VTuber業界を支える仕事をご紹介! 企業とのタイアップや海外進出など将来性にも注目!
VTuber企業にいるスタッフは、どんな職種の人がいてどのような形でサポートをしているのでしょうか。また、どんどん広がっていくVTuber業界はどのように企業や海外に影響を与えていくのか、将来性はあるのかを紹介していきます。
VTuberを裏方で支える仕事たち
VTuberが活動するためには裏方でさまざまスタッフが環境を整えています。ディレクターやマネージャーなど直接VTuberに関わってくる仕事から、デザイナー、技術エンジニアなどVTuberにとっては重要な配信や動画、グッズに関するものまで多種多様な仕事をしています。
これから紹介する職種は専門的な知識が必要なものも多いので、もしスタッフになりたい人は自分が得意なものか、やってみたいと思った職種の知識をつけてみるのがよいでしょう。
ディレクター
ディレクターの仕事はキャラクターの企画、演出、配信、動画の責任者として進行管理をすることです。責任者となるので、最後までVTuberの活動方針を考えて、寄り添っていく仕事にもなっています。生配信や動画撮影の時には現地に来て、ネット環境の確認や配信用の機材の確認、トラブル対応もしていくのでネットワークと機材の知識、視聴者への対応能力が求められます。
また、その場の状況把握能力や他のチームやVTuberと交渉する能力が必要となってきます。
マネージャー
マネージャーが必要となる能力は、日程調整能力・営業力・企画力・問題解決となっています。
マネージャーはVTuberを管理する仕事です。案件やライブ、打ち合わせのスケジュール管理や、営業先への売り込み、社内外との調整、グッズ販売についてもサポートとします。
VTuberの趣味や特技を活かしたブランディングの戦略や企画を立てることもあるので、人の長所を見る能力と戦略的思考力が必要になってきます。また、VTuberが活動方針や視聴者の対応で悩んでいる時は、メンタルケアもして問題を解決していきます。
デザイナー
VTuberを支える仕事の1つとしてデザイナーの仕事があります。この職種は、デザイナーの仕事として思い浮かぶであろう、VTuberのキャラクターモデルからグッズのデザインを仕事にしています。
また、VTuberに関するWebコンテンツのデザインも行っています。Webコンテンツが使いにくかったり、デザインが悪かったりするとユーザーの満足度は低くなります。なので、アプリやシステムのデザインを担当するUI・UXデザイナーというデザイナーが必要になってきます。
どちらのデザイナーもユーザー目線で、企画と提案を重ねてデザインしていくので、発想力やデザイン能力、ユーザーの声を聞く能力が必須となっています。
技術エンジニア
技術エンジニアはVTuberを技術的な面で支える仕事です。VTuberの2D・3Dキャラクター制作や配信アプリの開発には、ゲームエンジンである「Unity」がよく利用されます。Unityエンジニアは、VTuberのモーションと表情の制御をします。なので、これらの仕事をしたい人は「Unity」の技術を学びましょう。
Unityエンジニアの他にも、サーバーサイド側の開発をするサーバーサイドエンジニアも存在します。これは、C言語やJavaなどの言語を使うサーバーサイドエンジニアとしての知識が必要です。
また、配信機能の設計から開発、コミュニケーション機能の設計・開発、UI設計・実装、VR映像と音声VRの技術をもつ技術エンジニアもいて、これらの仕事にはそれぞれの専門技術の知識が必要となってきます。
▼Unityについてもっと知りたい方はこちら
動画・映像制作クリエイター
VTuberの2D・3Dキャラクターやキャラクターモーション、ロゴやタイトル・エンディングのアニメーションなどのVRコンテンツを手掛けるのが、動画・映像制作クリエイターです。その他にもVTuberのデジタルグッズのデザインもしていきます。
動画・映像制作クリエイターには、クリエイターの専門知識から新しいものをデザインできる発想力が必要です。
知的財産管理
VTuberとして安心して活動してもらうのには、契約業務や契約管理、ロイヤリティ管理が必要になってきます。具体的にはいつまでVTuberとして活動してくれるのか、情報漏洩対策、配信や動画で使用するものの著作権についてなどが関わってきます。
VTuber活動ではコンテンツ制作をしていく上で、著作権などの法律的問題が絡むことが多いです。なので、VTuberを守る法務関連の仕事をするには、著作権・商標権・意匠権などに関する高い知識が必要となってきます。
事務
VTuber業界にも事務職はあります。仕事内容は契約サポートの人事だったり、予算を管理する経理だったり、資料作成や社内調整などを行う一般事務だったりと一般企業と同じことをしています。VTuber企業の事務に就きたい場合は、事務職ごとに必要になる知識やPCスキルを押さえておきましょう。
VTuberを起用した企業のマーケティング
最近ではVTuberが企業とタイアップしたり、企業が自社でVTuberをデビューさせたりすることが当たり前になってきました。その理由は、芸能人などに比べて安く宣伝できる、自社のブランドイメージを取り入れたVTuberで企業を宣伝できるなどの理由があります。
ただし、VTuberのイメージと合わないものには宣伝をしても、そこまでの効果がないので、企業や商品にあったVTuberの選択やVTuberのデザインが必要になってきます。
経費を抑えてPRができる
VTuberをマーケティングに採用する理由はコストを抑えて、自社のサービス宣伝ができるからです。たとえば、芸能人を自社の広告に使うとそれなりにコストがかかってきます。しかし、人気のVTuberとタイアップをすれば、芸能人よりも経費を抑えて宣伝効果を上げることが可能になっています。
自社でVTuberを作ることも可能ですが、それには多くの時間とお金を掛けることになるので、一時的な宣伝ならば人気VTuberとのタイアップが一番コストを抑えることができます。
もちろん、人気VTuberということだけで宣伝を頼むだけでは、宣伝効果があまり期待できません。採用するVTuberのフォロワー属性を確認したうえで、宣伝したいものを選択していくことが重要になります。
自社ブランドを契約期間に縛られず宣伝できる
自社でVTuberを制作する場合は、自社ブランドにマッチしたキャラクターを制作することができるので、企業自体をアピールすることができます。さらに、企業内でキャラの制作から動画制作を行う場合は、委託する際に発生する時間が短縮することができるので、企画ができたら収録して投稿するスピード感のある活動が可能です。
さらに、企業のポスターなどで広告を制作する場合は著作権契約が結ばれ、利用期間や内容変更に制限がかかりますが、自社VTuberの場合はそういった契約期間に縛られることはありません。活動の早さと契約期間のことを考えると自社VTuberでの企業広告は効果的です。
VTuberの仕事の将来性
VTuber業界へ就職したい人にとっては、将来性が気になってくる人が多いでしょう。VTuberは今だけの一時的なブームだろうと予想している人もいますが、VTuberと企業がタイアップをしたり、海外進出をしたりと躍進を遂げています。
タイアップ企画
先ほども紹介したVTuberのタイアップは、近年多くなっています。タイアップ企画が増えている理由は、初めからVTuberを作らなくてもいいからです。VTuberをデビューさせるには自社のコンセプトと人気が出そうなデザインにしなければうえ、個性的なキャラクターでないと人気が出にくい可能性があります。そのデメリットを踏まえると、既に人気のあるVTuberに宣伝してもらったほうが、デメリットが少なく済むためタイアップ企画が増えています。
マーケティングの一種としてVTuberが注目されているので、これからもタイアップ企画が増加してくるのではないでしょうか。
海外進出
VTuber事業は日本だけではなく海外にも普及していて、VTuberの大手企業は海外支部もあります。また、海外発のVTuber企業もあるので、活動の幅はどんどん広がっています。そのおかげでもあり、日本のVTuberの視聴者の中にも海外の人が増えてきました。
VTuberの海外進出によって、海外の市場にも開拓していくVTuber企業が増えてきました。また、日本と海外では文化、価値観、ルールが異なってくるので、日本と同じアプローチの仕方が問題になる可能性もあります。そこを踏まえて市場拡大を目指していければ、VTuber事業は更に大きくなっていくでしょう。
まとめ
VTuberを運営する企業にはVTuberサポートするさまざまな職種の人がいます。そんな人たちがいるからこそVTuberが他の企業とタイアップ企画や、自社のコンセプトに合わせたVTuberがデビューすることができるのです。
裏方がいるからこそVTuberは心置きなく配信や動画で活動ができます。また、国内だけではなく海外にも進出しているので、これからVTuberの企業に就職したい人はグローバルな知識を持っておくと就職しやすいかもしれません。
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