オリンピックの抽選結果確認の行列を見て思い出す並んで買ったゲーム - ガメモ
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東京オリンピックのチケットの当落が発表されました。日本全国のみなさんが宝くじを買う感覚で開会式や閉会式、人気競技のチケットを申し込まれていました。
そんなオリンピックのチケットは、ネットでの申込み段階から長時間の待ち時間が表示されていました。当然、結果発表も同じように待ち時間が長くなりまして、朝から多くの方が、サイトの前でリロードをされたことでしょう。
また「当選した競技は必ず購入する」、「クレカ決済はVISAのみで、それ以外はコンビニで現金決済」、「入金の締切が7月2日までと短い」など実際に購入するまでのハードルも高いので、購入の際には改めての注意が必要かもしれません。
オリンピックのチケット争奪戦で起こる悲喜こもごも
欲しいアイテムを入手する時、今ではネットが主流ですが、限定アイテムや人気ブランドの新商品、コンサートグッズなどを購入しようと思うと、やはり行列に並ぶ必要が出てきます。
ゲームもその例からもれず、Nintendo Switcなどは抽選販売になる前は、毎週入荷する僅かな入荷数を求めて長蛇の列が出来ました。そこから遡ること30年前にも大行列ができるゲームソフトが発売されました。発売日にニュース番組で取り上げられ、社会現象となったのが「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」です。
ロト三部作の完結編となる本作品は、1988年2月10日に発売され、キャラメイキングや転職が出来たりと自分だけのパーティで冒険ができるようになりました。
世界マップも実際の世界地図と同じもので、攻略中は友人と「昨日、イギリスまで行ったんだけどさ」と実際の地名で話しをしていました。おかげで残念ながらドラクエIIIの町の名前はダーマ神殿以外、一切、覚えていません。(笑)
昔はゲームソフトは並んで買ったもんです
このソフトが発売された時は、今のようにネット販売もなく、通販はゲーム雑誌の白黒広告にタイトルだけ並んだ状態で掲載されていてそこから注文する形式でした。当然、人気タイトルは店頭での購入がマスト。しかも問屋さんの都合で発売日は水曜日。人気ソフトだけは土曜日発売にするなんて優しさはありません。
こうして迎えた発売日は長蛇の列、大半が大学生やこどもに頼まれたお母さんや会社を休んだお父さんが並んでおり、中には学校をサボった中高生なんかもいました。
クラス内でのスルースキルが重要視された時代
インターネットが普及しておらず、一般の人による転売が今よりもやりにくかった時代。ゲームソフトは一度買い逃すと次に再販されるまで入手が難しかったのです。
それがドラクエIIIのような人気ソフトになると、クラスでは先に入手した者同士でネタバレの嵐が吹き荒れるわ、それにもう中古でいいやと割り切って先に攻略本を読んでしまった人が参加しているわで、何も知らない環境でプレイすることができなくなります。
当時はゲームを楽しむのもスピードが必要でした。それは今でも同じでインターネットを駆使して素早く入手しても同じくらいのスピードでネタバレが拡散してしまいます。
昔よりも情報のシャットダウンのテクニックが重要な時代になってきましたね。