インタラクティブムービーってLDゲームのことでしょ!? - ガメモ
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4月からNetflixにて日本にも配信された新番組「You vs. Wild -究極のサバイバル術-」。イギリス出身の冒険家ベア・グリルスがホストを務めるサバイバルバラエティ番組なのですが、これがこれまでとは一味違った番組となっています。
それというのもホストのベアが決断を迫られるときに選択肢が登場するのです。例えば崖の途中で迷った時に画面の下に選択肢が出てきます。
「登る!」
「飛び降りる!」
制限時間は10秒で正解ならば続きが見られて、不正解ならベアのお説教のあとに続きが始まります。正解のヒントは選択肢が出る前にキチンとベアが言ってくれているので、それを聞きのがさずに選択をしていきます。
失敗したら怒られるどころじゃない
Netflixではインタラクティブムービーと紹介されていますが、プレイ感覚はちょっと前のアドベンチャーゲームのようです。むしろそれよりも一歩踏み込んだLDゲームのようでした。
ここで出てきたLDゲーム。そりゃなんのことでしょうという方も多いはずです。今を遡ること36年前、映像にレーザーディスク(LD)を使用したゲームが発売されました。
通常のゲーム基盤とモニターに加えてレーザーディスクとプレイヤーが収納される必要があるために筐体は大型のものになってしまい、設置されるゲームセンターも限られた場所になりました。ゲームの内容はストーリーにそって選択肢が出現し正解ならばストーリーが進行し不正解ならばライフが減るというもので、後半はとにかく忙しく、気がつくとゲームオーバーになっているという感じでした。
日米でなぜか愛される「ロードブラスター」
そんなLDゲームの中でご紹介したいのが「ロードブラスター」(データイースト/1984年)です。アーケードの他にもメガCDやプレイステーション、セガサターンにWindows、X68000。果てはiPhoneアプリまで多岐にわたって移植もされた人気作品です。
妻を殺された警察官の主人公が妻の仇である暴走族集団に復讐をしていく物語。単純なストーリーに派手な爆発。LDで再生されるきれいなアニメと夢中になる要素がこれでもかと詰め込まれていました。
当時のゲームキッズはこの新しいジャンルのゲームに大興奮したものですが、なにぶん大型筐体ですのでプレイ料金が高い。そこで大学生とかの大人のプレイを見るだけで満足する時間が多かったです。
こどもの頃の夢がモチベーション
そういう人たちが大人になったためにあの時のときめきを思い出すために色々なハードに移植をしたのかもしれませんね。駄菓子マンガの大人買いとかと同じ扱いをしてしまっては、移植をされた方には申し訳ないのですが、モチベーションのひとつになっていたら嬉しいですね。
You vs. Wild -究極のサバイバル術-
https://www.netflix.com/jp/title/80227574