SNSの強みを活かした独自のエコノミクスで『Yay!』がweb3に参入|株式会社ナナメウエ 石濵様

800万人以上のユーザーを持つ大規模SNS『Yay!』が、web3に参入します。
多数のweb3プロダクトがある中で、SNSである『Yay!』が参入を行う理由や、トレーダーとしての経験が豊富な代表の石濵様だからこそ確立できた、独自のエコノミクス設計について、詳しくお話を伺いました。
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- 1『Yay!』|全世界800万人のユーザーが使うSNS
- 1.1「好き」でつながるコミュニケーション機能
- 1.2シンプルかつ拡散力のあるコミュニティ設計
- 2コミュニティ貢献 × Play to Earn
- 2.1既存ユーザーをオンボーディング
- 2.2デジタルペットのバトルでトークンを獲得
- 2.3貢献度を表す『トラストスコア』と『アクティビティスコア』
- 3後発サービスだからこそ、web3へ参入するメリットがある
- 4web3プロダクトとしての『Yay!』の特徴
- 4.1既存ユーザーの多さ≒安定収益
- 4.2「普通の人」でもPlay to Earnを楽しめる
- 4.3「売り圧」と「買い圧」のデザイン
- 5ユーザーメリットを追求するweb3プロダクト
- 6石濵 嵩博 様|株式会社ナナメウエ 代表取締役
- 7株式会社ナナメウエ
- 8各種リンク
石濵「この『ブロックチェーンであることを意識させずにブロックチェーンに触ることができる』システムを作ることは難易度が非常に高いです。」
石濵「ですが結果として、その点がユーザーさんにメリットがあり、投資家さんから見ても『マスアダプションに効果的だ』と思ってもらえる内容にできたらと思っています。」
「売り圧」と「買い圧」のデザイン
――Play to Earnを志向する以上、トークン価格を安定させることは、ユーザーから見てもサービス側から見ても、非常に重要かと思います。
石濵「『Yay!』のトークノミクスが特徴的であるのは、我々ナナメウエがトークンの発行元になりユーザーへ付与する構造を持つ点です。」
石濵「先ほどの決済サービスの例では、某大手通信会社より、何百億という出資を受けることでキャッシュバック企画を行っていました。」
石濵「一方『Yay!』では、発行したトークンを経済圏全体で支えるストラクチャーになっており、その循環によりユーザーさんがインセンティブを受け取れる構造となっています。」
――借りたお金ではなく、自社発行のトークンを使う。ユーザーの元に戻ってくるお金が「運営企業の借金」ではないと考えると、自社発行のトークンの見方が変わってきますね。
石濵「我々のサービスでは『EMPL(エンプル)』がユーティリティトークンになります。『EMPL』を出金するときに、市場価格で『YAY』というガバナンストークンに変えます。」
石濵「ドル($)で例えると、ユーザーさんが1000ドル分の『EMPL』を出金する時、我々のイーサのトレジャリーを使って1000ドル分の『YAY』を買います。そのうちの85%をユーザーさんのウォレットに渡し、15%が手数料として発生する構造になっています。」
石濵「それにより、1000ドル分の『YAY』が市場では買われている状態となります。その状態で、ユーザーさんが手に入れた850ドル分の『YAY』が全て売却されると、『買い圧』が150ドル分上回ります。」
石濵「逆に、ユーザーさんが手に入れた850ドル分の『YAY』を売却しないとしたら、1000ドル分の『買い圧』が市場に発生します。」
石濵「つまり、通常のGameFi(ゲーミファイ)であれば、出金されると売られる一方なので、『売り圧』も高まる一方ですが、我々が作っているものは出金されればされるほど、どんどん『買い圧』が上回る逆の構造になっている、ということです。」
「売り圧」と「買い圧」について
- 『売り圧』(トークンを売る勢い)よりも『買い圧』(トークンを買う勢い)が高まると、需要と供給のバランスによりトークン価値が上がり、ポジティブな結果になる可能性が高くなります。
- 詳しくは下記のホワイトペーパーを参照。
石濵「なぜこの構造を実現できるのかというと、我々のトレジャリーに『買い』を支えられるだけのイーサが既にあるためです。」
――非常に考えられた独特のシステムだと感じました。
石濵「ありがとうございます。私自身がずっとトレーディングをやっているので、金融的なナレッジや知識は一定持っているつもりです。」
石濵「その上で、売られ続けるだけのトークンは資本効率が非常に悪いことが分かりましたので、そうならないような構造をデザインしました。」
ユーザーメリットを追求するweb3プロダクト
ーー最後に、石濵様からユーザーへお伝えしたいことがあれば、お伺いできればと思います。
石濵「今までのトークンストラクチャーは、お客様が不利になってしまうことが多かったと思っています。どうしても会社側の利益を優先しなければいけない構造になってしまっていました。」
石濵「しかし我々のトークノミクスは、ユーザーさんと同じ方向を向くことができると思っています。」
石濵「盛り上がれば盛り上がるほど、ユーザーさんへのメリットも大きくなる仕組みになっているので、フェアに『Yay!』を一緒に盛り上げていきたいと思っています。」
――本日は誠にありがとうございました。御社の今後の活躍が、非常に楽しみです。
石濵 嵩博 様|株式会社ナナメウエ 代表取締役

1990年 愛知県生まれ。
青山学院大学社会情報学部卒。
大学在学中にサンフランシスコへ留学し、米Concept Art House社にてBizDev(事業開発)」を担当。
2013年5月 株式会社ナナメウエを創業。
「つながりを科学する」をミッションに、SNS の領域に従事。
2016年2月 タイにて大量のコミュニケーションデータを基盤に企業のAI活用を支援するDataWow社を設立。
2020年1月 「すべての人に居場所を」というコンセプトに、誰もが素を出せるバーチャルワールド「Yay!(イェイ)」をリリース。
2022年4月 シリーズBで総額16億円の資金調達を完了し、トークンエコノミーの形成によりweb3時代の新しい居場所を生み出し、日本のソーシャルの民主化を牽引。
株式会社ナナメウエ
「つながりを科学する」というミッションのもと、誰もが素を出せるweb3時代のバーチャルワールド「Yay!」を運営しています。
2020年1月のリリース以来、800万人以上が利用するYay!は「すべての人に居場所を」というコンセプトのもと、趣味が合う人同士がつながり、様々なコミュニティ運営やグループ通話をしながら、雑談やゲームを楽しんでいます。
今後はコミュニティ上にトークンエコノミーを形成し、サステナブルなバーチャルワールドの実現を目指しています。
各種リンク
Yay!公式:http://yay.space
YAY ホワイトペーパー v2.2:https://lp.yay.space/docs/whitepapers/YAY_White_Paper_v2.2_jp.pdf
株式会社ナナメウエ公式:https://nanameue.jp/
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https://lp.yay.space/docs/whitepapers/YAY_White_Paper_v2.2_jp.pdf