【ゲーム業界用語集】Steam(スチーム)とは|意味や解説
ゲーム業界用語の中で、意味がわからない専門用語などはありませんか?
この記事では「Steam(スチーム)」について、意味や定義を解説していきます。
Steamとは|定義
「Steam(スチーム)」とは、ワシントン州ベルビューに本社を置く、アメリカのゲーム開発会社Valve Corporationが運営する、PCゲーム業界最大の配信スタンドです。
配信スタンドとはコンテンツをダウンロードする販売サービスのことを指します。
Steamは2002年にサービスが開始され、現在まで20年以上の歴史があります。
近年はSteamを利用してPCでゲームプレイを行うユーザー数が劇的に増加しており、日本だけでも既に数百万人のユーザーが利用しています。
Steamとは|解説
「Steam」は、従来のゲーム機と比べてどのような特徴があるのかを、メリットとデメリットに分けて具体的に見ていきます。
「Steam」のメリット
タイトル数が多く、海外製ソフトも遊ぶことができる
「Steam」は扱っているゲームタイトルが豊富であり、現在は5万を超えるタイトル数が配信されています。
コンシューマーゲーム機では未発売のゲームを遊ぶことも可能です。
物理メディアの入れ替えが不要
「Steam」には、ディスクやゲームカードといったゲームソフトの物理メディアが存在しません。
ゲームデータを「Steam」から直接購入し、実行ファイルなども含め全てダウンロードしてプレイする仕組みとなっています。
ゲーム管理が楽
「Steam」で購入したゲーム履歴はアカウントに紐づけられ、ライブラリに保管されます。
PCを変更したり、アンインストールを行なっても、再度ダウンロードすることがいつでも可能です。
定期的にセールが開催される
夏と冬の大型セールを始め、ほぼ毎月セールが開催されています。
購入を考えているゲームをお得に入手できる機会が多い環境です。
返品条件が緩い
Steamサポートセンター経由の返品リクエストであれば、購入が14日以内かつプレイ時間が2時間未満の場合に返金を行ってもらえます。
上記以外の場合でも、返品リクエストを提出でき、審査が通れば返金対応を受けることが可能です。
オンラインプレイが無料
コンシューマー機でのオンラインマルチプレイは月額または年間利用料金が発生しますが、
「Steam」はゲームソフト以外に追加料金をかけることなく遊ぶことができます。
MODで遊べる
MODとは、ゲーム内の動作やグラフィック、アイテムなどを改変するデータやプログラムです。
配布されているMODデータをゲームに加えることで違った楽しみ方ができるようになります。
「Steam」のデメリット
PCにコストがかかる
「Steam」で最先端のゲームを快適にプレイするためには、少なくとも十数万円以上のPCコストがかかることが予想されます。
初期コストが高いことはデメリットと言えます。
遊べないゲームソフトがある
「Steam」で遊べるゲームの種類が多い反面、コンシューマー機でしか遊べないゲームソフトも存在しています。
注目の大作ソフトがコンシューマー機でしか発売されなかったり、時限独占で販売されることも多いので、常に最新のゲームをプレイしたい方には不向きかもしれません。
ゲームソフトを売ることができない、中古で購入できない
「Steam」はゲームソフトをダウンロードでしか購入できないので、中古として売ったり、中古で安くソフトを購入することができません。
関連機器、VR
「Steam」でさらに深いゲーム体験ができるように、周辺機器やコンテンツの展開も行われています。
Steam Deck
「Steam Deck」は、Steamを運営するVALVE社が公式販売を行う、携帯型ゲーミングPCです。
高性能なチップを搭載しているため、最新の大作ゲームであっても問題なくプレイすることができます。
Steam Deck 仕様詳細
- ゲームパッドと7インチのタッチスクリーン一体型
- 長時間のゲームプレイにも対応した設計
- ストレージは64GB、256GB、512GBから選択可能
- すべてのモデルに高速microSDカードスロット搭載
- 価格は¥59,800〜¥99,800
ドッキングステーションも販売されています。(¥14,800)
ドッキングステーションを使えば、 Steam Deckをリビングのテレビに接続したり、デスクに設置して大画面のモニターでプレイすることが可能です。