ゲーム会社の面接で聞かれる質問とは? 攻略法を伝授!
ゲーム会社の面接で何を聞かれるのか、知っておければとても安心しますよね。一般的なゲーム会社の質問事項と、ベストな回答例をお伝えします。
ゲーム業界というのは、ゲームが好きな人ならば一度は憧れた業界なのではないでしょうか? 人気タイトルを作っているゲーム制作会社や、自分がやってみたいことが出来る企業に入社するとなると、その候補となるゲーム会社はいくらでもあるというわけではありません。
そこで、ゲーム会社で実際に採用を担当し、新卒・インターン・中途・アルバイトまで面接している人事の方に直接、面接対策を聞いてきました!
ゲーム会社で面接を受けたことがある人なら必ず聞かれるこの質問。
「好きなゲームある?」
この質問を始めとした定番の質問に隠された本当の聞きたいことと回答とは何でしょう!?
「好きなゲームある?」一度は聞いたこのセリフの意外な裏側!
ゲーム業界で書類選考を通過し、面接に行ったときに面接官から
自社のゲームやったことがあるか?やゲームは好きか?を聞かれたことがあると思います。
例えば、IT業界の面接を受けて「どんなパソコンが好き?」なんて質問は稀だと思います。単なる話題作りやアイスブレイクだと思って何となく答えてしまっている方も
いるのではないでしょうか?
実は、意外な裏側があったのです!
聞かれる質問の意外な意図!
ここではゲーム業界の面接で聞かれる定番の質問に隠された意図を教えます。これからはこの意図を汲んで質問の裏まで読んでから答えてください。
「好きなゲームある?」
会社で作っているゲームが乙女ゲームだった場合、好きなゲームで格闘ゲームやホラーゲームだった場合はその理由付けがどんなに素晴らしくてもNGになります。
なぜなら、会社の方針は乙女ゲームをつくることつまり、乙女ゲームを作るのが好きな人や乙女ゲームが好き又は興味がある人の集まりだからです。
簡単にいうと乙女ゲームを作るのがやりがいの人が集まる組織とも言い換えられます。なので、ホラーゲームが好きな人を入社させてしまうとその人は好きなホラーゲームに
関わることが出来ず、やりがいを感じられなくなってしまうため早期離職に繋がるリスクが発生してしまいます。
せっかく採用した人には少しでも長く働いて欲しいのが会社です。まずは、自社でやりがいを感じて働いてもらえるかを念頭においてこの質問をしています。
「うちのゲームプレイしたことある?」
「好きなゲームある?」の質問と似ていると思いますが、少し意味合いが違ってきます。こちらは「自社のゲームにどれだけ興味を持ってくれているのか?」といういわば企業研究に近い部分です。
ここでやったことがないと言ってしまうと、企業に興味がないと感じられてしまいますし、仮に入社したとして興味のないゲームに対して情熱は注げませんよね? そういった意味でもマイナスポイントになってしまいます。
中途であれば持っているスキルでプレイしたことが無くても合格が出ることがありますが、新卒の方でこの類の質問でマイナスポイントがついてしまうことは、あまり良くないと思いますでので、採用に応募した企業のゲームはプレイすることをおすすめします。
「なんでこの分野を専攻したの?」
または「なんでこの分野を大学にいかずに専攻したのか?」などの質問が来ると思います。
専門学校を出た子に多く聞かれる質問だと思います。これは、ある種の「人生観」や「将来像」がきちんとしているのかを聞いています。
学生さんからすると好きだったから、学びたいと思ったからと深い理由なく、専攻している方も多いと思います。もちろん面接官もそういった表面上のことは理解しています。
では、なぜ聞くのか?それは、もし挫折した際に「こういうのがやりたかった」「こういう仕事がしたかった」などの目標がないと最初の失敗や挫折で心が折れてしまい、早期離職に繋がります。
そういった意味でもなんでこの学科を専攻したのかを具体的にまとめておくといいでしょう。
「将来どんなゲームを作りたいの?」
正直、将来の事って分からないですしその時にどんなゲームを作っているかなんて分からないですよね?
これも選考者のやりがいやビジョンが会社で達成できるのか? ビジョンは一致しているのか? をチェックしています。
例えば、乙女ゲームの会社の選考を受けたとしましょう。その会社は完全に乙女ゲームしか作っておらずノウハウも乙女ゲームしかありません。そんな会社に対してごりっごりのR指定付きのホラーゲームを作りたいといっても実現が不可能なことは明白です。
そういった入社後のミスマッチを防ぐべく質問しています。
この質問にはこう答えよう!回答例
質問の意図が分かったところで「じゃあ効果的な回答方法は?」と疑問に思った方もいるでしょう。ここでは上に挙げた定番の質問例からこう答えると好印象を獲得できる効果的な回答を伝授します。
「好きなゲームある?」
会社で作っているゲームが乙女ゲームだった場合はなるべくそれに合わせるのがベストです。
A.「乙女ゲームです!」
更に付け加えたい場合は、
A.「乙女ゲームです!最近ですと、○○(受けた企業のゲームが望ましい)をプレイしました」
POINT:面接ですので会話をしています。端的に答えたほうが良いことがあるので、何をプレイしたかは聞かれたら答えましょう。
「うちのゲームやったことある?」
企業研究に近いところもありますので、ゲームはプレイしているのが前提の質問になります。事前に必ずゲームをプレイしておきましょう。
A.「あります!」
更に付け加えたい場合は
A.「あります! 御社の○○からプレイさせていただき、最新作の○○までプレイしました」
POINT1:「どんなゲームをプレイしたの?」と聞かれたら複数上げるのがベストです。それだけその会社のゲーム色を理解しているアピールに繋がります。
POINT2:全くプレイしたことがない場合、重複しますが企業研究に近い意味合いをもちますのでプレイしたほうがいいと思います。しかし時間の関係でプレイ出来ない事もあると思います。
その際は余計ないいわけはせず、「プレイしたことはありません」と答えましょう。
不安に感じた際は「ただ、○○というゲームは興味がありますので、時間が出来たらプレイしたいと思います。」など伝えましょう。
大事なポイントは「素直さ」をアピールすることです。
「なんでこの分野を専攻したの?」
A.「自分の考えたゲームで世界中の人を楽しませたいと思ったからです。なぜなら~」
といった形で理由をつけて話に膨らみを持たせましょう。
上記2つの質問とは違い、雑談ではなく面接時の質問としてありますので、自分の将来設計と今までの企業研究を合わせて自分のやりたいことがどのように実現出来ると思ったのかを説明しましょう。
「将来どんなゲームを作りたいの?」
A.「男女問わずときめかせられる乙女ゲームを作りたいです。具体的には~」
といった形で自分の作りたいゲームを説明しましょう。その時はなるべく受ける企業に寄り添った考えであることかつ、+αのクリエイティブな考えを伝えると良いと思います。
ざっくり話すと具体的には?などと深堀りされることがあるので、しっかり考えをまとめておきましょう。
まとめ
ここまで、よく聞かれる雑談のような質問にもきちんとした意図があり聞かれていることが分かりましたね。
もちろん、緊張をほぐすための雑談として聞かれることもありますので、会話の流れをよんで回答するようにしましょう。
また、この質問はよく聞かれますが 必ず聞かれるわけではありません。そして、回答も合格を保証する内容ではありませんので意図をしっかり理解して自分の言葉で答えることが大切です。
それではゲーム会社の面接、頑張ってください。