【Web3用語集】VR(仮想現実)とは?|意味と具体例を解説
最近話題のバーチャルの世界ではVR・AR・MR・SR・XRなど、複数の似たような用語があり区別が難しいです。今回はその中でも「VR」に焦点をあてて解説していきます! 意味は? 具体的に何が出来るのか? おすすめのVRゴーグルなどもご紹介します。
VRとは?|意味と読み方ついて
VRとはバーチャル・リアリティー(Virtual Reality)の頭文字をとった略語で、「仮想現実」という意味です。
電子技術でCGの仮想の世界を作り、そこで視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚といった五感を再現することにより、まるで現実世界にいるのとかわらないかのように動かせる技術です。
SF小説などでは50年以上も前から扱われている題材ですが、ながらく実現はできていませんでした。
昨今の技術の発展によってようやく一般人にもわかりやすく安価で触れられるようになってきたため話題になっています。
現在ではヘッドマウントディスプレイを使い、視覚の錯覚を使いより立体感のある視界でCGのワールド内に実際に居るように体験することが出来ます。
同じ様な技術でARやMRなどの似た言葉がありますが、そちらについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をおすすめします。
VRを活用した具体例
VRチャット(VRC)
一般人がVR用のゴーグルの購入する際、その目的の多くがVRチャットを使用することであるともいえます。
VRチャットはVR界隈では最大手の場所で、世界中から参加者が集まっており、思い思いのアバターの姿でコミュニケーションをすることが出来ます。
また個人でアバターやワールドを作成することが可能です。
現実ではありえないようなワールドを散策したり、好きなアバターを使用していつもとは違った自分になりきることが出来ます。
幼いころにSFやアニメなどで夢見ていたVRの世界が確実に近づいていると実感することが出来る場所です。
体験型エンターテイメント
VRゴーグルや触感を再現する装置をしようして行う体感レジャーなどがあります。
例えば、有名なとこでは高層ビルの上に張り渡された一本道を歩く体験や、渓流のカヌーを体験するなど、平地の椅子の上に居ながらにして様々な体験ができます。
遊園地では大規模な施設を使い、今までにないエンターテイメントを提供するVRツアーなどもあります。
映画館にある映画を刺激的にする4DX席などもVRの一種です。
建築物・不動産の内見
実際に建築する前に、VRで作った家で大きさやスケール感を感じることが出来るサービスが始まっています。
家を買うという大きな金額が動くことで慎重になるのと、後から変更が効かないことであるため、思っていたのと違ったという認識の齟齬が起こることを予防してくれています。
お店のVR化も広まってきており、事前の下調べのみならず、VR内で気に入ったものを購入して届けてくれるサービスもあります。
観光地や名所のPR
観光地や観光名所でもVRによる遠隔地からのサービスをしている場所があります。
また、個人で険しい道の山を3Dカメラを使って撮影しながら登山し、動画を投稿する人なども居ます。
そういった、普段では人目につかない風景や絶景も、VRを使うことで遠くに居ながら鮮明に体験する事が可能になっています。
スポーツ観戦・危険のないトレーニング
スポーツ観戦は3Dカメラの技術によって、VRを使用している観客は一定の方向だけでなく360°さまざまな方向・位置からおもいおもいに観戦することが出来るようになっています。
選手側としても対戦相手をよりリアルなイメージで仮装できるようになり、チームが持つ技術の有無で実践への緊張感が違い、結果も変わってきます。
スポーツだけではなく、危険な状況を怪我の心配なく体験することが出来るのもVRの特徴です。
火災や地震などの災害体験や、パラシュート降下の体験など、いざという時のための予習にもなるトレーニングがあります。
自動車の運転シミュレーターもVR技術を応用してかなり現実的になってきています。
遠隔医療・リハビリ
医療の面では、医者の手の動きと同期する遠隔操作ロボットによる手術などが話題になっています。
3DCGによる患部の再現映像や、手術のトレーニングなどVR技術に力を入れています。
手術以外にも、リハビリテーションに活用されるなど、医療分野でのVRの貢献は大きいです。
VRを体験するためのデバイス
VRを体感するための装置は、3つの種類に分かれます。それぞれで値段や使い方も異なってくるので、目的や用途に合わせた種類を購入しましょう。
スタンドアロン型
PCにケーブルなどで接続せずに使用できるタイプはスタンドアロン型とよばれます。
元FacebookのMeta社のOculus Quest2は、独自のストア展開をしていて、その中にあるアプリを使用することが出来ます。
YouTubeやNetflixなどの動画サービス、VR専用のゲームなどもあります。
細かい設定などはFacebookのアカウントが必要なくらいなので、手軽に最先端のVRを楽しむことが出来ます。
Meta (Oculus Quest2)
参考価格: 31,985円
PC接続型
PC接続型はパソコンの処理能力を使って、高画質な処理をすることが出来るタイプです。
VR用のゲームなどには負荷が高いものもあるため、高い処理能力が必要になります。
もちろん、接続される側のPCにその能力が備わっていなければ意味がないため、最新のPCで最新技術を楽しみたいという方向けです。
PCについての知識とPCそのものの値段もあり、手軽ではありませんが、最も多彩な使い方が出来ます。
DPVR (E3-4K GamingCombo)
参考価格: 41,997円
スマホ取付型
スマホ取付型のVRゴーグルには画面モニターが設置されておらず、代わりにスマホを設置して画面にする装置です。
その分価格は安いものとなっています。
スマホでダウンロードできるVRアプリのみしか使うことはできませんし、それもほぼ動画の視聴だけとなっています。
コントローラーを使用して操作にはほとんど対応していません。
とにかく手軽なのですこし体験してみたいという場合には、価格もあり試してみるのも良いのではないでしょうか。
エレコム VRG-D02PBK
参考価格: 2,800円