エフェクトデザイナーはどんな仕事? エフェクトデザイナーにはどうすればいいのかご紹介!
エフェクトデザイナーという仕事は、ゲーム内のエフェクトを作る仕事です。そんなエフェクトデザイナーのなり方から必要なスキルについて紹介していきます。
エフェクトデザイナーとは?
エフェクトデザイナーは、ゲーム内のアクションに応じたエフェクトを付ける仕事です。作るエフェクトは主にバトルで使われる攻撃・ダメージエフェクトと、ムービーなどに使用される演出エフェクトの2つです。
エフェクトは、楽しさと華やかさを感じさせるだけではありません。ゲーム内で何が起きているのかを表現する機能性も求められてきます。
エフェクトデザイナーのやりがい・大変なこと
エフェクトデザイナーのやりがいと大変なところは、一体どんなことなのでしょうか。ここからは、やりがいと大変なことについて紹介していきたいと思います。
エフェクトデザイナーのやりがい
エフェクトデザイナーのやりがいは、やはり作品が作り上がった時でしょう。しかし、そのほかにもエフェクトデザイナーのやりがいはあります。ここでは、そのやりがいについて紹介していきます。
エフェクトがゲームに実装される
依頼されたエフェクトを表現するために、自分の感性とアイディアを全て活かして作れることが、やりがいに感じます。手法や表現に工夫を凝らして、良いエフェクトを作るのは大変なことです。しかし、それがゲームになった時には、とても大きなやりがいを感じることができます。
狙いがユーザーに通じる
作ったエフェクトの狙いがユーザー側にも伝わった時や、ユーザーの反響が多い時は、喜びとやりがいを感じられます。ユーザー側にどのように感じて欲しいのか、依頼された通りに制作できた時は、制作時の大変な作業を忘れられる喜びを味わえます。また、SNSでユーザーの話題になることも、仕事のやりがいになっています。
エフェクトデザイナーの大変なこと
エフェクトデザイナーの大変なところは、イメージしたエフェクトを作り直すところです。また、制作ツールも様々あるので、作業環境で大変な面もあるようです。
もう1度エフェクトを作り直す
自分のアイディアが足りずに、作り直しをしなければいけない時が、エフェクトデザイナーの大変なところです。エフェクトの表現が甘かったり、派手さばかりで伝えたいことが伝わらなかったりした場合は、クライアントからやり直しを要求されます。その場合は、もう一度イメージを膨らませて最初から作る場合もあります。
進化するツールに慣れる
使用ツールの多いエフェクトデザイナーは、日々進化していくツールに慣れていかなければいけません。また、サブツールもあるのでそれも含めて変化する環境に適応することが、楽しいところでもあり、大変なことでもあります。
エフェクトデザイナーの年収
エフェクトデザイナーの年収は、約300から400万円台からのスタートとなっています。上限は、600から700万円で設定されている企業がほとんどですが、なかには800万円から1,200万円を上限として設定している企業もあります。専門的な仕事なので、スキルアップしていけば、キャリアアップも望めます。
エフェクトデザイナーになるには? なるのに便利な資格・必須スキル
エフェクトデザイナーになるには、どのような資格を持っておいた方が選考に有利なのでしょうか。また、必須となるスキルはどんなものなのか。ここからは、この2つを紹介していきます。
エフェクトデザイナーになるのに便利な資格
エフェクトデザイナーの選考に有利になる資格を紹介していきます。多くは、仕事をするうえでも役立つ資格となっています。
Illustratorクリエイター能力認定試験
グラフィックツールのIllustrator習得率に関する資格です。Illustratorについての基本的な知識や技術の証明となり、ベーシックとエキスパートの2種類難易度があります。
ベーシックだけでもいいですが、余裕があるならエキスパートを取っておくことをオススメします。
Photoshopクリエイター能力認定試験
グラフィックツールであるPhotoshop習得率に関する資格で、Photoshopの知識や技術についての証明になります。難易度はベーシックとエキスパートの2種類となっています。
こちらも、ベーシックだけでもいいですが、余裕があるならエキスパートを取っておくことをオススメします。
色彩検定
色彩検定は、色に関する知識や技能についての証明する資格です。色彩に関する知識などに関する資格のため、取っておけば色彩の適切な配置能力の証明になります。
CGクリエイター検定
CGクリエイター検定は、CG制作に必要な知識や能力の証明する資格です。エフェクトデザイナーは、CGを扱えることが必須なので、この資格は取っておきましょう。この資格は、3DCGに関する基本的な知識や技術がないと取得できない資格なので、作成技術の証明になります。
エフェクトデザイナーの必須スキル
エフェクトデザイナーになるのに必須となるスキルは、制作に関するスキルも多くなっています。また。コミュニケーション能力も必要となってくるので、詳細を見ていきましょう。
ビジュアルを表現するための知識
エフェクトデザイナーはエフェクトを作る際に、実際に作るものの知識が必要となります。炎魔法のエフェクトを作るなら化学についての知識など、自然現象や科学に関する知識はゲーム中のエフェクトにも使用されます。
また、何が起きているのかを表現するために状態異常のエフェクトを作る場合には、直感的にわかりやすいように、デザインや色彩理論を使って作ります。さらに、エフェクトの出現するタイミング決める演技力。視覚的なエフェクトを作るのには、想像力と発想力が必要となってきます。
制作に関するツールの知識
3DCG制作ソフトのMayaや、グラフィック制作ソフトのAdobe After Effectsなど、エフェクトを作るのには様々なツールを使用します。
制作ツール以外にも、物理シミュレーションのスキル、スクリプト言語に関する知識も必要となってくるので知っておくといいでしょう。
▼After Effectsの使い方を解説!
コミュニケーション能力
エフェクトデザイナーは、チームプレイも必要となってきます。そのため、コミュニケーション能力は必要不可欠です。ゲームプランナーや他のCGデザイナーなど、人と関わる場面が多く、業務を円滑に進めるためにも信頼関係を築けるようにしておきましょう。