CEROとは | 業務内容を解説
ゲームには年齢制限のあるものがあります。
ここでは、それを認定している機関とその対象年齢、そしてどんな基準があるのかを詳しく取り上げます。
基準に順書した作品かどうかも、ご自身のゲーム選びの参考にしていただけましたら幸いです。
CEROとは。何をしている会社かを簡単に。
CEROとは、Computer Entertainment Rating Organizationの略称で、特定非営利活動法人のコンピュータエンターテインメントレーティング機構のことです。一般的に『セロ』と呼ばれています。
時代の変化とともに人々がゲームを簡単に手に取れるようになりました。子供や未成年の学生もゲームをできる時代になった反面、過激な表現による教育面での不安が出てくることとなりました。そこで一部青少年の健全育成に影響をきたすような表現を含む作品については年齢制限をかけるよう、審査している機関がCEROです。
認定マークの見方
A:黒 全年齢対象
B:緑 12歳以上
C:青 15歳以上
D:橙 17歳以上
Z:赤 18歳以上
対象年齢の早見表は、このように分かれています。規制される主な理由としては、恋愛・暴力・薬物・飲酒・喫煙・暴言などのシーンが含まれているか否かが焦点となっています。
そのほか、教育用ソフト認定や適合認定マークが付与されている場合もあります。
対象年齢は目安として...
- お子様がゲームをプレイされる場合、これらの基準に準拠した製品であるかをしっかりと確認してから購入してください。
対象年齢による違い
各々の対象年齢によって何が違うかを解説していきます。
審査基準となるゲーム内の表現については前項で触れた通りです。また、CERO Z以外はプレイヤーが対象年齢に満たない場合でも内容を認識していれば購入しても問題ありません。
ここではその中でもCERO DとCERO Zの違いを具体的にご紹介します。
両者は対象年齢に1歳の差しかありません。これらの違いはグロテスクな表現等、精神的ストレスを与える表現の有無や、教育上の観点から相応しいかどうかが基準となっています。具体的な表現内容として、殺生や人体の分離欠損、流血などに加え、アダルト描写についても規制対象となっています。
青少年健全育成の観点から、一部自治体ではCERO Zの取り扱いに厳しい条例が施行され、さらには違反した場合には罰則が課せられる場合もあるので注意しましょう。対象年齢である18歳以上の場合でも、ハードな表現に苦手意識がある方には購入をお勧めしません。
審査対象となるゲームはどんなものか
審査対象となるゲームソフトプラットフォームは、限定されています。具体的には下記のものになります。
(※ここではプラットフォーム提供元の企業名のみの紹介となります。ここに記載の企業が発行しているプラットフォームは基本的に当てはまりますが、例外もありますのでご自身がご使用になるプラットフォームサービスについて準拠されているかは最新情報をお確かめください。)
○ソニー・エンターテインメント(PSP/PS4/PS5等)
○任天堂(GB/DS/Switch等)
○Microsoft(Xbox等)
○Apple(App Store掲載のもの)
○バンダイナムコ(ワンダースワン)
○SEGA(ドリームキャスト)
○クラウドゲーム・サービス
最後に
ここまでCEROと、ゲームの対象年齢について考察してきました。
18歳以上で且つこれらを理解した上でCERO Z認証にあたるものを購入しても、いざプレイしてみると過激な表現に驚いてしまう人も一定数います。しっかりとした下調べと、CEROの認証を確認してから購入するようにすると良いでしょう。
CERO Z以外のものについてはあくまでも指標に過ぎず、法的拘束がなされているわけではありません。
ゲームに関する正しい知識を持って、皆さんがゲームを最大限楽しめることを願っております。