開発を極めた『技術者集団』 育成力と組織力が魅力の株式会社バレット|取締役中塚様
こだわりとプライドを持って、ゲームの受託開発に特化している株式会社バレット。技能派集団としてのプロフェッショナル意識とコミュニケーション力を大事にしているバレット様の魅力や採用について、同社取締役の中塚様にお伺いしました。
プログラマー集団で創業した卓越した開発力
――本日はよろしくお願いします。
――2024年に創業20年を迎えるバレット様ですが会社の特徴、強みなどお聞かせ下さい。
中塚様(以後中塚)「一番の特徴はゲームの受託開発に特化していることです。」
中塚「学生さんからもよく自社IPのオリジナルゲームは作らないのですか、と質問を受けますが、約20年間受託開発を専業としています。」
中塚「開発力の強みを最大限に生かし、発注下さるクライアント様の要望、期待以上の成果でお返ししたいと思っています。100の期待に対して、101以上の成果でお返しする。これを大事にしています。」
――受託開発に専念している理由はどのような点でしょうか?
中塚「私たちは技術者の集団として創業して、一貫して『開発』にこだわってきたためです。創業時は、6名のプログラマーと1名のプランナーというメンバーでした。」
中塚「大手のパブリッシャーで、自社ゲームの開発を担当してきた当時のメンバーが、技術に特化したいという想いで創業したのが当社です。」
中塚「やっぱり、私たちは技術者なので、クライアント様には技術で報いたい。これが創業当初から受託開発にこだわっている理由です。」
――技術力に自信があるからこそ、受託ゲーム開発に特化していくということですね。
風通しのよさを大切にする企業文化
――受託開発でクライアントのお力になることを大事にされていることが分かりました。
――一方で、クライアント様により良いアウトプットを提供するために工夫していることはございますか。
中塚「いいものを作るためには、新人からベテランまで自分の意見を率直に伝えることが必要だと考えています。」
中塚「やはり、意見やアイディアがあってこそのモノづくりですので。誰かの提案を却下しないという、企業文化を創業から現在まで続けてきました。」
中塚「例えば、マネージャーとディレクターの開発体制を整えたい、業務分掌をもっと明確にしたい、定期会議にアサインするメンバーを決めさせて欲しいなど。」
中塚「答えは『まず、やってみろ』と言われます。」
中塚「もちろん、全てが通るという事ではないですが、最初の段階で却下されることは滅多にないです。」
中塚「前例がないから、という理由で意見が通らないという事は、ほとんどなくて、もちろん結果は求められますが、提案を歓迎する文化があります。」
中塚「創業者も良く話していましたが、優れたコンテンツを生み出すには自発的に意見を出せる能動的なスタンスが必要だという考えが根底にあったのだと思います。」
中塚「新人であっても意見が言える環境は、新卒で就職活動をされている方にとっても魅力的に感じてもらえると思っています。」
ゲーム開発へのこだわりとプライド
――ゲーム開発へのこだわりを教えて下さい。
中塚「こだわりの源泉は、創業時に遡ります。」
中塚「創業当時の早い段階から自社で、ゲームエンジンを開発していました。」
中塚「今では、UnityやUnreal Engineが一般化していると思いますが、当時20年前は、そのようなサービスがない時代でした。」
中塚「当時、各ゲーム会社は、自社でゲームエンジンという土台を持ちながら開発をしていたのですが、私たちは10名ぐらいの会社規模の時から自社エンジンを持っていました。」
中塚「当時から技術力に対するこだわりは強く、クライアント様に技術力で期待に応えるというスタンスが昔から引き継がれています。」
――技術力へのこだわりと自信が、企業としてのプライドと価値を感じました。
中塚「技術力に自信がある裏付けとしては、大手パブリッシャーでハード部門経験者のプログラマーが多かったというのもあります。」
中塚「基盤から理解できるメンバーが多かった事は、自社ゲームエンジン開発にも寄与しています。」
中塚「現在は、プログラマーの他にもプランナー、デザイナーと採用を拡大していますが、技術力という強みは、これからも進化をさせていきたいと考えています。」
中塚「進化の先は、私たちのスローガンでもある『世の中にFunを生み出す。楽しい!面白い!をカタチに』につながると確信しています。」
新卒採用方針について(通年採用継続中)
――2024年度の新卒採用状況はいかがでしょうか。
中塚「まだまだ、新卒採用は継続中です。」
中塚「毎年9名は採用したいと考えています。」
――採用方法はどのようなことをされていますか。
中塚「ホームページでの通年募集はもちろんですが、各学校様に直接に伺って、対面での会社説明会も行なっています。」
中塚「募集要項では伝わらない会社の採用に対する熱量やゲーム開発に対するこだわりなど直接伝えたいとの想いですね。」
中塚「できれば各職種で複数採用し、同期の仲間として、ライバルとして切磋琢磨して欲しいと思っています。」
求める人材像
――求める人材像などお聞かせ頂けますか。
中塚「実は、経験にはあまりこだわっていない部分もあります。」
中塚「例えばデザイナーに関して最近は3DCGの作成が9割以上を占めるようになっていますが、採用段階でのCGツールの使用経験は不問としています。」
――そうしますと判断基準はどこにおいているのでしょうか。
中塚「デザイナーであれば、堅実なデッサン力を重要視しています。」
中塚「私たちは、CGツールの登場とともに馴染んできた世代ですので、デッサンする能力が高い、空間認識力に長けているなど才能があれば、必ず開花すると思っています。」
中塚「ですので、選考時点での経験はあまり気にしていません。二次選考では、各職種毎に、内容の違う実技試験を実施していますので、その際にそれぞれの職種で求められる基礎的な技術を身に着けているか、しっかり判断させていただいています。」
――学生時代にどのように過ごしてきた方を希望しますか。
中塚「面接で入社するまでに必要なことは何でしょう、とよく聞かれますが、ゲーム以外の事も含めてよく遊んで欲しいと伝えています。」
中塚「遊ぶ、楽しむ、というゲーム作りに欠かせない本質的な引出しを増やしてもらいたいと思っています。」
中塚「学生時代、ゼミなどで人をまとめる経験なども評価が高いです。」
中塚「遊ぶ心があって、ゲーム好きで、人をまとめることができるポテンシャルは魅力だと感じます。」
中塚「求める人物像としては本質的なポテンシャルがある学生を期待しています。」
研修・キャリアパスについて
――入社してからの研修スケジュールを教えて下さい。
中塚「入社してから、原則6ヶ月が研修期間です。」
中塚「その後、人によって多少前後しますが進行中の開発プロジェクトラインに入ってもらいます。」
中塚「開発プロジェクトラインに入った後も入社1年経つまでは研修扱いになります。」
――本格的な独り立ちは2年目からという事ですね。
――その後のキャリアプランの歩み方はいかがでしょうか。
中塚「まずは各職種のリーダーを目指してもらいたいと思っています。」
中塚「早いと、3年でパートリーダーになる人もいます。希望として、5年でプロジェクト単位の職種別リーダーのポジションに立ってもらいたいと思っています。」
中塚「新卒からも提案等の能動的な動きは歓迎していますので、見込みがあるなと判断しましたら、早めに抜擢を考えています。」
中塚「近年は、早期のリーダー登用が増えている傾向にあります。」
――何か理由があるのでしょうか。
中塚「一つは、研修・育成プランが順調に進んでいる点です。二つ目はロールモデルの存在も大きいと思います。」
中塚「研修・育成プランとしては、職種別基礎研修がありますが応用力も同時に身につく研修にしています。」
中塚「少人数で行っていますので6ヶ月間で成長を実感できる内容であると自信を持っています。」
中塚「もう一つは、コミュニケーションを大切にしていますので、先輩社員と接する機会を意図的に増やしています。」
中塚「目の前に目指すべき存在がいるという事は、成長を促す環境としてはベストと考えています。」
――ゲーム開発を通じて成長したいと志す学生にとっては非常に良い環境と感じました。
会話力・対話力が育成につながる
――コミュニケーション力をつけるために取り組んでいることを教えて下さい。
中塚「実は、その力を養うためにイベントなどもうまく利用しています。」
中塚「例えば、社内イベントとして社員旅行が秋口にあります。」
中塚「30人以上のイベントとなりますが、企画から仕切りまで全てその年に採用した1年目の社員に任せています。」
中塚「また、年末に納会も行っているのですが、その企画、運営も彼らの仕事にしています。」
――どのような狙いがあるのでしょうか。
中塚「大人数の旅行となると、当然ですが、企画やスケジュール調整が重要となってきます。」
中塚「年末の納会も、ビンゴ大会やケータリングの手配が必要です。」
中塚「右も左も分からない状態ですから、先輩社員との会話が自然に増え、さらに必要なことを正確に伝えアドバイスをもらう対話力も身についてきます。」
中塚「ゲーム開発は技術も大事ですが、チームで開発するものです。会話力・対話力も同じぐらい大事なのです。」
中塚「同時に初めてのことを企画する経験もできますので、ゲーム開発に必要な要素が養われていくのです。」
――やり遂げた後の充実感も得られますね。
中塚「その狙いもありますね。」
採用メッセージ(働き方や環境など)
――最後に、就職活動中の学生さんに会社としてのメッセージをお願いします。
中塚「弊社の採用ページにも同じことが記載されていますが、バレットらしさが分かる大事なことですので、こちらでも紹介したいと思います。」
《オフィス環境》
2019年に移転したばかりの新オフィス。社員の働きやすさを追求したら、バレットらしい、おもしろいオフィスになりました。
《新入社員研修》
バレットの新入社員研修は、じっくりたっぷり半年間。職種別の少人数で毎日コツコツとレベルアップをしていきます。半年後は成長が実感できるはず!
《バックアップ制度》
バレットは社員を大切にします。社員の楽しい!嬉しい!を応援する会社のバックアップ制度も整ってきました。
中塚「働く場所、育成、制度全てにおいて、良いゲーム開発を進めていく上で、非常に重要なファクターだと考えています。」
中塚「一緒に会社を盛り上げて、ともに成長しましょう。ぜひ、学生の皆さんからの応募をお待ちしております!」
株式会社バレット 提供