メガCDの機能を再現するガジェット「MegaSD」が登場! - ガメモ
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TeraOnionは、メガCDアダプタ「MegaSD」を販売している。発送は8月初週より順次行なわれる予定で、価格は232ユーロ(約28,000円)
これだけでは遊べませんメガドライブ本体とソフトが必要です
「MegaSD」は、CDドライブを接続せずに「メガCD」の機能を再現するガジェット。「MegaSD」そのものがカートリッジとなっており、そのままメガドライブ本体に差し込むことで使用することができます。
ゲームのデータはmicroSDカードに保存することができるので、購入して手元にあるカートリッジやCD-ROMソフトからデータを吸い出して、microSDに移動させれば、ゲームをプレイすることが出来ます。
また、正規のメガドライブの本体ではないメガドライブの互換機であっても使用可能とのことです。
ただ、海外のユーザーからはスーパー32Xアダプタを挿した上で「MegaSD」を挿すと使用できないという報告もありますので、まだまだ検証が必要かもしれません。とは言うもののスーパー32Xアダプタを挿さなくてもスーパー32X対応ソフトは動くそうなので、問題はなさそうです。たぶんセガファンの「とりあえず接続できるアダプターは全部挿す」精神が発動しただけだと思われます。
メガCDも発売から28年が経過して、老朽化のために動作するハードも減ってきています。それに伴ってパーツ取りのために、動作不良のジャンク品の値段も上がっています。
メガCD本体を持っている人もいざという時のために購入しておくのもいいかもしれません。
これでまたメガCD版の「スナッチャー」が遊べる!
今回の「MegaSD」の発売を海外ユーザーが注目しているのは、ひとつにメガCD版の「スナッチャー」(コナミ/1994年)が遊べるようになるからというものがあります。
実は世界でも大人気な小島秀夫監督の初期の作品は、海外向けにローカライズされたものが少なく、ファンからも要望も多いのです。
その中で唯一、正規版として発売されたのがこのメガCD版の「スナッチャー」です。日本未発売でPCエンジン版をもとに移植されたこのバージョンは、人気が高く日本でも個人輸入などで買われた人も多かったです。
日本版との違いも多く、レーティングが米国版だと13歳以上で欧州版が18歳以上の指定を受けています。
他には規制や著作権に留意してイラストに変更があったり、下ネタなどの冗談のカット、面白いところではコナミとSEGAの光線銃に対応していることなどが挙げられます。
実は来年に発売されるPCエンジンminiの海外版に「スナッチャー」が収録されることが発表されています。しかし先程も書いたように海外版としてローカライズされたのは、メガCD版の「スナッチャー」だけです。
PCエンジンminiの「スナッチャー」のローカライズは一体どうなってしまうのでしょう。日本人の自分には関係のないことですが、気になってしまいます。
ちなみに「スナッチャー」と並んで名作の呼び声の高い小島秀夫作品の「ポリスノーツ」も外国語へのローカライズが切望されている作品です。もちろん有志による翻訳はされているのですが、正規版でないと正しい作品の評価できません。
海外での小島監督の人気を考えるとこちらの作品も評価に加えてほしいですね。