【完全図解まとめ】XR・AR・VR・MR・SRとは?|それぞれの違いを解説

AR、VR、MR、SR、そしてXRとは?Web3.0やメタバースを勉強していると必ず出てくる単語です。しかし、それぞれの単語がどう違うのか?については、意外に説明が難しいです。そこで今回は、AR、VR、MR、SR、そしてXRとは?について解説していきます!
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- 1まとめ|AR・VR・MR・SR・XRとは?
- 1.1VR(仮想現実)とは?|現実とは異なる世界を映し出す
- 1.2AR(拡張現実)とは?|現実世界に仮想のものを映し出す
- 1.3MR(複合現実)とは?|現実世界によりリアルに仮想のものを映し出す
- 1.4SR(代替現実)とは?|現実世界に過去のものを映し出す
- 1.5XR(クロスリアリティ)とは?|AR・VR・MR・SRの総称
- 2VR(仮想現実)とは?|具体例でわかりやすい!
- 3AR(拡張現実)とは?|具体例でわかりやすい!
- 4MR(複合現実)とは?|具体例でわかりやすい!
- 5SR(代替現実)とは?|具体例でわかりやすい!
- 6XRの活用例|具体的にどう使われるのか?
- 6.1VR(仮想現実)の活用事例
- 6.2AR(拡張現実)の活用例
- 7XRとメタバースの違いとは?
まとめ|AR・VR・MR・SR・XRとは?
XR(クロス・リアリティ)とは、以下の4つの総称です。
VR(Virtual Reality=仮想現実)
AR(Argumented Realty=拡張現実)
MR(Mixed Reality=複合現実)
SR(Substitutional Reality=代替現実)
それぞれどういう意味で、どう違うのか解説していきます。
VR(仮想現実)とは?|現実とは異なる世界を映し出す
VRとは、Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)の略です。
日本語だと「仮想現実」と訳されます。
VRゴーグルなどを通じて、現実とは異なる世界を映し出すことが、ほかの用語との区別のポイントです。
AR(拡張現実)とは?|現実世界に仮想のものを映し出す
ARとは、Argumented Realty(アーギュメンティド・リアリティ)の略です。
日本語だと「拡張現実」と訳されます。
ARグラスの装着やスマートフォンをかざすことで、現実世界の中に仮想の物体やエフェクトなどを映し出すことが、ほかの用語と比べた時のポイントです。
MR(複合現実)とは?|現実世界によりリアルに仮想のものを映し出す
MRとは、Mixed Realty(ミックスド・リアリティ)の略です。
日本語だと「複合現実」と訳されます。
基本的にはARと同じような概念なのですが、XRの方がより仮想の物体が現実世界に溶け込んでいるように表現されます。
例えば、同じARグラスをかけたほかの人にも、自分が見ている同じ仮想の物体が見えたり。
例えば、自分が仮想の物体の裏側に移動したら、見えている仮想の物体の裏側が見えたり。
自分が見えている仮想の物体がより現実に近く表現されているのが、MRの特徴です。
SR(代替現実)とは?|現実世界に過去のものを映し出す
SRとは、Substitutional Reality(サブスティチューショナル・リアリティ)の略です。
日本語だと「代替現実」と訳されます。
SRを理解するには、「何が代替(置き換わる)されているのか」を理解することが大事です。
SRは、現実世界が、その現実世界の過去の状態と置き換わって見える技術です。
XR(クロスリアリティ)とは?|AR・VR・MR・SRの総称
このような、VR・AR・MR・SRの総称が「XR」です。
日本語だと複合現実と呼ばれます。
それぞれ似ているようで違う言葉なので、間違えないように使っていきたいですね。
VR(仮想現実)とは?|具体例でわかりやすい!
ここからは、VR・AR・MR・SRの具体例を見て、より理解を深めていきます。
まずはVRの具体例をご紹介します。
VRを楽しんでいる人を外側からみるとこう見えます。
外側から見たら意味不明ですが、本人はヘッドセットを通して仮想の世界が見えています。
その仮想の世界の中で体験を楽しんだり、ゲームをしたりして、VRの世界を楽しみます。
そのようなVRの世界を楽しむにあたって、視界をすっぽり覆うVRゴーグルやヘッドセットは必須です。
GAFAMの一角である「FaceBook社(Meta社)」は、VRヘッドセットを売り出しています。
VRヘッドセット「Meta Quest」
参考価格: 37,180円
AR(拡張現実)とは?|具体例でわかりやすい!
次にご紹介するのはAR(拡張現実)です。
まずは、こちらの画像をどうぞ。
駅の中のワンシーン。スマートフォンのカメラ機能で読み取っております。
注目してほしいのは、スマートフォンに映し出される画面です。
現実にはない白い箱が移っているのが見えますか?
このように、現実の画像にプラスして、バーチャルな物体を映し出すことが、ARの技術です。
こちらもかわいい画像だったのでご紹介します。
キーボードをARグラスやスマートフォンで映し出すと、手紙のキャラクターが見えるようです。
ARを体験するには、スマートフォンやARグラス(スマートグラス)が必要です。
世界を代表するメーカーが様々なデバイスを出しているので、是非一度見てみてください!
MR(複合現実)とは?|具体例でわかりやすい!
次に説明するのはMR(複合現実)です。
こちらは、先ほど紹介したARが更に進化した技術であるといえます。
先ほどのキーボードと手紙ちゃんの画像を例にとって説明しましょう。
例えば、このキーボードの裏側に回り込んだらどうでしょうか?
従来のAR技術でしたら、裏側に回り込んでも、手紙ちゃんは正面しか見えないです。
ですが、MRの技術は、仮想の物体をより現実に近いように表現できます。
MRの技術なら、裏側に回り込んだら、手紙ちゃんの裏側が見えるようになるのです。
もう一つの例として、先ほどの駅の画像。
この状態では、前を横切っている女性には白い箱は見えていません。
ですがMRでは、こちらの女性も同じようにスマートフォンをかざすと、同じ白い箱の画像が映し出されます。
SR(代替現実)とは?|具体例でわかりやすい!
最後にSR(代替現実)です。
先ほど説明した通り、SRとは過去の映像を現実の世界に投影します。
こうすることで、現実では見ることができないことを、あたかもその場にいるように見れるバーチャル技術です。
ですが、具体的な活用事例がまだほとんどありません。
今後のSR活用による様々な産業の発展に、期待したいですね。
XRの活用例|具体的にどう使われるのか?
ここまで、XRに含まれているVR・AR・MR・SRの説明をしてきました。
では、具体的にどのように私たちの生活や仕事に関わってくるのか?
一例をご紹介したいと思います。