【ゲームプロデューサーを目指す学生がクリエイターにインタビュー】 インディーゲームにおけるロブロックスの発展 小山順一朗#13

【ゲームプロデューサーを目指す学生がクリエイターにインタビュー】 インディーゲームにおけるロブロックスの発展 小山順一朗#13

【ゲームプロデューサーを目指す学生がクリエイターにインタビュー】 インディーゲームにおけるロブロックスの発展 小山順一朗#13

前回のまとめ

ゲーム業界の今後について小山さんに伺ってきましたが、比較的ネガティブな意見もありました。
では、そんなゲーム業界の中で盛り上がっていることはないのでしょうか。
その一つにインディーゲームがあります。

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  1. 1インディーゲームの源泉、ロブロックス
  2. 2小山さんからのお言葉
  3. 3まとめ

インディーゲームの源泉、ロブロックス

小山様(以下、小山と表記)「もう一つ、インディーゲームはものすごい勢いで増えてます。一番源泉たるものは、ロブロックスです。ロブロックスがどれぐらいのユーザーがいるか知ってます?」

小山「今ね、MAU(マンスリーアクティブユーザー)じゃないですよ、DAU。デイリーアクティブユーザー、ユニークユーザーで7000万人を超えてます。」

小山「ロブロックスの映像がボロいかって言ったら全然そんなことなくて、最新のゲーム知ってます?マクシミリアンが作ったこのFPS見たらビビりますぜ。」

福山「もう他のFPSタイトルと全然遜色ないように見えますね。」

小山「すごいでしょう。これを作ったのは9歳からロブロックスでゲームを作っていて、仲間を集めて、みんな博士号を持っているような人たちなんです。論文を読み漁ってこれでグラフィックできんじゃね?って。」

小山「これプレイ数で1億プレイですよ。ビューじゃないっすよ。」

小山「これがどういうことになるかっていうと、ちょっとアップデートされたらレコメンドが全員に行くんで、1億人に常に最新情報の通達が回ってるということです。」

福山「これまでのゲームの売れ方とは全然違う形になってますよね。」

─── ロブロックスで数多のインディーゲームが生まれていることは知っていましたが、どんなタイトルが凄いとされていて、どの程度遊ばれているかまでを具体的には知りませんでした。

小山さんからのお言葉

小山「そうでしょう。ロブロックスを入れると、年間のゲームタイトルって今たぶん100万本ぐらい出てんじゃないですか。福山さん、その中でのし上がっていくんじゃないんですか。どうしたらいいですかゲーム業界。」

福山「行こうとしてる業界なので、考えてはいるものの、まだ働けてるわけでもないので。何というか、自分の中で判断できるだけの情報を持っていないなと思っています、という回答しか今はできないですね......」

─── 自分の中で具体的な回答を持てず、逃げの回答になってしまったと思っています。就職活動において、今後の変化についていけそうな企業をどう探すかということについては、自分なりの回答を持っているつもりです。ただ、この質問をされた時、業界全体で見たときにどうすれば良いかについては全く検討がついていませんでした。後の言葉によって、考えの甘さをより自覚させられました。

小山「最初に自分が話した山一証券とかNECの話と重なると思いませんか?」

まとめ

インディーゲームが盛り上がってきたことによって、ゲームを作りたいとなった際に、企業に所属する以外の選択肢としてのインディーが現実的になってきたように感じます。

企業とインディーで、それぞれにメリットデメリットが存在して、それを踏まえたうえで自分のやりたいことと相談して選択するべきでしょう。

#14では、「流行りの企業への就職=安定」とは限らないという可能性を小山さんの経験からお伝えしたいと思います。

福山
ライター

福山

インターンとして執筆を行っている情報系の大学院生です。ゲーム業界への就職を目指す当事者として、業界に興味を持つ皆様のお役に立つ記事をお届けしていきたいと思います。 大学院ではカラーユニバーサルデザインやデザイン工程でのコミュニケーションについて研究しています。

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