【新作VRゲーム】海外メディアも注目!「Asgard's Wrath 2」高評価の理由は
2023年12月15日に発売された「Asgard’s Wrath 2」は、VRのアクション・アドベンチャーRPGです。VRゲームでありながらボリュームのあるゲームとなっていて、オープンワールドのRPGとして高い評価を得ています。Meta Questで販売されており、要注目のゲームの一つです。
この記事では、本作がどのような評価を得ているのか、そして、本作の特徴はどういったところにあるのか、まとめました。
注目のVRゲーム、「Asgard’s Wrath 2」
VRゲームは近年、技術の進化やハードウェアの普及に伴い、急速な成長を遂げています。海外のリサーチ会社、「ABI Research」の調査によると、2023年、VR関連の市場規模は160億ドル(日本円で2兆円以上)に達しました。今後もVR市場は成長していく見込みです。
急成長するVR市場ですが、スピードが速いだけに、どの作品に注目するのか選ぶことは難しいかもしれません。今回紹介する「Asgard’s Wrath 2」は、最近の作品の中でも、最も関心が集まっている作品のひとつと言えます。
「Asgard’s Wrath 2」は、12月15日にリリースされた、北欧神話を題材としたアクション・アドベンチャーRPGです。エジプトを舞台に、プレイヤーは一柱の神として、邪悪な神「ロキ」の計画を阻止するための旅に出ます。
「Asgard's Wrath 2」は、その完成度の高さから、複数の海外メディアから極めて高い評価を得ています。特に今作の評価を高めているのは、
・自由度と完成度の高いオープンワールドをVRで体験できる
・最新作ならではの新しい機能がある
という点です。
本記事では、これらのポイントを踏まえ、「Asgard's Wrath 2」がどんな評価を受けているのか、またどのような点が魅力なのかを紹介していきます。
「Asgard’s Wrath 2」の注目ポイント
- 海外メディアから高い評価を得ている
- 自由度の高いオープンワールドRPG
- 最新作らしい新しい機能
海外メディアが注目! 何が評価された?
「Asgard’s Wrath 2」は、海外のメディアから高い注目を集めています。大手ゲームメディアのIGNは、「Asgard’s Wrath 2」の評価を、満点の「10点」としました。IGNで10点に迫るゲームは数少なく、「メタルギアソリッド5」や「ラストオブアス」など、名だたる名作だけが獲得しています。VRゲームでこれだけの高評価を得ている作品はさらに限られており、この作品が評価されていることがわかります。
レビュアーの一人、Gabriel Moss氏のコメントを翻訳して引用します。Moss氏は今作に「9.4」点の評価を与え、「VRファンが何年も待ち望んでいたものを具現化したような作品」と評しました。
「Asgard’s Wrath 2」は素晴らしいアクション・アドベンチャーRPGで、家庭用ゲーム機やパソコン向けの、最高峰のRPGに匹敵するほどの作品です。一方で、VRゲームとしても、綿密に作り込まれているのも特徴でしょう。この作品は独自の地位を占めています。
「Asgard’s Wrath 2」は、VRファンがもう何年も待ち望んでいたものを具現化したような作品です。技術を見せつけるためのデモのようなものではなく、ひとつのゲームとして巧みに構成されています。VRゲームでは初めての、プレイ必須の作品が産まれました。
美しい世界、優れた戦闘システム、素晴らしいインターフェース。そして、わかりやすく、かつ緻密なストーリー。それらが一体となって、壮大な体験を作り出しています。
VRゲームでありながら、一つのRPGとしてもよく作りこまれている点に触れられています。RPGらしい壮大な冒険が、VRで楽しめることが、「Asgard’s Wrath 2」の評価を高めているのです。
経済やビジネスをはじめ、多彩な情報を届けているForbesも、この作品を極めて高く評価しています。Forbesは今作を「VRゲームにおける、新たな基準となるような作品」と評価し、次のように述べました。
「Asgard’s Wrath 2」は、文字通りの意味でのゲームチェンジャーと言えます。2023年最高のVRタイトルで、これまでに作られたVRゲームの中でも最高のもののひとつです。このゲームは、「Meta Quest 3」の売り上げを伸ばすポテンシャルがあります。2023年は多くの素晴らしいゲームが発売されました。「Baldur’s Gate 3」や「Alan Wake 2」、それから「ゲームオブザイヤー」にノミネートされた数多くの作品。それらのゲームに、本作は匹敵するものです。
「Asgard’s Wrath 2」は、VRゲームの中でも、最も高い評価を受けていることがわかります。これまでのVRゲームは、どちらかというと短いゲームが多く、ゲーム性で評価されたものはほとんどありませんでした。3D空間で新鮮な体験をすることはできましたが、1つのゲームとしては、高い評価を受けていないものが多かったのです。
しかし、本作は特にゲーム性の面で高い評価を得ています。IGNやForbesのレビューからわかる通り、RPGとしての完成度が高く、今年の傑作ゲームと並ぶほど、優れた出来栄えになっています。
「Asgard’s Wrath 2」はゲームとして、何が優れているのでしょうか。その特徴に迫ります。
VRで自由度の高いオープンワールドRPGができる
今作の特徴の一つが、完成度の高いオープンワールドのRPGを、VRで体験できることです。
オープンワールドRPGとは、移動の制限とフィールド画面の切り替えがないRPGのことを指します。広大な世界の中で、探索やバトル、クラフトやミニゲームなど多彩な楽しみ方ができることが魅力です。このジャンルには、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」や「The Elder Scrolls V: Skyrim」、また「ELDEN RING」など、多数の傑作があります。
「Asgard’s Wrath 2」はVR作品としての完成度が高い作品でありながら、同時にオープンワールドRPGの良い要素を引き継いでいます。オープンワールドRPGとして、具体的にどのような特長があるのか、見ていきます。
自由度の高い戦闘
「Asgard’s Wrath 2」の大きな魅力が、自由度の高いバトルを楽しめるという点です。前作の「Asgard’s Wrath」でもVRらしい体を使ったアクションが体験できましたが、今作ではより多彩なアクションができるようになりました。
「Asgard’s Wrath 2」には仲間になるキャラクターがいて、プレイヤーは「憑依」することで、仲間を操作して戦えます。操作できるキャラクターは4人いて、それぞれ独自のスキルを使って戦います。
キャラクターごとに、近接戦闘や遠距離からの攻撃など、得意としていることが違うので、多彩な方法でバトルを楽しめます。キャラクターによっては、空を飛んでいる敵を、鞭で地上に引き寄せるなど、特殊なアクションを行うこともできます。
また、敵に搭載されているAIも、今作のバトルを奥深くしている要素です。今作の敵は、プレイヤーが同じ行動をとり続けていると、その攻撃に対して無効化するように対処してきます。そのため、プレイヤーはできるだけ多くの手段で攻撃をしなければなりません。AIによって、今作のバトルが多彩になり、飽きがこないようになっています。
豊富なミニゲーム
「Asgard’s Wrath 2」では、オープンワールドRPGらしく、戦闘以外の要素も楽しむことができます。
探索要素は、「Asgard’s Wrath 2」の大きな魅力の一つです。広大な世界を探索しながら、ダンジョンの奥にある宝箱を探したり、隠し部屋にいるボスと戦ったりできます。探索や冒険ができるゲームは多くありますが、VRでより没入感をもって楽しめることは、本作の特徴でしょう。
また、釣りや料理、クラフトといった要素もあり、楽しみ方は多種多様です。世界に没入している感覚を味わうことができます。
多彩なサブクエスト
オープンワールドRPGでは、メインとなるストーリー以外にも、様々なサブクエストがあります。本筋とは違うストーリーを追うことで、世界観をより深く知り、仲間の新たな面を見ることができます。
「Asgard’s Wrath 2」の魅力も、サブクエストの豊富さにあります。ただNPCから依頼を受けるだけでなく、登場するキャラクターごとのストーリーがあり、クエストごとにキャラクターの新しい一面を知ることができます。
本作のメインストーリーは60時間ほどですが、サブクエストもおよそ40時間ほどのボリュームがあり、寄り道が豊富に用意されています。メインストーリーを追うだけにはとどまらない、自由なプレイが楽しめます。
注目の新機能。MRモードやダンジョン生成モードを搭載
オープンワールドRPGとしての完成度が高い本作ですが、次世代のVRゲームとしても興味深い機能を搭載しています。
自分の部屋にモンスターが入ってくる。MRモードを搭載
「Meta Quest 3」でプレイする場合に限りますが、本作はVRモードのほかにも、MR(Mixed Reality、複合現実)モードでのバトルも楽しめます。
MRとは、ヘッドセットを通して、現実世界の映像の上に、仮想現実のものを表示する技術です。Meta Quest 3にはカラーパススルーという機能が搭載されていて、ヘッドセットについているカメラやセンサーによって、周囲の映像を投影します。投影された周囲の映像にCGを重ねて表示することで、まるで現実世界に仮想世界のものがあるかのような体験ができます。
「Asgard’s Wrath 2」では、このMR技術を利用した、新鮮な体験ができます。本作では敵とバトルをする際に、ランダムでMRモードでの戦闘になることがあります。このとき、まるで自分の部屋にモンスターが入り込んできたような演出になり、敵を倒すことで元のVR世界に戻ります。
現実世界の中でRPGや神話に出てくるようなクリーチャーと戦うのは、とても不思議な体験です。MRモードも、「Asgard’s Wrath 2」が飽きにくいゲームに仕上がっている要因の一つと言えます。
無限にプレイできるローグライトモード
ほぼ無限にプレイできるダンジョン自動生成も、「Asgard’s Wrath 2」の魅力的な機能です。「Asgard’s Wrath 2」では、本編とは別に、「アンチャーテッドリフト」というモードがあります。
このモードは、「ローグライト」と言われる種類のゲームを模したもので、自動で生成されるダンジョンに、どこまでも深く潜っていきます。一度ゲームオーバーになると強制的に終了になってしまうので、スリルのある探索ができます。
どれくらい先に進めたのかを全国のプレイヤーと競うことができますし、獲得したアイテムはゲーム本編で使うことができます。
このモードは「Asgard’s Wrath 2」のエンドコンテンツで、本編が終わった後も楽しむことができます。
こうした機能も、「Asgard’s Wrath 2」の高評価の要因となっています。
まとめ
注目の新作、「Asgard’s Wrath 2」の情報をまとめました。
海外メディアから高い評価を受けている「Asgard’s Wrath 2」は、VRゲームの中でも注目すべき作品と言えます。
特に、VRゲームでありながら、オープンワールドRPGとして見た時の完成度も高い点や、新しい機能があることが、高い評価の要因になっています。
Forbesから、「ゲームチェンジャー」と評された今作。今後のVRゲームに影響を与えるかもしれません。
「Asgard’s Wrath 2」は、Quest2、Quest3、Quest Proでプレイできます。2023年10月10日から2024年1月27日までの期間に、Quest 3を購入したユーザーは無料でプレイできるキャンペーンも。
以下、公式サイトへのリンクを付記いたします。
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