Slash Card × オリコカード:暗号資産を日常決済へとつなぐ革新

Slash Card × オリコカード:暗号資産を日常決済へとつなぐ革新

Slash Card × オリコカード:暗号資産を日常決済へとつなぐ革新

Slash Cardは、暗号資産とクレジットカードを融合した新サービスです。USDCをウォレットからチャージして前払い式カードとして利用でき、Visa/Mastercard加盟店で日常決済が可能。借金リスクを避けつつWeb3資産を活用できる仕組みを解説し、利用メリットや注意点までわかりやすく紹介します。

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  1. 11. サービスの基本構想
  2. 22. ウォレットからチャージする仕組み
  3. 33. チャージ金額と与信枠
  4. 44. 実際の利用フロー
  5. 55. ユーザー体験の設計
  6. 66. 利用上のリスクと注意点
  7. 77. 登場する意味
  8. 8まとめ:Web3と日常をつなぐゲートウェイ

今後リリース予定の「Slash Card(スラッシュカード)」は、暗号資産とクレジットカードの世界を橋渡しする全く新しいサービスです。

日本の大手カード会社であるオリコカードと、ブロックチェーン決済スタートアップのSlashが手を組むことで、従来のクレジットカードの利便性と暗号資産の即時性を融合させようとしています。
本記事では、このカードが提供するユニークな仕組みをわかりやすく解説します。

1. サービスの基本構想

Slash Cardの最大の特徴は、暗号資産をチャージして使える「前払い式カード」である点です。
ユーザーは自身のウォレットに保有するステーブルコインUSDCをカードにチャージし、その残高を与信枠として利用できます。

従来のクレジットカードのように後払いではなく、「チャージした分だけ使える」安全な仕組みが採用されています。

この仕組みにより、従来のカードと同じ感覚で、スーパーやコンビニ、ECサイトなどVisa/Mastercard加盟店で決済可能となります。つまり、Web3の資産をそのままリアルな世界で活用できるのです。

2. ウォレットからチャージする仕組み

Slash Cardの根幹を成すのが、ウォレットからの直接チャージです。

対応ウォレット

  • MetaMask(Ethereum系)
     
  • Phantom(Solana系)
    など、代表的なセルフカストディ型ウォレットに対応予定です。
    また、暗号資産に不慣れなユーザー向けには、アプリ内でメールアドレスだけで作れる簡易ウォレットも用意される計画です。これにより、Web3初心者でも難しい知識なしで利用開始できます。
     

対応暗号資産

  • 現状はUSDC(米ドル連動ステーブルコイン) に対応。
     
  • Ethereum、Solana、Polygon、Avalanche、Mantleといった複数のチェーンで発行されているUSDCをチャージ可能です。
     

このマルチチェーン対応により、ユーザーは自分が利用しているブロックチェーンに依存せず、幅広い環境から資産を持ち込めます。

3. チャージ金額と与信枠

チャージした金額がそのまま与信枠となるのも大きな特徴です。

  • 最低チャージ額は明確に発表されていませんが、一般的な少額利用を想定すると数ドル(500〜1,000円程度)から対応可能と見られます。
     
  • 上限額は「チャージしたUSDCの範囲内」であり、借入や追加の与信は発生しません。
     

つまり、利用者は「手元の暗号資産を担保に前払いで決済する」形となり、借金リスクを避けつつ利用できる安全設計になっています。

4. 実際の利用フロー

カードを使う際の流れをシンプルに整理すると以下の通りです。

  1. ユーザーがウォレットからUSDCをSlash Cardにチャージ
     
  2. チャージ額がそのままカードの与信枠となる
     
  3. 店舗やECサイトで通常のカード決済を行う
     
  4. 決済額が即座にUSDCから引き落とされる
     

このプロセスは従来のカード決済とほとんど同じ体験を提供しますが、利用者は自分の暗号資産を直接活用できる点で大きく異なります。

5. ユーザー体験の設計

Slash Cardは、Web3を知らない層にも使いやすいようUXが工夫されています。

  • アプリでウォレットを自動生成 → すぐに暗号資産を購入・チャージ可能
     
  • 店舗側は通常のカード決済として処理できるため、特別な対応が不要
     
  • 前払い方式なので使いすぎ防止にもなる
     

このように、既存金融インフラとWeb3技術を自然につなぐ設計がなされています。

6. 利用上のリスクと注意点

利便性が高い一方で、以下の点には注意が必要です。

  • USDCと日本円の為替レートによる変動(ドル建て資産のため)
     
  • チャージや引き落とし時に発生するブロックチェーンのネットワーク手数料(ガス代)
     
  • ウォレット管理の責任(セルフカストディ利用時)
     

ただし、USDCは価格安定性の高いステーブルコインであり、暗号資産の中でもリスクは低い部類です。また、少額から利用可能なため、ユーザーはリスクを限定しながら日常生活で試すことができます。

7. 登場する意味

なぜリリースが現在なのか。その背景にはいくつかの要因があります。

  • 日本国内の暗号資産規制やステーブルコイン関連法の整備が進んでいる
     
  • 中央銀行デジタル通貨(CBDC)の実証実験が2026年を視野に行われている
     
  • Web3ゲームやNFT、メタバースなど暗号資産を利用するサービスの普及が拡大している
     

これらの要素が重なることで、「暗号資産の一般利用元年」となる可能性が高く、Slash Cardはその象徴的存在になるでしょう。

まとめ:Web3と日常をつなぐゲートウェイ

Slash Cardは、暗号資産をチャージして使える前払い式カードとして、日常生活とWeb3をシームレスにつなぐ決済インフラを目指しています。

  • ウォレットから直接チャージ
     
  • USDC対応で価格安定
     
  • 借金リスクのない安全設計
     
  • 初心者でも扱いやすいUX
     

これらの特徴は、暗号資産をまだ利用したことのない人々にとって、Web3への入り口として非常に魅力的です。今後登場が待たれるこのカードは、今後の決済のあり方を大きく変えるかもしれません。

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