【ゲーム業界用語集】SNSとは|身近な情報発信ツール
最近よく耳にするSNSというワード。
誰しもが一度は利用した事があるであろう、便利なサービスです。
しかし便利な反面、気をつけないと意図しないトラブルを生む可能性も...。
SNSとはどのようなサービスかを紹介しながら、安全に楽しむ方法をご紹介します。
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SNSとは
SNSは「Social Networking Service(ソーシャルネットワーキングサービス)」の略。ソーシャルメディアの一部です。
私たちの日々の出来事を日記形式に投稿するといった使い方だけでなく、様々な活用方法があります。
例えば、情報を全世界へ向けて発信することができることを活かし、広告に利用したり、利用者からの声を聞くツールとして利用される場面があげられます。
各国の政府広報をはじめとして、公的機関がSNSを活用して情報提供を行なっている例も数多く存在します。
このようにSNSを活用した情報ネットワークは、従来技術では成し得なかった情報発信のスタイルを実現しています。
有名なSNS
一覧にしてご紹介
- LINE
会話形式でやりとりできるSNSです。
メッセージのやりとりだけでなく、音声通話やビデオ通話など便利な機能もたくさん備わっています。
友だちとして追加したアカウントへのみコンタクトが可能ですが、最近「オープンチャット」という、全LINEユーザーがそれぞれの興味のあるグループに入り、交流できる機能が追加されました。 - X(旧Twitter)
140文字以内で気軽に「つぶやき」を投稿できるSNSとして人気を博しました。
長年無料版のみで運営されてきましたが、新たに有料プランが設置され、無課金ユーザーとの差別化の動きが活発化しています。
課金ユーザーへのリターンとして、広告表示の回数減(広告が全く表示されなくなるわけではない)・投稿文字数の制限撤廃・インプレッション数に応じて収益化ができる...等々が挙げられます。 - Instagram
写真投稿型のSNSです。ストーリーズと呼ばれる手軽な写真付き投稿が世間からの評価を獲得し、急速に普及しました。
写真付きで日記のように記録を残すことのできる投稿機能もあり、そちらは複数枚の写真を、文章とともに書き綴ることが可能です。
なお、ストーリーズはアーカイブに記録しない限り、基本的に24時間で消えてしまいます。 - YouTube
動画投稿を通じて交流できるSNSです。現在はライブ配信機能も拡充され、多くのユーザーに利用されています。
日本だけではなく世界中に「YouTuber」と呼ばれる、動画制作・投稿を生業にしているユーザーが多数存在し、専門の事務所も設立されています。 - Pinterest
イラストや画像投稿を通じて交流できるSNSです。
主にイラストレーターの方やアマチュアカメラマンが作品を投稿しています。
上記の他にも、Facebook・TikTok・17Liveといった様々なスタイルのSNSがあります。
これらのSNSでユーザーから支持を集め、フォロワー数が多くなるとそれに比例して社会への影響力も増していきます。このような人物は「インフルエンサー」と呼ばれています。
インターネットを介して情報を発信するSNSは、全世界で投稿が可能となるため、従来の広告媒体よりも多くのインプレッションを稼ぐことができます。
写真やイラスト、音楽は国や言語の垣根がないため、より多くの人に共感してもらうことができます。
SNSを利用する上での注意
SNSは投稿した瞬間、情報が全世界へと発信されます。
すぐに投稿を削除したとしてもログが残ったり、誰かが記録を残している場合があるため、一度投稿したらその情報はインターネット上に半永久的に残り続けると考えるべきです。
ボタンひとつで簡単に情報を発信できてしまうSNSですが、内容は相応しいものかどうかを慎重に吟味してから投稿する必要があります。
SNSで気をつけなければならないことは主に以下の3つが挙げられます。
①個人情報の特定につながる情報が含まれていないか
投稿した写真の特徴から、個人情報が特定されてしまうケースがあります。顔や名前の写り込みに気づかず投稿してしまう場合はもちろん、他にも危険は潜んでいます。
例えば「家の窓から綺麗な夕焼けが見えたのでSNSに投稿した」。個人情報特定の危険がないように感じがちなありふれた投稿ですが、とても危険です。
「夕焼けが見える方角に部屋の窓があること」「写真の視点から何階に部屋があるのか」「近隣の建造物から大まかな位置が推測可能」。そこにバスや電車など細かな時刻を特定できる情報が写り込んでいた場合、さらに細かい情報を特定することができてしまいます。
SNSはちょっとした日常の感動をシェアしたいものです。写真の投稿が悪という意味ではなく、取り扱いに気をつけていれば安全にSNSを楽しむことができます。
結論として、個人情報を特定されるリスクのある、自宅付近の写真は投稿を控えた方が良いでしょう。
②誰かを傷つける表現が含まれていないか
昨今、報道で話題にのぼる事の多い、誹謗中傷。これらの多くはSNSで発信されたものです。
SNS上においても実際の生活と同じように、誰かを傷つける発言をしたり、暴言を吐いたりしてはいけません。
実際に有名人の誹謗中傷に関する裁判で、投稿主が敗訴するケースが多くあります。
SNS上には様々な意見や考え方を持ったユーザーが集まります。それ故、お互いの意見を主張し議論し合えることもメリットと言えます。
しかし、議論することと相手を攻撃することは違います。お互いがお互いを尊重して、慎重に言葉選びをしましょう。
③社会秩序を乱しかねない内容が含まれていないか
反社会的な内容、デマ情報の投稿は多くの人や組織に迷惑をかけることになります。
いたずらのつもりで投稿した内容でも、冗談では済まされません。
実際にあった例をあげると、「公共施設・教育施設を爆破する」「動物園からライオンが脱走した」などがありました。
1つ目の例では、授業が休校になる、役所の業務が停止する、新幹線が運休する、消防隊・警察が出動する等の大騒ぎになっています。このようないたずら投稿をした人物が書類送検されるケースもあります。
また、投稿の内容によっては投稿の引用などで一気に拡散され、デマやフェイクニュースの発信源になる場合もあります。
SNSでは顔や名前が公開されることはありませんが、発言には責任を持って善悪の判断をしてから情報発信をするように心がけましょう。
まとめ
SNSとは何か、そして利用する際の注意点を解説しました。
Youtubeや他のライブ配信アプリのようにSNSで生計を立てているユーザーもたくさんいます。
動画投稿者は小学生のなりたい職業ランキングで1位を獲得するほど、今トレンドとなっている職業です。
また、InstagramやX(旧Twitter)で多くのフォロワーを獲得し、インフルエンサーとしての地位を確立すればインプレション数に応じて収益を稼ぐこともできます。
私たちの生活の一部となっているSNS。便利な反面、使い方を間違えるとトラブルを生むことにもなりかねません。
この記事をきっかけに正しい知識を習得して、楽しく交流できるツールとして活用していただければ幸いです。