「KORG Gadget for Nintendo Switch」新ガジェットDLC配信開始! セガやタイトーの名作のサウンドを収録 - ガメモ
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電子楽器などの製造・販売メーカーKORG(コルグ)は2019年7月4日、Nintendo Switch用の音楽制作ソフトウェア『KORG Gadget for Nintendo Switch』のバージョン3.0へのアップデートを配信しました。このバージョンアップに合わせて、2種類の新たなガジェットをDLCとして販売開始しています。価格はそれぞれ1000円(税込)。
あきらめなければ誰でも作れる直感的作業で作曲できる音楽制作ソフト
「KORG Gadget for Nintendo Switch」は、ニンテンドー3DS向けのミュージック・ワークステーション「KORG M01」を制作したKORGとDETUNEによってNintendo Switch用の音楽制作ソフトです。Joy-Conを使った直感的な操作や、ローカル・オンラインでの最大4人での共同制作ができます。
収録音源はガジェットとしてリード音源やドラム音源を始め各種音源が用意されていて、ガジェット単位でシーケンサーに並べることで作曲ができます。中にはバンダイナムコスタジオのサウンドチームとコラボしたガジェットの「Kamata」もあります。
「Kamata」に続いて「Ootorii」、「Ebina」が登場ますますはかどる創作活動
そして今回のバージョンアップと合わせて配信されたガジェットは「Otorii」と「Ebina」。バンダイナムコのガジェットが「Kamata」なので、この名前だけでピンとくる人も多いかもしれませんね。
ご推測の通り「Otorii」はセガ、「Ebina」はタイトーの音色が再現されたリズム音源ガジェットです。
「Otorii」はセガの名作アーケードゲームなどで使用された音色を、実機からサンプリングして収録していて、「アウトラン」を始め、「スペースハリアー」など7つのゲームから収録されています。このガジェットはリズム音源ですがドラム音源だけではなく、効果音やボイスも収録されいますので、がっちり使えば往年のセガの雰囲気が再現できます。
もうひとつの「Ebina」はタイトーのサウンドチームZUNTATAとコラボしたシンセサイザー。「ダライアス」「奇々怪界」「ニンジャウォーリアーズ」「ナイトストライカー」「メタルブラック」といったタイトー作品からFM音源をサンプリングしてあります。往年のZUNTATAサウンドがそのまま打ち込みなしで再現できるのが強みです。
ゲームボーイにバックライトを付けても布団の中でテトリスをプレイするわけじゃない
ハード改造系サイトでゲームボーイにバックライトを仕込むというのがあって、なんでわざわざと思っていました。そこで有識者に聞いてみたところ、すごい的確な答えが帰ってきました。
古いPCや8bitゲーム機を使って作曲するチップチューンというジャンルがあります。そのチップチューンの作品をイベントで掛ける時にゲームボーイを使うのです。
初代ゲームボーイはバックライトがついていないため、会場ではライトで照らしながらプレイすることになるのですが、コレがめんどくさいらしいです。
なのでバックライトが点いてると、プレイがしやすい上にカッコいいと良いことづくめなのです。
ここでなんで初代ゲームボーイなのかという疑問が湧くのですが、有識者の答えは「ファミコンはモノラルだから音が違う。ゲームボーイはステレオだけど、その中でも初代ゲームボーイが一番音がいいんだよ(個人の意見です)」とのことです。
確かにバックライト付きの初代ゲームボーイ2台を駆使して8bit音源のDJプレイをする彼はかっこよかった…のかな。
その後の話の中でスケルトンボディのゲームボーイクリアにバックライトを仕込むのもヤンキー感が増してイイとか、最近は国内でもバックライト化キットが売ってるからラクだなどのタメにならない話をたくさん聞かされました。
「KORG Gadget for Nintendo Switch」には8bit音源のガジェットも入っていますので、もしかしたらNintendo Switchにバックライト付きのゲームボーイを駆使してセガ&タイトーサウンドでクラブシーンを盛り上げている方がいるかもしれませんね。