SNKブランド40周年記念ゲーム機「NEOGEO mini」生産終了へ - ガメモ
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SNKは一体型の家庭用ゲーム機「NEOGEO mini」、「NEOGEO mini INTERNATIONAL Ver.」の生産を終了することを発表しました。2019年6月27日に発売を開始した「NEOGEO mini サムライスピリッツ限定セット」の販売は今後も継続はするそうです。
40周年が終われば、販売も終わるのはアタリマエのことで…
「NEOGEO mini」は、2018年7月のSNKブランド40周年を記念して2018年7月24日より発売を開始したゲーム機。発売から約1年が経過してSNKブランド40周年も終えたことから、生産終了が決定されました。
「NEOGEO mini サムライスピリッツ限定セット」の販売は続くものの「NEOGEO mini」、「NEOGEO mini INTERNATIONAL Ver.」は生産が終了。ゲームキッズにはおなじみの赤青白のトリコロールカラーのデザインは現在市場に出回っている分で終了です。
また、「NEOGEO mini サムライスピリッツ限定セット」は、国内バージョンですので、国内とは収録タイトルが違う「NEOGEO mini INTERNATIONAL Ver.」も入手が不可能となってしまいます。
バージョンを見極めることで欲しいゲームを手に入れよう!
この2種類に限らず「NEOGEO mini」はバージョンによって収録されているタイトルが違ったり。バージョン限定の収録タイトルもありますので、これだけは外せないというタイトルが数多く含まれているバージョンをよく調べて購入してください。
ちなみにインターナショナル版は日本版でも収録されているゲームは設定を変えることで日本語でプレイできますが、インターナショナル版のみに収録されているゲームは日本語でプレイはできません。
駄菓子屋はダウンタウンゲームをプレイするのも一苦労
「NEOGEO mini」のモデルになったアーケード筐体は駄菓子屋でよく見られた筐体で、大抵は4種類ぐらいのゲームが入っていて、好きなゲームをセレクトして遊んだものでした。
しかし、駄菓子屋さんは地域ごとに統一ルールが無いため、50円1クレジットや、100円2クレジットだったり、100円1クレジットだったりと確認しないと、他のゲームキッズにクレジットを奪われるハメになっていました。
またメンテナンスも最悪のため、入れた100円が詰まることも多く、店の中に入っておばちゃんを呼んでる隙にゲームキッズが、非合法手段でクレジットを自分のものにしてしまう事件が巻き起こります。
そんなダウンタウン感が満載の中、プレイするのはたいてい「キング・オブ・ザ・モンスターズ」(SNK/1991年)だったり「戦国伝承」(SNK/1991年)だったりするわけです。しかもメーカーの言われるがままの設定なので、工場出荷設定になっていてどこのゲーセンよりも難しかったりします。
でも普通のゲーセンですと大抵、「餓狼伝説SPECIAL」(SNK/1993年)が稼働中で、こんなゲームはプレイできません。少しでも長く残っていてほしいという文化財保護のための募金みたいな感覚ですね。
やはり全バージョンを買うべきか欲しいソフトを追加で買うほうがいいか…?
今回の「NEOGEO mini」もデザインが懐かしくて、他のコンシューマ機の「ミニ」シリーズは、過去のハードのミニチュア化でしたが、NEOGEOはやっぱりの駄菓子屋筐体で「わかってる」という声も多く評価が高かったです。
でもバージョンによって収録されるソフトが変わってしまうのが残念でした。みんなで「NEOGEO mini」をプレイしようって話になった時に、持ってきたのがクリスマスバージョンだった時、「餓狼伝説SPECIAL」がプレイできないとなると、ちょっとテンションが下がりますよね。
そんな時は「風雲黙示録」(SNK/1995年)をみんなでプレイして「空手とブーメランを合わせた全く新しい格闘技」を楽しめばいいので問題はないんですけどもね。
いつか「全部入り」が発売されるのではと思っていたガマン強い方は、もうガマンしなくてOKですのでこの機会に是非購入してください。