「人狼」でサイバーセキュリティを学ぶスマホアプリが登場! - ガメモ
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特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会教育部会(JNSA教育部会)は、Android用無料ゲームアプリ「セキュ狼-『セキュリティ専門家 人狼』モバイル:SECWEREWOLF MOBILE」(セキュ狼モバイル)をリリースしました。
このゲームは、学校法人岩崎学園情報科学専門学校と共同開発したもので。サイバーセキュリティをゲーム命式で学べるものです。
日本ネットワークセキュリティ協会とは、ネットワークセキュリティに関する啓発、教育、調査研究及び情報提供に関する事業を行う特定非営利活動法人です。
この団体には、ネットワーク・セキュリティ製品を提供しているベンダー、システムインテグレータ、インターネットプロバイダーなどネットワークセキュリティに携わる組織が多く参加しています。
サイバーセキュリティ実践というより用語を身近に感じよう
こちらのゲームは以前にJNSA教育部会より配布されたアナログ版の「セキュリティ専門家人狼」のスマホ版。
ルールはまさに人狼で、プレイヤーはサイバーセキュリティの専門家となりCSIRT陣営に所属するか、犯罪者として内部不正を働く犯罪者陣営に所属するかに分かれます。
そして、不正調査で毎日ひとりずつ解雇をしていって、汚職者を追放します。汚職者は他の誰かに汚職の罪をなすりつけ解雇をされないようにしていきます。
こうしてCSIRT陣営と汚職者の人数が一緒になれば汚職者の勝ち、その前に汚職者全員を解雇できればCSIRT陣営の勝ちといったルールです。
役職の名称がフォレンジックエンジニア(人狼でいうと占い師)、フォレンジックエンジニア(人狼でいうと霊能者)、コマンダー(人狼でいうと狩人)などという感じでサイバーセキュリティ的になっているだけで、特にサイバーセキュリティの知識はいりません。
特にこのゲームだけでサイバーセキュリティの知識を身に付けるのではなく、プレイすることでセキュリティ用語を身近にしたり、実際に内部調査をする時に「嘘を付く人」の態度を前もって知っておくといいかもといった感じだと思われます。
仕事中に会議室を押さえて部署のメンバー全員でこのゲームを遊んでいると、仕事をしている雰囲気を他の部署にアピールできていいかもしれません。ただ熱が入りすぎると本当に「汚職者」がいると思われてしまうかもしれません。
「人狼」に興味大の人に超おすすめの大傑作が登場!
先ほど紹介した『セキュリティ専門家 人狼』は、会社などでの研修が目的のゲームですので、最低プレイ人数が5人からとなかなかにプレイのハードルが高いです。
そんなに人が集められないという方に向けて人狼系の他のゲームをオススメしたいです。それは「グノーシア」(メビウス/2019年)です。
ループ物SF×人狼ゲームと言われ、発売されたハードがPS Vitaということで当初の注目度は高くなかったものの、プレイしたユーザーはみんな大絶賛。
漂流する宇宙船内にいる、プレイヤーを含めた15名の船員の中から人間を襲う未知の敵「グノーシア」を見つけ、コールドスリープさせていきます。
コールドスリープさせられたのが、人間なのかグノーシアなのか知ることは難しい。はたして、人間はすべてのグノーシアを活動停止させられるのか…。
ワンプレイが約15分と短いためテンポ良く遊べることと、プレイが終わるたびに新しい設定のゲームがスタートします。それを繰り返していくと、イベントが発生し、ループしている世界に変化が生じてきます。
このちょっとした変化が嬉しくてなんべんもプレイしてしまいます。
一人ぼっちで「人狼ゲーム」が楽しめない方は、ぜひともこのゲームを楽しんでください。ハードが文字通り硬派なPS Vitaですが…。