【初心者必見】リスティング広告の入稿手順を徹底解説!Google広告とYSA(Yahoo!広告)をマスターする方法

【初心者必見】リスティング広告の入稿手順を徹底解説!Google広告とYSA(Yahoo!広告)をマスターする方法

【初心者必見】リスティング広告の入稿手順を徹底解説!Google広告とYSA(Yahoo!広告)をマスターする方法

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  1. 1はじめに
  2. 2筆者の紹介
  3. 3Google広告の入稿手順
  4. 3.11. アカウントへのログインとキャンペーンの作成
  5. 3.22. 予算と入札額の設定
  6. 3.33. キャンペーン設定の詳細構成
  7. 3.44. 広告グループとキーワードの設定
  8. 3.55. 広告の作成
  9. 3.66. キャンペーンの確認と保存
  10. 4YSA(Yahoo! Search Ads)の入稿手順
  11. 4.11. アカウントへのログインとキャンペーンの作成
  12. 4.22. 広告グループと広告の入稿
  13. 4.33. プレビュー、審査、監視
  14. 5まとめ

はじめに

Web広告を初めて担当する方にとって、リスティング広告の入稿作業は複雑に見えるかもしれない。しかし、手順を一つずつ理解すれば、誰でも効果的な広告配信を開始できる。

リスティング広告(検索広告)とは、ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンで特定のキーワードを検索した際に、その検索結果ページに表示されるテキスト広告のことである。購入意欲や情報収集意欲の高いユーザーに直接アプローチできるため、Webマーケティングにおいて非常に重要な手法だ。

本記事では、主要な広告プラットフォームであるGoogle広告YSA (Yahoo! Search Ads)に焦点を当て、広告を配信するための具体的な入稿手順を、運用の基礎知識と合わせて解説する。この手順をマスターし、リスティング広告運用を成功に導く第一歩を踏み出そう。

※この記事は社内研修向けに作成した資料の内容を記事用にまとめたものになります

筆者の紹介

この記事の筆者は、約10年にわたる多岐に渡るデジタル広告運用の経験を持つ。20代からインターネット広告業務に約10年従事し、Google、Yahoo!、Facebook、LINE、Twitter、TikTok、YouTube、Apple Search Adsなど、主要な広告媒体での運用経験が豊富だ。

前職、前々職であるデジタル広告運用代理店やデジタルマーケティング会社では、クライアントの担当コンサルタントとして、デジタルマーケティングにおける課題分析、アクセス解析や課題解決、広告プランニング、運用最適化、レポーティングを一気通貫で実行した実績がある。

データ分析と改善提案スキルもあり、Googleタグマネージャー、GA4の設定に加え、LookerStudioなどBIツールを活用したサイト改善経験を持つ。特にLookerStudioやGoogleAppsScriptを用いたレポート調整や自動化を頻繁に実施しており、高度な技術も活用している。

Google広告の入稿手順

Google広告で検索広告を入稿し、キャンペーンを構築する手順を、具体例(コンバージョン獲得を目的としたテストキャンペーン、日本全国対象、1日10,000円の予算)に基づいて解説する。

1. アカウントへのログインとキャンペーンの作成

Google広告アカウントにログインした後、メインメニューから「キャンペーン」をクリックする。「+新しいキャンペーン」を選択し、キャンペーンの目的として「コンバージョン」を選ぶ。

キャンペーンタイプは「検索」を選択し、キャンペーン設定に進む。

2. 予算と入札額の設定

予算として、1日の予算を10,000円に設定する。

入札戦略では、自動入札機能を使用し、「コンバージョン数の最大化」を選択するのが一般的である。

【補足:重視している要素(入札戦略)】 広告配信では、他の広告主と広告枠を競り合う必要があるため、目的に応じた入札戦略を選ぶことが重要だ。例えば、「クリック数」はウェブサイトへの来訪を重視し、「コンバージョン」は商品購入や会員登録などのアクション増加を目指す。また、「目標コンバージョン単価」は1件のコンバージョンにかかる費用を目標内に抑えることを目指し、「インプレッションシェア」はブランド認知度向上に適している。

 

3. キャンペーン設定の詳細構成

キャンペーン名(例:「Test Campaign」)を入力する。

ネットワーク設定では、「検索ネットワークのみ」を選択し、「ディスプレイネットワーク」のチェックを外すことで、検索広告に特化する。

地域は日本全国を選択し、言語は日本語を選択する。地域は市区町村単位まで詳細に設定することも可能だが、その場合は入札単価が高くなる可能性があるため注意が必要だ。

その他の設定(広告のローテーション、開始日と終了日、スケジュールなど)は、特に指定がなければデフォルト設定のままで進めることができる。

4. 広告グループとキーワードの設定

広告グループを作成し、グループ名を命名する(例:「テスト」)。

次に、キーワードを追加する。Google広告では、ウェブページをスキャンしたり、商品やサービスを入力したりすることで、最適なキーワードの候補を出すことができる。ここでは、広範な検索語句に対応できるインテントマッチ(部分一致)形式でキーワードを追加する。

【補足:キーワードマッチタイプ】 キーワードのマッチタイプには、インテントマッチ(広く関連する検索語句に表示)、フレーズ一致(設定した語句が含まれ、意味合いが一致する場合に表示)、完全一致(設定した語句と完全に一致、または極めて近い場合に表示)の3種類があり、マッチタイプの設定によって広告表示される検索語句が異なる。

 

5. 広告の作成

広告作成では、以下の3要素を設定する。

  1. 最終ページ URL(LPのURL): 広告クリック後のランディングページのアドレス。
  2. 表示 URL(パス): 広告に表示されるURL。パスを設定することでユーザーに訴求力を高めることができる。
  3. 広告見出しと説明文: 広告文の本体。パフォーマンスを最大化するため、広告見出しは3個以上、説明文は2個以上の設定が推奨されている。

【広告テキストの文字数制限(半角の場合)】 広告見出しは各30文字、説明文は各90文字、パスはそれぞれ15文字まで設定可能である。この制限内で、キーワードと関連性の高い魅力的な広告文を作成する必要がある。

6. キャンペーンの確認と保存

キャンペーンのすべての設定を確認し、問題がなければ「キャンペーンを保存」をクリックして入稿完了となる。

YSA(Yahoo! Search Ads)の入稿手順

YSA(Yahoo! Search Ads)の入稿手順も、Google広告と同様に階層構造(キャンペーン、広告グループ、広告)に沿って進める。

1. アカウントへのログインとキャンペーンの作成

Yahoo!広告アカウントにログインし、「キャンペーン管理」セクションへ移動する。

「キャンペーンの作成」ボタンを選択し、新しいキャンペーンを作成する。目的(トラフィック増加やコンバージョン促進など)に合ったキャンペーンタイプを選択し、配信場所、ターゲティング、予算、期間、入札戦略などを設定し、キャンペーンをカスタマイズする。

2. 広告グループと広告の入稿

キャンペーン内に広告グループを作成し、ターゲットとするキーワードを設定する。キーワードごとに(必要に応じて)入札単価を設定することで、広告の可視性や掲載順位を管理する。

次に、「広告作成」メニューで、テキスト広告またはイメージ広告を入稿する。広告のタイトル、説明文、リンク先URLを正確に入力し、広告コンテンツがYahoo!広告の文字数制限やガイドラインを満たしていることを確認する。

3. プレビュー、審査、監視

入稿した広告がオーディエンスにどのように表示されるかをプレビューで確認し、ガイドラインへの準拠とリンク先URLの正確性を確認する。

確認後、Yahoo!による審査のために広告を送信する。審査プロセスには数時間から数日かかる場合があるが、承認されれば広告配信が可能になる。

広告配信開始後は、広告ダッシュボードを用いてインプレッション数、クリック数、コンバージョン数などの指標を監視する。継続的に広告コンテンツや入札単価を調整し、パフォーマンスの最適化を図っていく必要がある。

まとめ

本記事では、Google広告とYSAにおけるリスティング広告の入稿手順を解説した。

どちらのプラットフォームにおいても、キャンペーンの目的と予算を設定し、広告グループでターゲットとなるキーワードを絞り込み、最後に魅力的な広告テキストを作成するという流れが基本となる。

入稿作業はリスティング広告運用のスタート地点に過ぎない。広告のパフォーマンス(インプレッション数、CTR、CVRなど)を継続的に分析し、改善することで、コンバージョンの増加やコスト削減といった主要な課題に対応することができる。

特に、運用改善にはロジックツリーの概念を活用し、パフォーマンスの構成要素を体系的に分解して分析・改善することが有効だ。例えば、クリック単価(CPC)を下げるには入札単価を見直したり、コンバージョン率(CVR)を上げるには広告文やランディングページを見直したりするアプローチが求められる。

リスティング広告の入稿手順をマスターすることは、ビジネスの宣伝効果を高め、ターゲットオーディエンスへ効果的にリーチするための確かな基礎となる。

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