Jリーグ開幕の年に面白い理由で売れたサッカーゲーム - ガメモ
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いよいよ日本時間で6月15日からブラジルで開催されるサッカーのコパ・アメリカ。本来なら南米の国だけで行われる大陸選手権に日本も招待され参加をしています。今回、招集された日本代表で注目の選手はなんと言っても久保建英選手(FC東京)。あのメッシを生んだバルセロナのカンテラ(下部組織)出身で卓越した技術とセンスで18歳にして日本代表に選出されています。
Jリーグ開幕の年に発売されたサッカーゲームたち
そんな久保選手が生まれる8年前、Jリーグが開幕した1993年とアメリカワールドカップが開催された1994年には、多くのサッカーゲームが発売されました。
Jリーグの選手が初めて実名で登場した「Jリーグサッカープライムゴール」(ナムコ/1993年)やサッカーゲームの2代ブランドのひとつ「ウイイレ」の前身に当たる「実況ワールドサッカー PERFECT ELEVEN」(コナミ/1994年)。スーパーフォーメーションサッカーシリーズ(ヒューマン)に至っては1993年と94年の2年間で5本のソフトが発売されています。
遅ればせながらセガもサッカーゲームに参戦
そんな中、1993年にセガからも「Jリーグプロストライカー完全版」(セガ/1993年)が発売されます。当時、JEFユナイテッド市原(現:ジェフユナイテッド市原・千葉)のユニフォームスポンサーだったセガからの発売ということで期待されていたのですが、発売後すぐにバグにより店舗から回収され、その後、修正版が発売されて年末には4人プレイができるマルチタップが付属した完全版が発売されました。サッカーゲームとしては操作性が悪く、縦スクロールのゲーム画面のせいで目視でパスを出せる範囲が狭かったりとあまり評判がよくありませんでした。しかしそんなソフトが変な方向で脚光を浴びます。
なぜかレアソフトの仲間入り
このソフトが発売された同じ年にメガドライブからあるソフトが発売されました。そのソフトとは「ガントレット」(テンゲン/1993年)です。4人のキャラクターでダンジョンを周回するファンタージアクションですが、このゲームを4人でプレイするためのマルチタップの入手が難しかった。そこで割高になるものの中古ショップで「Jリーグプロストライカー完全版」のマルチタップ付きを購入するという人が大勢現れ、一時期、中古やワゴンなどから姿を消すという現象が起きました。
セガサターンが発売される前年ということで、メガドライブ市場も縮小傾向で周辺機器の入手が難しかったために起きた珍しい現象でした。