「世知辛い」とは「世渡りが難しい」「暮らしにくい」という意味
ドラマや日常などよく耳にする言葉ですが、意味や使い方を何となくで使っている方が
多いと思います。
今回は正しい意味を理解して使いこなせるようになりましょう。
「世知辛い」の意味
世知辛い:(読み:せちがらい)
意味1:世渡りが難しいこと。
意味2:計算高く抜け目がないこと。
※注意※
せちつらい・せちがないと読まないように注意しましょう。
意味1:世渡りが難しいこと
代表的な意味としては「世渡りが難しい」という意味があります。努力しているのに報われないと感じるときに使って見ましょう。
<例>:どんなに頑張っても周りに認めてもらえないのはなんとも世知辛い。
意味2:計算高く抜け目がないこと
「世知辛い」の意味を分けると
世知(意味:世渡りの知識・処世術)+辛い(役目:意味を協調する)
に分かれます。
なので上記の意味を解釈すると、「世渡りの知識がついている」という意味の協調になります。
※注意※
褒め言葉ではありませんので、使う際には気を付けましょう!
<例>:社会に出てから世知辛い人間になったものだ。
「世知辛い」の使い方
使うシーンとして考えられるのは2パターンほどです!
パターン1:暮らしにくいとき
冒頭で説明したとおりで、よく人情系の映画やドラマのセリフで「世知辛い世の中だな…」と愚痴をこぼしているシーンを見たことがあると思います。
<例>:世知辛い世の中を生き抜くためには処世術が必要だ。
パターン2:計算高いなと感じたとき
世知辛いはネガティブなイメージで使うことが多いです。頭の回転が速いとか気が利くという意味ではなく、ズルいとか狡猾なイメージで使われます。
<例>:世知辛い人間にはなりたくない。
「世知辛い」の類語
ここでは類義語を3パターンご説明します。
パターン1:生きづらい
世知辛いの意味から「暮らしにくい=生きづらい」という意味で解釈が出来ます。
<例>:細かいところばかり気になってしまうので、生きづらい性格だなぁと思う。
パターン2:シビア
努力が報われないと感じた時や、中々厳しい状況の時に「世知辛い世の中」と表現されることがります。このような場合世知辛いより「シビア」という言葉を使います。
<例>:とてもシビアな状況だ。
パターン3:ずる賢い
世知辛いには処世術がある人という意味もあるので、代用が可能です。ずる賢いは「悪知恵がある」という意味があるため注意が必要です。
「世知辛い」の対義語
ここでは対義語をご紹介します。対義語は3パターンあります。