メタバース転職|3DCGデザイナーとしてメタバース業界に転職できる?
メタバース業界は急速に発展しており、3DCGデザイナーの転職先としても魅力的な選択肢となります。本記事では、3DCGデザイナーとしてメタバース業界へ転職することを検討している方に向け、その魅力や将来性・転職方法などについて詳しく解説していきます。
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- 1メタバース業界の3DCGデザイナーとは?
- 1.1メタバース×3DCGデザイナーの役割
- 1.2メタバース×3DCGデザイナーの魅力
- 1.3メタバース×3DCGデザイナーの年収
- 2メタバース業界の3DCGデザイナーの将来性
- 2.1メタバース×3DCGデザイナーの需要
- 2.2メタバース×3DCGデザイナーのキャリアパス
- 3メタバース業界に転職するために必要なもの
- 3.1メタバース×3DCGデザイナーに必須のスキル・資格
- 3.2メタバース×3DCGデザイナーにあると便利なスキル・資格
- 3.3メタバース×3DCGデザイナーに求められる人物像
- 4メタバース業界未経験でも転職できる?
- 5メタバース業界への転職活動とは?
- 5.1メタバース×3DCGデザイナーの求人の探し方
- 5.2メタバース×3DCGデザイナーの志望動機のポイント
- 6まとめ|3DCGデザイナーとしてメタバース業界に転職しよう!
メタバース業界の3DCGデザイナーとは?
メタバースは、現段階で明確な定義はありませんが、一般的には「スマホやパソコンなどからアクセスできるオンライン上の仮想空間サービス」の総称とされています。
アバターと呼ばれる自分の分身を介して、他のユーザーとコミュニケーションをとることができます。さらには、イベント開催や物の売買など、現実世界と同様に取引できる様々な活用方法が生まれています。
近年メタバースは大きく普及しており、3DCGデザイナーとしてメタバース業界への転職を検討している方も多いのではないでしょうか。
まずはメタバース業界においての3DCGデザイナーがどのような仕事なのか、役割・魅力・年収について解説します。
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メタバース×3DCGデザイナーの役割
メタバースを構成する要素には、バーチャル空間(ワールド/背景・環境・シーンのこと)、小物(プロップ/ユーザーが触ることができる小道具全般のこと)、そしてアバターがあります。
それらのデザインやモデリングを行うのが、メタバースにおける3DCGデザイナーの役割です。
テクスチャ、エフェクト、アニメーションの制作なども業務に含まれる場合があります。
メタバースの3DCGデザイナーを「メタバースデザイナー」と呼ぶこともあるほどで、メタバース全体のビジュアル面のクオリティーに関わる重要性の高い仕事と言えます。
メタバース×3DCGデザイナーの魅力
Facebook社が社名を「メタ(Meta)」に変えるなど、メタバースは主に海外を中心に盛り上がっているイメージがあるかもしれません。
しかし、すでに国内でも多くの企業や自治体が参入し、新たなサービスが誕生し始めています。
メタバース業界は今後もますますの発展が見込まれているため、今から3DCGデザイナーとして働くことで新規プロジェクトの立ち上げから関われるチャンスもあるでしょう。
成長中の新しい分野に触れられることや、自ら制作したコンテンツが一般ユーザーに浸透し社会に影響を与えられることは、大きな魅力ややりがいとなります。
メタバース×3DCGデザイナーの年収
メタバース業界の3DCGデザイナーの求人を見てみると、年収は400万〜700万円の範囲が多いです。低くて350万円、多くて900万円といったところでしょう。
スキルや経験・実績によって上がっていく傾向にあるため、元々そのポジションで働いている方の場合は、転職時にその経験が考慮され比較的高い水準の年収が見込めるでしょう。
下記の3DCGデザイナーの実際の求人では、年収は360万〜800万円となっています。
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メタバース業界の3DCGデザイナーの将来性
メタバース自体の将来性は非常に高く、その中で制作に欠かせない存在である3DCGデザイナーについても活躍のチャンスが大いに期待できます。
以下では、メタバース業界における3DCGデザイナーの需要とキャリアパスについてご紹介します。
メタバース×3DCGデザイナーの需要
米国に拠点を置く大手コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーが2022年6月に発表したメタバースに関するレポートによると、2030年には世界のメタバース市場における収益規模が5兆ドル(約650兆円)に達すると予測されています。
国内市場については、三菱総合研究所(MRI)が発表したレポートにおいて、2025年に4兆円程度、2030年には24兆円規模が期待されるとの研究発表がされています。
参考:
メタバースの価値創造 (Value Creation in the Metaverse)|McKinsey & Company
CX2030:バーチャルテクノロジー活用の場としての広義のメタバース|三菱総合研究所(MRI)
メタバースの将来性が期待できる要因の一つとして、汎用性の高さが挙げられます。
現在メタバースと言えば「Fortnite(フォートナイト)」や「VRChat」などのゲーム・エンタメ分野が注目されがちですが、ビジネスの分野でもメタバースの活用が広がっています。
メタバースの活用事例
- バーチャルオフィス・オンライン会議
- バーチャルライブ・バーチャルイベント
- バーチャルストア
このような活用方法は、小売、ファッション、広告、音楽、製造、不動産、教育、医療、観光、金融など広い分野で応用され始めています。
メタバースに参入する企業・制作する企業の増加に伴い、メタバース制作における3DCGデザイナーの需要もますます高まっていくでしょう。
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メタバース×3DCGデザイナーのキャリアパス
企業によっても異なりますが、メタバース業界における3DCGデザイナーのキャリアパスは多岐に渡ります。
CG制作のスキルと共にリーダーシップや育成力、管理能力を身につけていくことで、将来的にディレクターやプロデューサー、マネージャーなどを目指していくことができます。
また、ゆくゆくはフリーランスとして独立する選択肢もあります。
メタバース業界はまだ発展途上であるため、将来的に重要なポジションを開拓するチャンスが期待できるでしょう。
メタバース業界に転職するために必要なもの
実際に3DCGデザイナーとしてメタバース業界に転職するには何が必要なのでしょうか。
もちろん、求人によって必須要件・歓迎要件・求める人物像は異なります。
以下ではそれぞれを網羅的にご紹介しますが、応募したい求人に対して自分がマッチしているかどうかは求人ページの要件をよく確認しましょう。
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メタバース×3DCGデザイナーに必須のスキル・資格
メタバースの3DCGデザイナーになるために、必ず取得しなければならない資格はありません。
特定の資格よりも、3DCG制作ツールのスキルと3DCGデザイナーとしての数年間の実務経験が求められます。これらは求人において必須要件となっていることが多いです。
3Dモデル制作で主に使用されるDCCツール(Digital Content Creation Tools)は以下の通りです。
- Maya
- Blender
- 3ds MAX
- Lightwave
- Chinema4D
テクスチャ制作には以下のツールなどが使用されます。
- Photoshop
- Substance Painter
また、Unityなどのゲームエンジンでの開発経験も必須となっている場合もあります。
現在ゲームやアニメで使われている3DCGの技術はそのままメタバースでも活用できるため、これまでの3DCGデザイナーとしてのスキルと経験をメタバース業界でも十分発揮できるでしょう。
メタバース×3DCGデザイナーにあると便利なスキル・資格
必須ではないものの、メタバースの3DCGデザイナーの業務に役立つ資格は存在します。
あると便利な資格
- メタバースマスター検定
- VR技術者認定試験
- CGクリエイター検定
- Photoshopクリエイター能力認定試験
- Illustratorクリエイター能力認定試験
- 色彩検定
メタバースマスター検定は、2022年に開始した新しい民間の資格検定です。メタバース関連の資格自体がまだ珍しいため、こちらにチャレンジしてみるのも良いでしょう。
メタバースにはVRを活用したものも含まれるため、VR技術者認定試験も選択肢として挙げられます。
また、以下のスキルもあるとなお便利です。
あると便利なスキル
- ブロックチェーンやNFTに関する知識
- Unityでの開発経験
- ゲーム業界での経験
ブロックチェーン技術を導入したメタバースプロジェクトもあり、今後も増加していくことが予想されるため、その知識も持ち合わせていると役に立つでしょう。
Unityでの開発経験は、必須要件となっていない場合でも歓迎要件に入っていることが非常に多いです。
また、メタバースの運営・開発はゲーム制作と似ている部分が多いため、歓迎要件としてゲーム業界での経験を記載している求人も多く見られます。
メタバース×3DCGデザイナーに求められる人物像
転職においては、要件をクリアしているだけでなく、企業の求める人物像に合致しているかどうかも重要なポイントです。
メタバースの3DCGデザイナーに求められる人物像として挙げられるのは、以下の通りです。
求められる人物像の例
- メタバースやVRへの興味・関心がある
- 最新のトレンドとテクノロジーへの理解がある
- コミュニケーション能力がある
メタバースやVRへの興味・関心がある
3DCGデザイナーはメタバースのCG制作を担う立場なので、当然メタバースやVRへの強い興味・関心が求められます。
最新のトレンドとテクノロジーへの理解がある
メタバース制作は常に進化しています。最新のトレンドやテクノロジーに対する理解を持ち、新しいツールや技術、サービスなどを積極的にチェックする姿勢が求められます。
コミュニケーション能力がある
メタバース業界に限らず、チームの一員として動くデザイナーには、正確に意図を汲み取る力や協調性などのコミュニケーション能力が求められます。
メタバース業界未経験でも転職できる?
メタバース業界未経験の3DCGデザイナーでも、メタバース関連の求人へ応募し転職することは可能です。
メタバース業界での経験が必須要件となっている求人はほぼ見られません。他業界でも3DCGデザイナーとしての経験があれば、十分そのスキルを活かすことができます。
とは言え、メタバースに関する最低限の知識は身に付けておくべきでしょう。
書籍や資料、ネットから情報収集することをおすすめします。実際にメタバースを利用し、全体像を理解することも大切です。
メタバース業界への転職活動とは?
メタバース業界への転職活動は、一般的な転職活動と同じように求人の探し方や応募方法を把握することから始めます。
3DCGデザイナーの場合は、ポートフォリオを提出することでスキルや経験を十分にアピールすることも大切です。
以下では、求人の探し方と志望動機のポイントについて解説していきます。
メタバース×3DCGデザイナーの求人の探し方
Web3・メタバース領域に特化した求人サイト・転職支援サービス、またはメタバース関連のプロジェクトに携わっている企業のサイトなどから求人情報を収集し、応募先を選定します。
以下の求人は、Web3・メタバース領域特化の転職支援サービス「Web3.0 Jobs」に掲載されているものです。
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「Web3.0 Jobs」では、面談を通してポジションの提案及びポジションサーチを実施してくれます。
また、職務経歴書や面接に関しての客観的なアドバイスや、条件面の代理交渉などに対応してくれるため、転職を有利に進めることができます。
メタバース×3DCGデザイナーの志望動機のポイント
履歴書や職務経歴書などの応募書類を準備する上で、志望動機は最も重要な項目の一つです。応募する企業ごとに、以下のポイントを意識して簡潔にまとめましょう。
志望動機に書くべきポイント
- その企業でなければいけない理由
- 経験・スキルをどのように活かすか
- メタバースについての強い興味・関心や学習意欲
その企業でなければいけない理由
その企業を志望した理由について説得力のある内容を書けるよう、企業の事業内容やビジョン、業務内容についてしっかりと調べて理解を深めましょう。
その上で、自分の軸やキャリアビジョンなどとの接点を見出していく必要があります。
経験・スキルをどのように活かすか
自分のこれまでの経験・スキルを転職先でどのように活かせると考えているか、根拠となる過去の実績やエピソードをもとに具体的かつ簡潔に書きましょう。
メタバースについての強い興味・関心や学習意欲
メタバースに関する知見があること、メタバースプロジェクトへの参加実績があることなど、メタバースに関する知識や経験があれば盛り込みましょう。
メタバース業界未経験であっても、興味・関心が強いことや、今後も積極的に学習やキャッチアップを行なっていきたいということをアピールしましょう。
まとめ|3DCGデザイナーとしてメタバース業界に転職しよう!
メタバースは今後も急速に発展し、ますます注目を集める魅力的な分野です。
3DCGデザイナーは、メタバースに欠かせないCG制作を担当する重要な存在として需要が高まることが予想され、将来性も期待できるでしょう。
メタバースに興味を持ち転職を考えている3DCGデザイナーは、ぜひメタバースに特化した求人サイトや転職支援サービスを活用してみましょう。
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