としても、サンケイスポーツ様の歴史のある媒体で、我々の生み出したキャラクターを取り扱っていただけることは、非常に大きなメリットとなります。」
永田「また、VTuberの中には競馬同時視聴や馬券予想などをしている方がいて、競馬とVTuber文化は親和性が高いと言えます。」
永田「そうした背景もあり、サンケイスポーツ様と共同でVTuberをプロデュースすることは、若い方に競馬の魅力を伝え、新聞や雑誌を手に取っていただく機会に繋がると考えました。」
――紙面で桜舞はみ様を取り上げた記事は、個人的に非常に大きな衝撃を受けました。
――こうした形でVTuberが露出していくことは非常に大事なのかなと思います。
桜舞はみの魅力|競馬を愛し、競馬の魅力を伝えられるVTuber
――今回デビューされた桜舞はみ様のお話に移らせていただきます。
――桜舞はみ様の配信を拝見させていただきました。可愛らしいビジュアルはもちろん、ゲーム配信をするための資金を競馬で集めようとしている部分が、配信での真剣さに繋がっていて面白いと感じています。
【自己紹介】はじめまして!サンスポ競馬アンバサダー桜舞はみです!【MIKUCAN/桜舞はみ】より引用
瞳の中の桜がチャームポイントの桜舞はみ(ここすき)
イラストは荻pote氏(@ogipote)が務める
【初配信】自己紹介&桜花賞予想【MIKUCAN/桜舞はみ】より引用
一年間に及ぶ競馬歴を仔細に至るまで語っており、並々ならぬ行動力と競馬愛が窺える。
――ずばり、ウマVプロジェクトに関わっている方から見た桜舞はみ様の魅力とはどのようなものなのでしょうか?
永田「競馬全体を楽しみ、その魅力を発信できる点だと思います。今回のプロジェクトにおいては、競馬というエンターテイメントに触れている『歴』よりも、競馬に対する思いや自身が感じる魅力をしっかりと表現できることが、重要だと考えています。」
永田「桜舞はみは競馬歴自体は長くはないものの、初めて競馬場を訪れた際に価値観が変わり、現在では毎週のように競馬場を訪れ、観戦や趣味の写真撮影を行っています。」
永田「競馬と日常的に関わりながら楽しむだけでなく、自分が感じた体験を色々な人に伝えていきたい、感じてもらいたいという思いを強く感じました。」
配信を越え、様々なメディアで競馬の魅力を伝える
――桜舞はみ様のTwitterを見る限り、本当に競馬や競馬場が好きなんだなと感じます。
――自分は競馬場に行ったことは無いのですが、現地のグルメを楽しみながら競馬を見るのは絶対楽しいだろうなあと、桜舞はみ様のツイートを見ていると感じます。
米沢牛メンチカツだって!!
— 桜舞はみ🤍🐴 (@ouma_hami) April 8, 2023
ハイボールで乾杯ー🍻 pic.twitter.com/U3lTrjqc2H
競馬難しい…😇
— 桜舞はみ🤍🐴 (@ouma_hami) April 9, 2023
WINSのカレー美味しい!!! pic.twitter.com/6Ix7CTe3EZ
永田「Twitter以外でも、桜舞はみはサンケイスポーツ様が運営する『サンスポZBAT!(ズバッと!)』という総合予想サイトでコラムを執筆しています。」
永田「毎週二回程度の連載で、そこで推し馬を見に競馬場へ遠征したり枠順の予想をしています。ミクチャやYouTubeで行っている配信に留まらず、Twitterやウェブサイト、新聞紙面等を通して幅広い媒体で競馬の魅力を伝えていく予定ですので、ぜひ配信以外の活躍にも注目していただきたいです。」
桜舞はみ・ウマVプロジェクトにしかできない価値を創出する
――差し支えない範囲で、DONUTS様としては今後桜舞はみ様をどのような形でプロデュースしていくのかお伺いしたいです。
永田「サンケイスポーツ様と連携している強みを生かし、より競馬に深く根付いたコンテンツを発信していきたいと思っています。」
永田「先ほどもお話ししたように、競馬の同時視聴や着順予想は、既に行っているVTuberも多くいらっしゃいます。そうしたVTuberとしての一般的な活動を行うことは前提ですが、それだけでは勿体ない。」
永田「まずは普通の企業だったらアプローチが難しい場所・人にアプローチをして、取材したいと思っています。具体的には北海道のファームであったり、ジョッキーの方や競馬学校などです。」
永田「長年競馬業界と二人三脚で歩んできたサンケイスポーツ様だからこそ築かれている信頼関係があると思います。その信頼に応えつつ活用することで、我々だからこそ発信できる情報や価値を作っていきたいと考えています。」
――個人的にこれからも応援しつつ、楽しみにしていきたいと思います。
VR領域に挑戦する『入口』をつくる
――今回のウマVプロジェクト以外にも、DONUTS様のVR領域での発表が直近でもいくつかあり、貴社のVR領域の事業にご興味持たれる企業様もいらっしゃるのではないかと感じております。
――ずばり、DONUTS様がVR領域で持つ強みとは一体どのような部分にあるのでしょうか?
永田「ミクチャ等を通じたライブ配信やゲーム事業でのノウハウを生かす形で、キャラクター制作、コンテンツ企画、イベント制作などワンストップで行うことができる点が強みだと思います。」
永田「また、自社スタジオとして運営している高精度モーションキャプチャースタジオ『DONUTS VIRTUAL STUDIO』のレンタルサービスも開始しました。スタジオの規模自体は特に大きいわけではないのですが、その分リーズナブルにバーチャルスタジオを気軽に利用できる点が魅力だと思います。」
永田「3Dモデルトラッキングを用いた動画撮影やライブ等のイベント制作、ゲームのモーション撮影など幅広くご相談を受け付けていますので、我々がVR領域で培ってきた技術力・企画力を活かして様々な企業様の支援をしていきたいと考えています。」
永田「また、ミクチャは、VTuberのいわゆる『魂』を探すオーディションのときにも有効だと考えています。実際の配信を通してどのようにファンと接して、惹きつけていくのかを確認できる点は非常に重要です。事務所に所属するVTuberは、その事務所の看板を背負って活動することになるので、『魂』の配信時の人柄を知ることも採用後のミスマッチを防ぐ意味でも非常に重要だと考えています。我々からそのようなご提案をしてご賛同いただいた多くの事務所にミクチャを活用したオーディションイベントを実施させていただいております。」
――企画やプロモーションなど、DONUTS様だからこそできる強みを最大限に生かされた企画だと感じます。
――DONUTS様は独自の配信サービスとして「ミクチャ」も運営していたり、プラットフォーム側の制限を受けずに様々な挑戦ができる点も強みだと思います。
永田「そうですね。様々なイベントをこちらで主導して開催することができるので、自由度の高い形でサービスを盛り上げることができる点は非常に大きな強みです。そうして我々と配信者、そしてリスナーが二人三脚で築き上げた文化が、ミクチャの配信サービスとしての信頼性に繋がっていると考えています。」
――VTuberの方々に向けたイベントは、例えばどのようなものがあるのでしょうか?
永田「例えば、年間を通してミクチャで活動するVTuberのNo.1を決める『ミクチャV1グランプリ』や、オリジナルキャラクターのLive2DモデルやゲーミングPCなどのVTuber活動に必要なものをプレゼントする『豪華ハッピーセット争奪オーディション』などがあります。」
――オリジナルキャラクターのLive2Dモデルだけでなく、ゲーミングPCまでもらえるのは非常に魅力的ですね。VTuber文化を盛り上げていきたい、というDONUTS様の気概を感じます。
――今後「ミクチャ」としてVTuber領域にどのように取り組んでいくのか、差し支えない限りでお考えをお聞かせいただけたらと思います。
永田「VTuberでライブ配信したいならまずミクチャ、のような形で気軽に使えるプラットフォームになりたいと考えています。」
永田「先ほど紹介したイベントであったり、ミクチャで配信をするメリットを様々な形で作っていきたいと思います。今回の桜舞はみのように、ミクチャを通してより広い舞台へ挑戦できる機会を作っていきたいです。」
――本日はありがとうございました。
株式会社DONUTSは、いついかなるときもIT企業として優れたプロダクトを作り出すことを一番に、「PRODUCT FIRST」をコーポレート・ビジョンに掲げている企業です。
企業向けのクラウドサービス事業の他、ゲーム事業、医療事業、出版メディア事業と動画・ライブ配信事業の五つの事業を展開しています。
2018年ごろからVR領域にも参入しており、現在はVTuberプロダクション「MIKUCAN」の運営をはじめとして様々なVR事業を展開しています。