ゲーム感覚でプログラミング学習!初心者向け無料コンテンツ8選
近年、ゲーム感覚で楽しく学べるプログラミング学習コンテンツが続々と登場している一方、「プログラミングを学んでみたいけど、難しそうで一歩踏み出せない…」と感じている人も多いかと思います。
本記事では、初心者でも簡単に始められる、無料のプログラミング学習コンテンツを8つ紹介します。
コンテンツ [表示]
- 1ゲーム感覚でプログラミングを学ぶことに向いている人は?
- 2ゲーム感覚でプログラミングを学ぶメリットとデメリット
- 2.1ゲーム感覚でプログラミングを学ぶメリット
- 2.2ゲーム感覚でプログラミングを学ぶデメリット
- 3スマホでできる!プログラミング学習コンテンツ3選
- 3.1Progate(プロゲート)
- 3.2Springin’(スプリンギン)
- 3.3Viscuit(ビスケット)
- 4パソコンでできるプログラミング学習コンテンツ3選
- 4.1ぷよぷよプログラミング
- 4.2CodeCombat(コードコンバット)
- 4.3paiza(パイザ) プログラミングエンタメ
- 5その他、無料のプログラミング学習コンテンツ2選
- 5.1ドットインストール
- 5.2AOJ(AIZU ONLINE JUDGE)
- 6初心者のプログラミング学習のコツ
- 6.1自分に合った方法を見つける
- 6.2継続する
- 6.3わからないことは調べる
- 7まとめ
ゲーム感覚でプログラミングを学ぶことに向いている人は?
プログラミングを学ぶには様々な手段がありますが、近年注目を集めているプログラミングゲームは、ゲーム感覚で楽しみながらプログラミングを学べる学習方法です。
- 気軽にプログラミングに触れてみたい
- ゲームが好き
- 自分で試行錯誤することが好き
上記のような人は、ゲーム感覚でプログラミングを学ぶことに向いていると言えます。
ゲーム感覚でプログラミングを学ぶメリットとデメリット
多様なプログラミング学習法の中から、ゲーム感覚の学習コンテンツを選ぶには、メリットとデメリットも理解しておくことが大切です。
ゲーム感覚でプログラミングを学ぶメリット
楽しみながら学べる
ゲーム感覚で学べるため、苦手意識を持ちにくく、楽しく学べることが最大の利点です。夢中に取り組むことができ、継続しやすいというメリットもあります。
問題解決能力が身につく
試行錯誤を繰り返し、正解にたどり着くプロセスや、そこで得られる達成感はモチベーション維持につながります。
課題の解決に必要な条件を考え、論理的に手順を組み立てていく過程は、プログラミングに必要な力です。
ゲーム感覚でプログラミングを学ぶデメリット
基礎的な知識が身につかない場合がある
楽しく学ぶことに重点を置いたコンテンツが多いため、基礎からしっかり理解して知識を身につけることが難しい場合もあります。プログラミングを学習することよりも、ゲームプレイの方に夢中になりすぎてしまい、知識の吸収がおろそかになってしまうことがあります。
論理的思考力が十分に鍛えられない場合がある
コンテンツによっては、論理的思考力を必要としない簡単なものもあるため、十分なスキルアップが期待できない場合があります。
スマホでできる!プログラミング学習コンテンツ3選
Progate(プロゲート)
アプリ内またはPCブラウザ上で完結する、本格的なプログラミング学習コンテンツです。HTML & CSS、JavaScript、Python、Javaなど、幅広いプログラミング言語を学べます。イラスト中心のスライド学習型で、自分のペースで学ぶことができます。
「まずはプログラミングに触れてみたい」という方向けの、初歩的なレッスンは無料で利用することができます。
さらに踏み込んで学んでみたい方には、学びたい分野別に学習を進められる有料コースがあります。
入門から基本まで、言語別・目的別にレッスンを受けられることが特徴的です。
Progate https://prog-8.com/
Springin’(スプリンギン)
コーディング不要で、プログラミングの知識がなくても、簡単にゲームや絵本を作れるプログラミング学習アプリです。操作の解説やゲームの作り方について、ビデオチュートリアルやYouTube、noteでも発信をしているため、挫折せずに学ぶことができます。
作品を他のユーザーと共有し合えるため、さまざまな作品から刺激を得つつ、広い視野でプログラミング学習を続けられます。まずはスタッフのおすすめから、他ユーザーの作ったゲームを遊んでみることから始められると良さそうです。
企業や団体とコラボしたタイアップコンテストも定期的に開催されていて、自分の作品を広く知ってもらえるチャンスがあります。クリエイターとしての活動を考えている人にもおすすめです。
基本機能は無料で使えます。フリー音源も使用できるため、ゲーム作りの幅が広がります。
プログラミングの基礎からしっかりと学ぶのではなく、まずは気軽にスマホでゲーム作りのプログラミングに触れてみたい、という人におすすめです。
Springin’ https://www.springin.org/
Viscuit(ビスケット)
アニメーション・ゲーム・絵本などを作れるビジュアルプログラミングツールです。「メガネ」という一つの仕組みを使って、単純なものから複雑なものまで作ることができます。
幼稚園児や小学校低学年児童から利用できるほど、簡単にプログラミングに触れられます。年齢関係なく、プログラミングの楽しさを体験でき、論理的思考力を養えるコンテンツです。
ギャラリーでは、自分で作った作品の投稿や、他ユーザーが公開した作品で遊ぶこともできます。また、ビスケット内では定期的にゲーム制作のテーマが設けられ、作ったゲーム作品を投稿できます。ギャラリーを活用することで、モチベーションを維持しやすくできます。
全て無料で、アプリ、PCブラウザ上で利用できます。
Viscuit https://www.viscuit.com/
パソコンでできるプログラミング学習コンテンツ3選
ぷよぷよプログラミング
人気ゲーム「ぷよぷよ」を題材にした、ビジュアルプログラミングツールです。「ぷよぷよ」をプレイしたことのある方は多いのではないでしょうか。製品版と同じ画像素材を使用しながら、「ぷよぷよ」のソースコードを書き写す作業に取り組むことで、ゲームの作り手側を体験できます。
イチからコードを書くのではなく、ソースコードの写経作業なので、初心者にも取り組みやすくなっています。ソースコード一式や小冊子も無料でダウンロード可能なため、わからない箇所が出てきたときにも、調べながら取り組めます。
プログラミング学習環境「Monaca Education」にて、ぷよぷよプログラミングを利用することができます。Monacaはパソコンのブラウザソフト上で動作するプログラミングソフトで、アカウントを作成すれば利用できます。
ぷよぷよに馴染みのある方には楽しくプログラミングに触れられるコンテンツではないでしょうか。
ぷよぷよプログラミングは無料で利用できますが、Monacaを利用してよりプログラミングを学んでみたい方には有料の教材もあります。
ぷよぷよプログラミング https://puyo.sega.jp/program_2020/
Monaca Education https://edu.monaca.io/puyo
CodeCombat(コードコンバット)
ゲームをクリアしながら、プログラミングを学べるRPG形式の学習コンテンツです。1つのステージをクリアすると次に進めます。レベルアップ要素やキャラクター育成など、ゲーム性が高いため、ゲームが好きな人は熱中できるのではないでしょうか。
50以上の言語、190以上の国で利用されています。言語設定を日本語に変更することもできます。英語のまま表示されてしまう部分もありますが、基本的な進行には問題ありません。
内容は初心者向けに設定されています。学べる言語もJavaScript、C++、Java、Luaとある中で、コードコンバットでは、まずはPythonをおすすめしています。
有料コンテンツもありますが、無料でも多くのコンテンツを利用可能です。
CodeCombat https://codecombat.com/
paiza(パイザ) プログラミングエンタメ
ITエンジニア向け転職・就活・学習サービス「paiza」が提供する、ゲームや漫画、動画を通して楽しみながらプログラミングを学べるコンテンツです。
初心者向けのチュートリアルから、実践的なスキルアップコンテンツまで、幅広いレベルに対応しています。
paizaプログラミングエンタメには、漫画連載、ゲーム(Paiza Programming Game)、特設動画学習があります。「楽しみながらプログラミングを」という考えのもとでコンテンツが作られているため、プログラミングに触れる楽しさを体験できます。
以下、ゲーム感覚で取り組めるPaiza Programming Gameのコンテンツのタイトルを一部を紹介します。
プログラミング筋トレ
- コードモンスター大図鑑 プログラミングでゲットだぜ!
- 推しと学べるプログラミング
- コードクロニクル
- コードガールこれくしょん
プログラミング腕試し
- DBエンジニア、魔法使いになる
- エンジニアが死滅した世界
- 電脳言語のオルダーソンループ(『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』とコラボ)
- 一攫千金プログラミング
- プログラミングで彼女を作る
IT謎解き
- IT謎解き2
- あなたの“IT業界力”はホンモノ?
paizaプログラミングエンタメは、ブラウザ上で利用できます。一部有料コンテンツもありますが、無料で利用できるコンテンツでも十分に学習できます。
その他、無料のプログラミング学習コンテンツ2選
ドットインストール
ドットインストールは、3分の動画で気軽に学べる、初心者向けのプログラミング学習サービスです。スマホでもパソコンでも視聴できるため、隙間時間に学ぶことができます。
HTML/CSS、JavaScript、Python、Java、など、20以上のプログラミング言語を学べます。プログラミング言語以外にも、ゲーム作成ができるUnityや、iPhone・Androidアプリの作成、デザインやアートなどを幅広く学ぶことができます。
無料で、74レッスンの動画で学ぶことができます。さらに深く学びたい場合には、有料プランがあります。
また、ドットインストールは動画の提供のみですが、動画を見てから同じ会社が運営する256times(ニゴロタイムズ)でさらに実践的なスキルを身につけることができます。
ドットインストール https://dotinstall.com/
256times https://256times.com/
AOJ(AIZU ONLINE JUDGE)
AOJ(Aizu Online Judge)は、会津大学が運営するオンラインジャッジシステムです。プログラミング競技大会の問題に挑戦し、解答プログラムの正誤を判定するシステムとして、2004年に構築されました。
プログラミング学習の問題集として全て無料で利用でき、過去問を含む10,000問以上の問題が用意されています。初心者から上級者まで幅広いレベルに対応していることが特徴です。
初級者向けの「プログラミング入門」のコースでは、C、C++、Java、Python3、JavaScriptを選択でき、言語の解説もあります。他にも20以上のプログラミング言語に対応しています。解答を入力すると、自動で正誤の判定と正誤率を表示してくれます。
ランキング機能や、「Solutions」から他ユーザーが入力したコードを見ることができる機能もあるため、他ユーザーからの刺激を受けながら学習することができます。
実際にコードを入力してみたい、スキルアップしたいという人に最適です。
初心者のプログラミング学習のコツ
「プログラミング学習者は約9割が挫折を経験」という調査にもあるように、プログラミングの学び初めはやはり困難に感じやすく、スキルとして身につくまでに挫折をしてしまう人も少なくありません。
少しでも挫折しにくくなるよう、初心者のプログラミング学習のコツを紹介します。
自分に合った方法を見つける
本記事で紹介した方法はほんの一例です。自分に合ったコンテンツ、自分に合った学習方法を見つけることが大切です。希望する学び方や、学びたいペースについてよく考えてから、情報収集をしてみましょう。
継続する
毎日少しずつでもいいので、継続して学習することが大切です。続けられそうだと思えるコンテンツを選びましょう。自分に合った学び方を見つけられていれば、継続するハードルも下がります。
プログラミング学習は、継続することが上達への近道です。楽しみながら、少しずつスキルを磨いていきましょう。
わからないことは調べる
わからないことがあれば、インターネットや書籍で調べましょう。YouTubeを活用するのも良いでしょう。また、コンテンツによっては他ユーザーとのコミュニティがあるものや、エンジニアに質問ができるものもあるため、そういったものも有効活用しましょう。
うまくいかない箇所を調べ、何度も挑戦することはプログラミング学習においてとても大切な作業です。初めは難しいかと思いますが、根気よくチャレンジしてみることで、プログラミングの面白さに気づく時が訪れるかもしれません。
まとめ
「プログラミングは難しそう」というイメージを取り払うために、ゲーム感覚で楽しくプログラミングが学べるコンテンツが多く発信されています。その一部を紹介しました。
プログラミングをより深く学びたいと感じたら、ゲーム感覚で取り組める無料コンテンツだけに頼らず、有料プランの検討や、書籍の購入、オンライン教材などを活用できると良いでしょう。基礎知識をしっかりと身につけることで、スキルアップができます。
この記事を参考に、プログラミングに触れる最初のステップとして、ゲーム感覚でプログラミングを学べる無料コンテンツをぜひ活用してみてください。