コロコロオンラインでPS4発売6周年特集! 読者層を考えない硬派なインタビュー人選が話題に - ガメモ
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コロコロコミックのWebサイト「コロコロオンライン」PS4の発売6周年特集ページが公開されました。コロコロコミックといえば小学生男子のバイブルとして広く知られており、『ポケットモンスター』や『イナズマイレブン』、『スプラトウーン』など、任天堂のハードから発売されているソフトのコミックが人気となっています。
インタビューの人選が堅すぎる! ガチでPS4を振り返る記録
本誌との繋がりを考えれば「Nintendo Switch特集」が自然なところですが、今回の特集は、今年で6周年を迎えたPlay Station4(以下、PS4)。タイミング的には今年の年末にPlay Station5が発売されると発表されていますので、ここで総括しておくのは何の問題もありません。
しかし、ここで問題なのがゲームクリエイターインタビューの人選です。
第1回「Bloodborne(ブラッドボーン)」プロデューサー山際眞晃氏
第2回「NewみんなのGOLF」シニアプロデューサー本村健太郎氏
第3回「CRAVITY DAZE」ディレクター外山圭一郎氏
第4回「デトロイト ビカム ヒューマン」シニアローカライズスペシャリスト谷口新菜氏
ゲームファンとしてPS4を振り返るならこの人選は間違いない人選ですが、紹介されているソフトがCERO:Dが2作品にCERO:Cが1作品、全年齢対象は「Newみんなのゴルフ」だけの状態。一体、この企画は誰を対象に行われているのでしょう。どう考えてもコアなゲームファンです。「Bloodborne(ブラッドボーン)」プロデューサー山際眞晃氏には世界観の作り込みや、日本と海外でのテストプレイの感想の違いなど濃い話が聞けます。
また唯一の全年齢対象ソフトの「NewみんなのGOLF」も初代「みんなのGOLF」が発売されたのは1997年なので確実にコロコロ世代のお父さんがターゲットだと思われます。
「みんなのGOLF」の歴史はPlayStationの歴史と言っても差し支えがないくらいの歴史があるシリーズですので、その伝統を受け継ぐ大変さがインタビューから偲ばれます。
この4人のインタビューのあとはPS4を振り返る年表が掲載されています。年表にはPS4を代表するソフトやPS4関連のニュースが書かれていて、ここで基本を抑えておいて後はそれぞれに興味のある分野を調べていけば問題ないくらい、基本に忠実な年表になっています。
ガチなインタビューに疲れた頭はガチな考察で癒やすべし!
そんな感じでとてもゲームに関する濃密なインタビューを読んでいると、さすがに疲れてきますよね。そんな時には、別の記事を見てみましょう。実にコロコロらしい記事があります。
<第1回>国語辞典編さん者が「うんこ」「ちんちん」を超ガチで解説!! ~35万人が投票した「うんこ・ちんちん総選挙」をひもとく~
コロコロキッズが大好きな「うんこ」「ちんちん」ネタです。アンケートでどっち派かを募って生まれた結果から、勝因と敗因を言葉の歴史やなりたちといったアプローチから探っています。タイトルに惹かれて読みましたが、タイトル通りに「超ガチ解説」でとても勉強になりました。
<第1回>国語辞典編さん者が「うんこ」「ちんちん」を超ガチで解説!! 〜35万人が投票した「うんこ・ちんちん総選挙」をひもとく〜 https://t.co/wSFrxLb2rE #コロコロオンライン #コロコロ
— コロコロコミック【公式】 (@corocoro_tw) February 16, 2020
子供たちに贈る情報だからこそガチでいくのが小学館スタイル
小学館は、少年少女が向かい合って本を読んでいるマークでおなじみですが、もともとは小学生向けの教育図書の出版が始まりです。そのため、子供向けに正しい文章を掲載するルールがあるそうで、マンガの吹き出しの中のセリフに「、」と「。」が入るほぼ唯一の出版社です。
SNSで掲載誌がわからないマンガがバズった時などに「、」と「。」が無いだけで、小学館作品の可能性を潰せるわけですね。
今回のPS4の振り返り記事や「うんこ」「ちんちん」ガチ解説など、真面目に面白いところに取り組む姿勢は、まさに学習雑誌の雄というプライドを感じさせます。
子供向けとは思えないコロコロオンラインの記事のほうが逆に本当は子供向けに読んでもらいたいの内容が満載です。