ノーコードでWebサイトを作成できるAIツール「Create.xyz」とは？｜特徴や使い方を解説

近年、人工知能技術の進歩により、従来のプログラミング言語による開発とは異なる方法で、ウェブサイトやアプリケーションを作成できるツールが登場しています。

中でもSNS上で、プログラミングの知識がなくてもウェブサイトやアプリを作成できるツールとして、注目を集めているのがCreate.xyzです。

Create.xyzは、日本語や英語などの自然言語を使って、ノーコードでWebサイトの制作やアプリを開発できるAIサービスです。
簡単なテキストベースのみでWebサイトやアプリを作ることができます。

Create.xyzは、無料で使用できるFREEと有料のPRO、BUSINESS、ENTERPRISEがあります。

PROは、月額19ドル課金することで使用可能です。
BUSINESS、ENTERPRISEは要相談となっています。

FREEとPROの主な違いは以下の通りです。

• PROでは作ったサイトを独自ドメインで公開できる
• FREEでは制作できるプロジェクト数が20件まで
• FREEでは「Create」ロゴが標記される

FREEプランでも無料で使用できる機能が豊富に備わっています。
まずは無料で使用して、「Create」のロゴを削除したい場合や、独自ドメインで作ったサイトを公開したい時にPROプランを検討することをおすすめします。

自然言語処理を活用し、ユーザーが書いた説明からコードを自動生成します。
具体的な機能やアプリの要件をテキストで説明するだけで、それに応じたコードを提供します。

画像フ ァイル をアップロードするだけで、その画像に基づいたウェブサイトやアプリのプロトタイプを生成できます。 
  電卓のユーザーインターフェース画像をアップロードすると、その画像をCreate.xyzが認識し、同じ機能を持つ電卓アプリを自動生成することができます。
この機能により、Web制作やアプリ開発の効率化が期待できます。    

ChatGPT、Gemini、Claude、Stable Diffusion、Google Searchなど、外部サービスとの連携が簡単に行えます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　双方向性のあるWebアプリの開発も可能です。

Create.xyzの使い方について解説します。
メールアドレスのみで、アカウント作成とサービスの利用が可能です。

こちら、もしくは下記のリンクからCreate.xyzにアクセスします。

アクセスすると以下の画面が表れます。

「Start building for free」と書かれたボタンをクリックします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クリックすると以下の画面が表れます。

「Work email」と書かれたテキストボックスに、メールアドレスを登録します。
以下の画面が表れると、アカウントの作成が完了です。利用を開始することができます。

右のテキストエリアにプロンプトを打ち込んで、右下の「Generate」ボタンをクリックするとWebサイトやアプリを作成することができます。

制作したWebサイトやアプリは、右上の「Publish」ボタンから公開できます。

実際に、Create.xyzを使ってルーレットアプリと電卓アプリを作ってみました。

作ったのは、○と×が書いてあるルーレットアプリです。
プロンプトは下記のように指定しました。
 

アプリ名: 〇×ルーレット
アプリのUI: シンプルでカラフル
ルーレットの仕様:

• 〇と×がそれぞれ5個ずつ画面に表示されている
• ルーレットは円形
• 結果はテキストで表示
• Spinボタンを押すとルーレットが回転する

5分でプロンプトを書いて、実際に生成されたWebアプリが下の画像です。

少し不恰好ではありますが、制作時間5分で生成されたアプリとは思えないクオリティです。
Spinボタンをクリックすると、ちゃんと回転して○か×かを表示してくれます。
生成されるまでの時間は、30秒〜1分程度でした。

次に、画像を元にアプリを作ってみました。
使用した画像はIPhoneに標準搭載されている電卓アプリです。

 

Create.xyzに上記の画像を読み込ませて、下記のプロンプトを指定しました。
 

上記の画像のようなIPhoneに搭載されている電卓アプリ

• 計算機としての機能
• ボタンをクリックすると四則演算ができる

同じく所要時間5分で制作したアプリが下の画像です。

ボタンの配置は少し異なりますが、5分で電卓アプリを制作することができました。
ボタンをクリックすると問題なく、四則演算ができます。
画像からアプリが生成されるまで、2〜3分程度でした。

Create.xyzの公式サイトにプロンプトのヒントが掲載されているので、ご紹介します。
 

• 状況を説明する: 最初に、要件を明確にしてください。アプリの概要と主要な部分について説明してください。
• 各部分を具体的に: 状況の説明の後は、各主要部分の外観と動作についての詳細を箇条書きで記述してください。
• 具体的に記述できる: 正確なものを得るために、色のHEXコード、フォント、スペーシングなど、細かい詳細まで指定できます。
• 画像を使う: ctrl-cmd-shift-4(Macの場合)でスクリーンショットをクリップボードにコピーし、それを仕様書に貼り付けることができます。画像にはさらに詳細を追加すると良い結果が得られます。
• 考えを整理する: 「UI」「機能」「詳細」など、セクションに分けると AI がどこに注目すべきかわかりやすくなります。太字、箇条書き、改行などを使うと効果的です。
• 長すぎる場合は部品に分ける: メインの仕様書が1ページを超えると、AI はどこが重要かわかりにくくなります。長くなったら、部品ごとに分割しましょう。
• もう一度試す: 結果に満足できない場合は、「もう一度試す」ボタンを押して、仕様書に基づいてアプリを再生成できます。新しいバージョンが得られます。
• 戻る: いつでも cmd-z を押して前のバージョンに戻ったり、リビジョンモーダルから過去のバージョンを確認できます。

ノーコードで、テキストや画像からWebサイトやアプリを作成できるAIツールCreate.xyzを紹介しました。

今後、Create.xyzのようなノーコードのツールが普及していくことで、Webサイトやアプリの制作がより簡単に行えるようになるでしょう。
Create.xyzはシンプルなプロンプティングで、Webサイトの制作や、アプリ開発のプロセスの効率化に期待ができます。

基本的な機能は無料で使用できるので、Web制作、アプリ開発に興味がある方や、携わっている方は、一度試してみることをおすすめします。