懐かしの携帯ゲームを完全復刻! G-MODEアーカイブス06『史上最強 宮本ジュリア』を紹介 - ガメモ
G-MODEアーカイブス06『史上最強 宮本ジュリア』を紹介!そしてゲームが発売された2008年の代表的な携帯電話を紹介!!
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機種変更をしてしまったせいで、今はもう遊べなくなってしまった携帯電話ゲーム。そんな携帯電話のゲームの中からジー・モードの人気タイトルをチョイスしてNintendo Switchに完全移植するプロジェクトがG-MODEアーカイブスです。
メールの返信を待っている間や、学校や会社の行き帰りの電車の中でプレイした懐かしいゲームが再びあなたの手に。
そしてキッズケータイから即スマホという世代には、スーパーファミコンでもプレステでもない、けれどどこか懐かしいゲーム体験に挑戦してください!
G-MODEアーカイブス06『史上最強 宮本ジュリア』
派遣社員である主人公「宮本ジュリア」が激しいバトルを繰り広げるアクションRPG。
ゲームの舞台の「東銀河」は、バブル経済が崩壊して大不況の真っ只中。そんな東銀河で主人公の宮本ジュリアが「時給10倍、どなたでもできる清掃のお仕事」という募集の言葉につられてやってきた職場は、生きるか死ぬかの戦場だった!? 業務内容はド派手なエネルギー波で大量の敵を殲滅していく爽快バトルです。操作方法は十字キーで移動してとショットボタンのみ。携帯電話時代はカーソルキーで移動して決定ボタンか「5」キーでショットだったので、操作系は格段に向上しています。あの時、地形に引っかからなければと悔やんでいた過去を精算できるチャンスです。
終業時刻(制限時間)までにスッキリ仕事(ノルマ)を片付けましょう。
億を越える攻撃力で敵をなぎ倒す爽快感!!
敵の戦闘力も高ければヒットポイントも高い。それに合わせて宮本ジュリアの攻撃力もバカ高く、一撃で100万ダメージなんて当たり前。溜め撃ちをすれば一度に大量の敵に7桁のダメージを与えることだってできちゃいます。画面のいたるところで表示される派手な数字のダメージはそれだけで気分爽快、ストレス発散になります。
装備できる武器も7系統あり、ステージやボスの特性によって変更することでステージの難易度も変わります。武器や防具を強化しつつ、史上最強の派遣社員を目指しましょう。
現実感のない数値が生み出す日常のリアル感
日本ではようやく出口が見えた就職氷河期も、今度は2008年に起きたリーマンショックのせいで景気も逆戻りといった感じでした。連日ニュースで何10兆という現実感のない負債額が報道される中、この報道のおかげで逆にこのゲームで表示される1000万ダメージなどが現実感を持ってしまったくらいです。当時のどこかぶっ壊れてる感じをダメージで表現したのかもしれないそんなゲームです。
『史上最強 宮本ジュリア』
メーカー:ジー・モード
ジャンル:ロールプレイング / アクション
配信日:2020年6月25日
価格:500円(税込)450円(税込)10%オフ
容量:105MB
※2020年7月22日 23:59 まで割引価格で購入できます。
© G-MODE Corporation
2008年の携帯電話事情
この「史上最強 宮本ジュリア」が発売された2008年は、ついにiPhoneが上陸して、日本はスマートフォン元年となった年です。
そしてこのiPhoneを迎え撃つ携帯電話勢力は、多機能が行き着くところまで行ってしまい、ガラパゴスの進化もここに極まれりといった状態でした。この年は北京オリンピック開催ということで携帯のワンセグ放送を高解像度で見ようということで、TVのブランドを冠した携帯電話に人気が集まりました。
そしてスマートフォン元年ということで、当時はiPhoneがソフトバンクからしか発売されていなかったため、ソフトバンクへの乗り換えを考える携帯ユーザーがたくさん現れました。
それを引き止めるためにauやドコモ、そしてソフトバンクも乗り換えキャンペーンを強化。現金のキャッシュバックなどの豪腕なキャンペーンが横行し総務省から注意が入る事態となりました。
そんなケータイとスマホの世代交代の始まりの年となった代表的な携帯電話を見ていきましょう。
縦にも横にも開くWオープンスタイルケータイ
こちらで紹介するのは2008年に最も売れた携帯電話パナソニック「P906i」です。ワンセグ視聴に向いた仕様で、パナソニックのテレビブランド「VIERA」の名前がついた“VIERAケータイ”と呼ばれる製品です。
この携帯電話の特徴はなんと言っても横開き。通常の縦に開くのはもちろんですが、横にパカッと開いてワンセグ放送の視聴やインターネットのブラウジングをサイトのデザインが崩れることなく見られることです。もちろんホーム画面も縦向きと横向きで開けた時は自動で変更され、それぞれの専用メニューが立ち上がります。
内蔵カメラも520万画素に顔認識オートフォーカスでもちろん手ブレ補正付き。そしてBluetoothも搭載し、プリインストールアプリには「レイトン教授と不思議な町」と「機動戦士ガンダム U.C.0079」という人気ゲームが横向き画面対応で入っているという凄まじさ。
唯一の欠点は写真撮影時や暗い中で落とし物を探す時に使うフォトライトが搭載されていないことぐらい。まさにガラパゴス携帯の進化の極みとも言える機種です。
有機ELディスプレイ採用でワンセグ視聴に特化した携帯
ドコモのヒット商品がパナソニックの「VIERA」なら、auのヒット商品は日立の人気テレビブランド「WOOO」の名前をつけられた「Woooケータイ W53H」です。こちらは2007年の11月発売ですが、2008年の販売台数ナンバー1となったケータイです。
薄くて軽くてワンセグ視聴に特化した特徴を持つ携帯電話で、2.8インチの有機ELディスプレイに回転2軸ボディを搭載していました。携帯を開いた後に画面を裏にしてたためる事ができました。これのおかげでスマホで動画を見るように、片手で横向きに持ってテレビのワンセグ放送を見ることが出来ました。ちなみにこの機種は、画面裏返した状態でたたむとワンセグが勝手に起動して視聴できるようになっています。もちろん日立の技術が惜しみなく使われているため、画質は最高ですし、裏番組を録画しながらテレビを見るなんてことも出来ました。
発売当時、この携帯電話の欠点して言われたのが「横向きで自立しないのでテレビを見る時にホルダーが必要」というものでした。この欠点でどれだけテレビ視聴に特化した携帯かがわかりますね。
閉じるとWalkman 開けるとケータイの小型端末
日本にiPhoneが上陸した年にソニー・エリクソンがauから発売したビックリ携帯がWalkman Phone, Xmini。ソニーはこれまでハイエンドの携帯電話にWalkmanの機能を持たせていたのですが、この機種は本当に「Walkmanに電話を付けただけ」というコンセプトの機種でした。
大きさも幅44ミリ、高さ75ミリ、高さ20ミリと小さく、メインの携帯電話と一緒に首からぶら下げておける大きさです。しかし小さいながらも入力のダイヤルキーはスライド仕様でフルブラウザにも対応していて、この機種だけでも問題なく携帯電話としての使用には耐えられます。
こんな小さくてかわいく音楽に特化した携帯電話でしたが、考えてみるとauの場合、聞きたい楽曲は音楽配信サイトのLismoでダウンロードする時代になっています。そのLismoのアプリはauの端末にはだいたい入っていますので、ハイスペックケータイを持っていれば音楽を聞くことに関しては問題はありません。そして携帯電話とこの端末をふたつ持つのなら、携帯電話とWalkmanかiPodを持ったほうがいいんじゃない?という身も蓋もない話になりました。
早すぎたスマート家電といえるかもしれません。
2008年はついにやってきたiPhoneを日本のガラパゴスケータイ勢が迎え撃つという図式でしたが、iPhoneはカメラの解像度も低く、まだ日本製のアプリも少なくて正直、まだまだ使いやすさでは日本の携帯の足元にも及んでいませんでした。
そして北京五輪開催に合わせて各社ワンセグ機能を搭載した携帯電話が数多く販売されていました。さらにリーマンショックが起こったのもこの年で、この金融危機以降からは人々の消費傾向が変わっていき、必要なものだけを持つミニマリスト志向が流行し始めたのがスマホ普及に拍車がかかったのかもしれません。
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