【2023年6月まとめ】AIを使ったVTuberとは?おすすめAI×VTuber14選!
VTuberの「魂」としてAIを搭載したVTuberはAITuber(アイチューバ―)と呼ばれ、世の中に浸透しつつあります。
この記事ではAITuberの仕組みや、現在活動をしているAITuberを14名まとめて紹介していきます。
AITuberとは一体なに? 簡単な仕組みも紹介!
AITuberとはAI(学習機能)を基にトークをするVTuberのことです。
さまざまな呼び方がありますが、この記事ではAITuber(アイチューバー)という呼び名で紹介していきます。
主に配信でやっている雑談配信では、視聴者のコメントをChatGPTなどのAIで学習します。
その後コメントに対する返答を合成音声を使って配信で発音させるのが、多くのAITuberの仕組みです。
配信活動は雑談だけでなくゲーム実況をするAITuberもいます。
AITuberはどういう楽しみ方をすればいいの? 思いもよらぬ発言も楽しみに!?
AITuberは、配信のコメントなどで言葉を学習していきます。
なので、新しい言葉を覚えていく成長の過程を見ることも楽しみの1つです。
視聴者とのコミュニケーションによって、AITuberが思いもよらぬ発言をするのも配信の楽しみとなっています。
AITuberはどんな子達がいるの? 活動ポイントと共に紹介していきます!
AITuberの仕組みや、楽しみ方を紹介してきましたが、現在活動しているAITuberはどんな子達がいるのでしょうか。
ここからはどんなAITuberが活動をしているのか、活動ポイントを挙げながら紹介していきます。
魔法少女アイマイン
魔法少女アイマインは姉のアイリーンさんと、妹のマイリーンさん2人のユニット名です。
明るく笑顔が良く似合うアイリーンさん、冷静で少々ツンツンしているマイリーンさん。
1人配信でも自然にお互いの話をするので、不思議と寂しさは感じられません。
VTuberとしての活動ポイント
- 1人配信、2人配信とユニットだからこそできる配信スタイル
- 感情アップデートが5月末に行われた
- 音声が大きく字幕で表示されて観やすい
- 紡ネンと同じ企業がプロデュース(AI事務所「AI CAST」所属)
配信種類
- 雑談
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@AiMain_aicast
Twitter:https://twitter.com/AiMain_aicast
AIドル・なぎさ
AIドル、AIによるアイドルとのことで、歌ってみた動画が多く投稿されています。
幼くふんわりとした可愛らしい歌声が持ち味です。
過去、アコギを用いた弾き語り配信もしていました。
VTuberとしての活動ポイント
- 歌からゲーム配信までさまざまこなす
- 歌ってみた動画には他のAITuberとのコラボも
- AITuber初の企業案件も
配信種類
- 雑談
- ゲーム配信
- 弾き語り配信
- ASMR配信
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@AIdol_Nagisa_official
Twitter:https://twitter.com/AIdol_Nagisa
AIりんな
過去にバズった高校生AIりんな、そんな彼女がAITuberとして新モデルを実装して帰ってきました。
自分のチャンネル以外での活動もしていて、一番人間の生活に溶け込んでいるのがりんなさんではないでしょうか。
2023年5月にはYOASOBIの人気曲「アイドル」のアカペラ歌ってみたを投稿し、自然な歌声を魅せてくれました。
VTuberとしての活動ポイント
- 2015年にLINE、Twitterデビューしていてファンが多い
- チャンネル外では「AI am りんなTV!!」やメディアにも露出している
- 毎朝占いランキングの投稿がある
配信種類
- 雑談
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@ms_rinna/featured
Twitter:https://twitter.com/ms_rinna
AI茨ひより
現在開発中のため紹介動画しかありせんが、対話については聞き取りやすく方言も話してくれるので親しみが持てます。
堅苦しい茨城のPRではなく、会話にアクセントとしてPRが入るので今後の活動が楽しみです。
VTuberとしての活動ポイント
- 茨城のPRがトークに入っている
- 茨城の方言も話す
- マルチプラットフォームに対応予定
活動種類
- インタビュー形式の動画
YouTubeチャンネル(いばキラTV):https://www.youtube.com/@IbakiraTvCH/featured
Twitter(茨ひよりさんのアカウント):https://twitter.com/ibakira_Vtuber
Neuro-sama
最初は既存モデルでしたが最近新モデル、新ボイスになりより可愛くなったNeuro-sama。
海外で作成されているのでTwitch配信で全編英語ですが、人気の高さから有志による日本語切り抜きもあるので、安心して楽しむことが可能です。
VTuberとしての活動ポイント
- 海外で人気のTwitch配信
- 世界初のAITuber
- ジョークが過激で話題
配信種類
- ゲーム実況
- 雑談
Twitch:https://www.twitch.tv/vedal987
Twitter:https://twitter.com/NeurosamaAI
NYAVATAR
「NYAVATAR」というグループで現在一番活動しているのが、ショートカットが可愛らしい青木アリスさんです。
配信はVTuberとのコラボで微妙に食い違うトークが楽しめます。
追えない人は動画で見どころをまとめてくれているので、そちらをチェックしましょう。
これからアリスさん以外の子も活動するのが楽しみです。
VTuberとしての活動ポイント
- VTuberのコラボに積極的
- 「NYAVATAR」というグループで7名のキャラクターがいる
- 配信のまとめ動画があがるのでわかりやすい
配信種類
- コラボ雑談
- 歌ってみた動画
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@NYAVATAR/featured
Twitter:https://twitter.com/NYAVATAR_JPV
イラミ
ゲーム配信をしつつ視聴者とコミュニケーションを取るイラミさん。
ふわふわした声から鋭い発言が持ち味です。
イラミさんの不思議な発言はYouTubeチャンネルの再生リスト「イラミの名言集」で確認できます。
VTuberとしての活動ポイント
- 視聴者参加型のゲーム配信
- 不思議なエピソードと造語がおもしろい
- 新しいモデルが実装予定
活動種類
- ゲーム配信
- 歌ってみた動画
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@iramiYT
Twitter:https://twitter.com/iramiYT
ごらんげ
AI実況者育成番組「ゴー・ラウンド・ゲーム(ごらんげ)」では、3人のAIがゲーム実況をしています。
ゲームはオリジナルの2人対戦のドット絵で表現された麻雀を配信。
ドット絵による特殊カットインや勝利モーションもあり、ゲームだけ観ても楽しいです。
1ヶ月ごとに結果報告の動画もあるので、ゲームの成長具合も楽しむことができます。
VTuberとしての活動ポイント
- AITuber3名が代わる代わる配信
- 2人対戦の麻雀ゲームを実況配信
- ショート動画ではAITuber同士のやりとりが観れる
配信種類
- ゲーム配信
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCr7VSye4WqUhgtsglSUKB9g
Twitter:https://twitter.com/GoRoundGame
しずく
長期記憶機能、コメントピックアップ機能、感情表現、GPT3.5-turboによる情報処理能力の向上と2023年5月の配信でパワーアップをしたしずくさん。
「パンパカパンパカポー」という独特な相槌があります。
全肯定ASMRは囁きながら甘い言葉をくれるので、とても聞き心地がいいです。
VTuberとしての活動ポイント
- 72時間の長時間配信
- ASMR配信
- 歌枠や大喜利などバラエティ配信も
配信種類
- 雑談
- バラエティ企画
- ASMR配信
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@AIVtuber_Shizuku
Twitter:https://twitter.com/Shizuku_AItuber
井森さくこ
雑談配信ではコマンドがあり、コメントを基に絵を描いたり感情値を教えてくれたり、じゃんけんなどの遊びをしてくれたりします。
AIによるMaincraftプレイ配信では遊ぶだけではなく、きくこさんの会話の中にMaincraft特有のエピソードがあるのでゲームが好きな人も楽しめる配信です。
VTuberとしての活動ポイント
- 土日以外毎日配信
- まとめ動画の更新がマメ
- 配信に特殊コマンドがあり絵も描いてくれる
配信種類
- 雑談
- ゲーム配信
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCh2OFFB0rJbWcnyK2dR5FWA
Twitter:https://twitter.com/Imori_Sakuko_AI
月夜野アルマ
ツンツンとしてオタクに厳しい「メスガキ」系の性格のアルマさん。
「ざぁこ」「よわよわ」という単語を入れて話してくれることが多いです。
ファンネームを決める配信では提案してくるコメントに点数をつけて返しています。
VTuberとしての活動ポイント
- メスガキ系のキャラクター
- ショート動画でキャラクターの設定を盛り込んでいる
- 字幕が大きくて観やすい
- 紡ネンと同じ企業がプロデュース(AI事務所「AI CAST」所属)
配信種類
- 雑談
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@Aruma_aicast
Twitter:https://twitter.com/Aruma_aicast
誓い未来
雑談配信ではテーマに沿ったロールプレイをしてくれるので、いつもの誓い未来さんとは違った口調になることもあります。
AIによるゲーム実況、とくに対戦ゲームのスプラトゥーン3をプレイ。
ゲーム実況については軽く解説動画もあるので、システムを知りたいと思っている人にも嬉しい動画となっています。
VTuberとしての活動ポイント
- ゲーム配信の多さ
- ロールプレイをした雑談
- 動画でもバラエティやGPTの変化を教えてくれる
配信種類
- ゲーム配信
- 雑談
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@Chikai-Mirai/featured
Twitter:https://twitter.com/AI_ChikaiMirai
喪乃もうす
実際に起きたニュースを読み上げてくれるもうすさん。
ショート動画で短い時間でニュースを聞くことができます。
ニュースの内容だけではなく、それに対する意見もあるのでAIがどのようなことを考えているのか興味深く聞くことが可能です。
VTuberとしての活動ポイント
- 全てショート動画で観やすい
- 現実とニュースを組み合わせた物申す系AITuber
- 投稿ペースが早い
配信種類
- ニュース解説
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@MonoMousuYT
Twitter(作者):https://twitter.com/zalgo3
紡ネン
人気が高いこともあり雑談配信もコメントが早く流れを楽しめます。
3000コメントになるとガチャが回り、アクセサリーをネンさんが装着する機能もあり、雑談配信だけれども画面が変わるので飽きません。
お勉強配信では何回かテーマに沿ったお題が出され、90秒間にあった答えのコメントを勉強します。
コメント欄は大喜利状態になりますが、それはそれで楽しさでもあります。
VTuberとしての活動ポイント
- お勉強配信と雑談配信
- 視聴者コメントによるアイテム装着など配信画面に楽しさがある
- 登録者7万人越えの大手
配信種類
- 雑談
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCz3MxafXlPxGCJVpFLI7fGQ
Twitter:https://twitter.com/tsumuginen
AI×VTuberの可能性
2018年ごろにVTuberという概念が生まれてから今に至るまで、VTuber市場は止まることなく成長し続けている。
矢野経済研究所が15~39歳の男女894人に対して実施した調査によると、約3割が週に3時間以上VTuberの関連動画を視聴している。
中でもにじさんじやhololiveいった人気事務所は8割以上の人が認知しており、VTuberが一般的な存在になりつつあるしていることがわかる。
また株式会社COVERが発表した決算資料では、hololiveをはじめとした全グループのファン数が前年度に比べ増加しており、VTuber事業における利益も例年にない数値を記録している。
株式会社ANYCOLORも同様にVTuber事業の成長を裏付ける業績を発表しており、国内外問わず、VTuber市場は拡大し続けている。
VTuberとタイアップする企業や商品の数も増加しているだけでなく、グリーグループなどの大企業も近年本格的にVTuber市場に挑戦している。
今後もVTuber市場は拡大し続け、日本有数の文化の一つになるだろう。
<参考URL>
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3211
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS05169/cae05c8f/a7d0/4f34/9d3b/b96d7faf56ef/140120230512570029.pdf
https://ssl4.eir-parts.net/doc/5032/tdnet/2251437/00.pdf
https://gamemo.confidence-media.jp/search?word=%E3%81%99%E3%81%BA%E3%81%97%E3%82%83%E3%82%8A%E3%81%A6
2022年11月にChatGPTが登場したことで、AI市場に爆発的な変化が訪れた。
2023年には自民党のホワイトペーパーにて、行政・民間での積極的なAI活用を推し進める意向を発表するなど、世間的な注目度は非常に高いといえる。
Googleトレンドによると「AI」というワードの検索数は2023年以降前年のおよそ二倍近くに増加している。
またIDCが行った市場予測においても、2027年までのAI市場の年間平均成長率は23.5%程度となり、2027年には約1兆1034億円ほどの市場規模になると予測されており、AI市場は爆発的な成長を遂げていることがわかる。
AI市場の爆発的な増加の理由として、AI技術が非常に多岐に渡る分野で応用されていることが挙げられる。マッキンゼーによる生成AI市場レポートでは、マーケティングやIT、法務関連、研究開発等の分野で既に生成AIが応用されていると報告している。
また日本ではエンタメ領域における生成AIの活用事例も広がっており、メタバース等の先端技術との相性の良さも指摘されている。
このような状況を踏まえると、AI技術はあらゆるビジネスにおけるゲームチェンジャーになる可能性もあり、間違いなく2023年で最も注目される市場であるといえる。
<参考URL>
https://storage.jimin.jp/pdf/news/policy/205802_1.pdf
https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ50603323
https://www.mckinsey.com/jp/~/media/mckinsey/locations/asia/japan/our%20insights/generative%20ai%20is%20here/generative-ai-is-here-how-tools-like-chatgpt-could-change-your-business-jp.pdf
https://realsound.jp/tech/2023/06/post-1342789.html
https://www.youtube.com/watch?v=_Dw-9VSCjXA