懐かしの携帯ゲームを完全復刻! G-MODEアーカイブス22『ヘラクレスの栄光Ⅲ 神々の沈黙』 - ガメモ

懐かしの携帯ゲームを完全復刻! G-MODEアーカイブス22『ヘラクレスの栄光Ⅲ 神々の沈黙』 - ガメモ

懐かしの携帯ゲームを完全復刻! G-MODEアーカイブス22『ヘラクレスの栄光Ⅲ 神々の沈黙』 - ガメモ

G-MODEアーカイブス今週の新作は、傑作RPGと評価の高い「ヘラクレスの栄光III」のフィーチャーフォン版! 物語は独立しているのでこの作品から遊んでも問題なし! 記憶をなくし不死身の体を手に入れた主人公たちを待つ運命とは!?

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  1. 1G-MODEアーカイブス22『ヘラクレスの栄光Ⅲ 神々の沈黙』
  2. 1.1ストーリー
  3. 21987年からの『ヘラクレスの栄光』事情

携帯電話から機種変更をしてしまったせいで、今はもう遊べなくなってしまった携帯電話ゲーム。そんな携帯電話のゲームの中からジー・モードの人気タイトルをチョイスしてNintendo Switchに完全移植するプロジェクトがG-MODEアーカイブスです。
メールの返信を待っている間や、学校や会社の行き帰りの電車の中でプレイした懐かしいゲームを再びあなたの手に。

G-MODEアーカイブス22『ヘラクレスの栄光Ⅲ 神々の沈黙』

本作は1987年の第1作目「闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光」をリリースして以来、 数々のハードで物語を紡いできた人気RPGシリーズのフィーチャーフォン版です。なかでも3作目となる本作は、シリーズの中でも最高のシナリオと名高いタイトルです。

 

シナリオは独立しているので、第1作や第2作を遊んでいなくても充分に楽しめる内容となっています。

時間経過とともに昼と夜が変化する世界では出会える人物やお店が変わり、入手できるアイテムや情報が変わってきます。そして7種類の特徴ある武器や各地の神殿で習得する魔法を駆使しながら強敵に立ち向かう一方、 弱い敵との戦闘ではオートバトルモードに切り替えることでキャラクター達が打撃攻撃のみの自動戦闘を繰り広げるのでストレスなく遊ぶことができます。

 

ストーリー

記憶を失ってしまった主人公は、なぜか高所から飛び降りても死なない不死身の肉体を手に入れていた。そんな彼は、自分と同じく記憶をなくし、不死身の体を手に入れた仲間たちと旅をする夢だった。
時を同じくして起こる天変地異の数々。世界の異変が次第に拡大していく中、主人公は夢と同じように不死身の仲間たちと旅に出るのだった。
果たして彼らの過去は、この天変地異と関係があるのだろうか?

メーカー:ジー・モード
ジャンル:RPG
配信日:2020年10月29日
価格:500円(税込)390円(税込)22%オフ
2021年1月31日 23:59 まで割引価格でご購入できます。
©PAON DP Inc. ©G-MODE Corporation

G-MODEアーカイブス22 『ヘラクレスの栄光Ⅲ 神々の沈黙』販売ページ

G-MODEアーカイブス公式サイト

1987年からの『ヘラクレスの栄光』事情

 

普段はここで携帯アプリが配信された年の「携帯電話」や「オタクカルチャー」を紹介していますが、今回は特別編ということで「ヘラクレスの栄光」シリーズを紹介します。

 

「ヘラクレスの栄光」シリーズは現在、全部で6作品作られ、第1作「闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光」から第5作「ヘラクレスの栄光IV 神々からの贈り物」までがデータイーストから発売され、第6作の「ヘラクレスの栄光 魂の証明」だけはデータイーストがすでに倒産していたので、開発をデータイーストから独立した開発会社パオンが担当し、任天堂から発売されました。

 

この「ヘラクレスの栄光」シリーズの第1作が発売されたのが1987年で、この年に「ドラゴンクエスト2」が発売されて大ブームとなっていました。当時はドラクエブームをRPGブームにしようと各社がRPGやRPG要素のあるゲームを多く発売していました。

シリーズ第1作である「闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光」もその中のひとつで、ギリシア神話をモチーフにしたRPGでした。しかし、回復アイテムに「はくさい」や「にんじん」、「さんま」があったり、先に進むために必要な重要アイテムも道具屋で売れたりと、ヘラクレスの12の冒険を題材にした壮大なRPGだったのですが、まじめにおかしなことをやってしまうデータイースト風味はしっかり残っているゲームでした。

 

そしてリリースを重ねて、シリーズの評価を決定づけるタイトル「ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙」が1992年に発売されます。この年はスーパーファミコンから「ストリートファイター2」が発売され、格闘ゲームブームが巻き起こっている最中でした。

みんなで集まって楽しむ対戦格闘ゲームやレースゲームが人気となる中で、プレイした人からの口コミで発売後に人気が出て、シリーズを代表する傑作と呼ばれるようになりました。特にシナリオの評価が高く、張り巡らされた伏線にキャラの立った登場人物たち。主人公が不死身であることを活かしたマップの仕掛けなどがあり、正直、システムの遊びやすさは同じ年に発売された「ドラゴンクエストV」のほうが段違いでしたが、シナリオの素晴らしさは「ドラクエV」を超えているという人も言うくらいの作品でした。

 

ちなみにこの「ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙」と「ヘラクレスの栄光IV 神々からの贈り物」のシナリオを担当した野島一成氏はデータイーストを退職後、スクウェア(現:スクウェア・エニックス)に移籍し「ファイナルファンタジー」シリーズや「キングダムハーツ」のシナリオを担当します。

 

シナリオがとにかく好評だったので、当時からオタクじゃない友人に「何かRPGをやりたいんだけど」と聞かれると曲者のゲームオタクが勧めていたのが「ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙」だったのです。そして物語の中盤でとんでもない事態になると、電話がかかってきて「なんかスゴイことが起きたけど、最初からやり直さなきゃダメ?」と聞かれることにゲームオタクは喜びを感じるのでした。

 

この「なんかスゴイこと」がどんな事態かは実際に「ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙」をプレイして確かめてください。

 

 

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