【Web3インタビュー】GameFiの「次」へのチャレンジ 「 X to Earn 」を創る企業CryptoGames 小澤孝太

【Web3インタビュー】GameFiの「次」へのチャレンジ 「 X to Earn 」を創る企業CryptoGames 小澤孝太

国内最大級のブロックチェーンゲーム「Crypto Spells」を運営し、次々にNFT関連プロジェクトに取り組む、CryptoGamesという会社があります。4期目3月決算で最高益を達成し、GameFiの次のヒットサービスを目指すと語るCEO小澤氏に、CryptoGamesの原動力とチームについて聞いた。

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  1. 1CryptoGames 小澤 孝太
  2. 2炎上を経て「覚悟が決まった」今に続く2018年の決意
  3. 3サービス|CryptoSpellsだけではない!次の「 X to Earn 」を創る企業
  4. 4サービス|期待の新作ゲーム『元素騎士Online』の裏側はCryptoGames
  5. 5チーム|「ゲームを作れる」だけじゃない。自走力とスキルを持ったチーム
  6. 6チーム|ブロックチェーンは意外と簡単?!未経験からサービスを作る
  7. 7採用|Web3にチャレンジしたい人、来たれ!

CryptoGames 小澤 孝太

<ご経歴>
1990年 生まれ。元引きこもりゲーマー。
2014年 慶應義塾大学経済学部卒業。
2014年 株式会社サイバーエージェント新卒入社。
  内定者より新規事業責任者を経験後、ゲーム関連事業3事業の立ち上げを経験。
2016年 同社のCA36に抜擢。

2018年 CryptoGames株式会社を設立。
2019年6月 「クリプトスペルズ」正式リリース。
  2週間のクラウドセール 売上は3000万円を突破し国内最高記録となりました。
2020年 ブロックチェーンゲーム開発会社 ダブルジャンプトーキョーの社外取締役を兼任。
  ブロックチェーンコンテンツ協会理事。 ビジネスモデル特許を2件取得。


<公式HP関連>

CryptoGames 株式会社
https://cryptogames.co.jp/

国内最大級のブロックチェーンゲーム「Crypto Spells」公式
https://cryptospells.jp/

小澤氏 Twitter
https://twitter.com/kotaozawa

Crypto Spells Twitter
https://twitter.com/crypto_spells

炎上を経て「覚悟が決まった」今に続く2018年の決意

日本最大級のブロックチェーンゲーム「Crypto Spells」の運営で有名なCryptoGames株式会社(以下CryptoGames)。

彼らはブロックチェーンゲームの開発にとどまらず、あらゆる領域でNFTを活用したサービスを次々生み出しています。

0→1で何かを「生み出す」には、当然ながら大きなエネルギーがかかります。

CryptoGamesの原動力はどこにあるのか? どんな人材で支えられているのか?

CryptoGamesのCEOである小澤氏にお伺いしました。

ーーーCryptoGamesは2018年の創業以降、いわゆる「冬の時代」があり、炎上を経験し、今なお事業を続けている「強い会社」だというイメージが強いです。事業を続けてきた原動力はどこにあるのでしょうか?

小澤「CryptoGamesの最初の炎上は2018年の10月でした。(ゲームで使う)NFTのプレセールを行った時です。今だと(プレセールは)当たり前なんですけれども、当時のゲームのユーザーからすると、『なぜゲームがリリースされていないのに、ゲームのキャラクターだけ売るのか?』と。『これは詐欺なんじゃないのか?』と。セール側にも問題はあったんですけど、結構批判を受けました。」


※プレセールとは、NFTの先行販売のこと。NFTゲームをリリースする前に、ゲームで使うNFTを販売することを指すことが多いです。


小澤「(ネットの掲示板にも)僕の住所が書かれたりとか、顔写真が貼られたりとか…‥」


ーーー……お辛い思いをされたんですね。


小澤「逆に言うと、これだけブロックチェーンの業界を悪い意味で炎上させてしまったので、ここで引いてしまうと、業界の皆様にも迷惑をかけることになります。



小澤僕の顔写真と住所も(ネットに)出ているので、今思えば覚悟が逆に決まったのかもしれません。


そこから、小澤氏の疾走が始まります。

プレセールを行うには、ゲームがちゃんとリリースされて、その中でプレセールに出しているNFTが使用できる、というある種の信頼感が必要です。

小澤氏は「個人ではなかなか信頼が得られないのではないか?」という仮説のもと、上場企業やブロックチェーンゲームの同業他社と協力し、信頼の回復に奔走したそうです。

更に小澤氏はそれだけではなく、個人でゲームリリースへの想いをTwitter等で発信し続けることを続けていました。



小澤「この(ブロックチェーンゲームの)業界って『いかにコミュニティから信頼を勝ち得るか?』でほぼほぼ成功が決まるというというところがありまして。逆に僕が前面に立って、『炎上したけれども、こういう理由で、こういうビジョンでこのサービスをやり遂げたいんだ』ということを熱く発信したからこそ、賛同者が増えて、初期のセールに参加してくれる人も増えました。」



結果的に『CryptoSpells』は初月900イーサリアム(当時の相場だと3,000万円ほど)の巨額の成果をあげます。

こうして、一躍「日本最大級」の名に恥じぬサービスになったのでした。

日本最大級ブロックチェーンゲーム(NFTゲーム)「クリプトスペルズ」
NFTゲーム「クリプトスペルズ(クリスペ)」はウォレットなし、仮想通貨イーサリアムなしで遊べる日本最大級のブロックチェーンゲームです
あわせて読みたい|クリスペの解説
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日本でもじわじわ広まってきたブロックチェーンゲーム。NFTやゲーム内アイテムの仮想通貨への換金など、かなり注目されるこの分野。今回は「国産」のブロックチェーンゲームであるクリプトスペルズ(Crypto Spells)とは?をテーマに語ってまいります!

ーーー初月900ETHは凄い。想いを発信することが、非常に重要な世界なのですね。

小澤「Web3のプロジェクト自体が、トークンの発行やNFTなどでサービスの賛同者からお金を調達して、実際にそのプロジェクトを実現していくという、ミニ株式会社みたいな側面があります。」

小澤「なので、Web3プロジェクトはビジョンのプレゼンテーション。誰が発起人なのか、どういうチームなのか、どういう想いでやっているのか、が非常に大事だと感じていますね。」

サービス|CryptoSpellsだけではない!次の「 X to Earn 」を創る企業

ーープレスリリースを拝見していると、CryptoGames様は「次々に新しいことを始める会社」という印象を持っています。

小澤「我々は大企業でもないですし、まだまだ小さいベンチャー企業なので、新しいことをしていかないとどんどん埋もれていってしまうだけなのかなと思っています。」



新しいことを開拓してノウハウを提供したいと語る小澤氏。

同社の提供するサービスの一つに『NFTstudio OEM』というものがあります。

2018年という最初期からNFT事業に取り組んだ同社の知見をもとに、コンテンツ事業者がカスタマイズNFTショップを立ち上げることができる仕組みです。

新しいことに取り組み、知見とノウハウを獲得し、それを他社に提供する。ベンチャー企業ならではのフットワークの軽さを生かしたサービスのように思えます。




ーーー今後はどういったことに力を入れていくのでしょうか?

小澤「最近はゲームに特化しようとしていますね。ゲームであったり、『STEPN』のようなトークンを絡めたゲーミフィケーションのサービスも含めて、ゲームと呼んでいるんですけれども……」

小澤「背景としては、1年半前くらいまでは「とりあえずIPのNFTを出せば売れる」というような時代だったのですが、それが今は少しづつレッドオーシャンになってきて、普通の画像を売るだけでは売れないような状況になってきました。」


小澤「その状況を経て、Axie InfinityやSTEPN等、NFTを持っていると仮想通貨が得られる『X to Earn』が流行ってきました。」

小澤「今後の市場を鑑みると、NFT単体ではなくて、NFTと仮想通貨(トークン)を絡めた経済圏、エコノミクスをどうするか、という勝負になってくると思っています。これからは、X to Earnのような、トークンエコノミクスを作るという事業に注力していこうと考えています。」

サービス|期待の新作ゲーム『元素騎士Online』の裏側はCryptoGames

ーーー最近ですとどういったタイトルを開発しているのですか?

小澤「最近ですと『元素騎士Online』というゲームの裏側(開発)は弊社がやっております。一時期時価総額4000億円くらいになっていた気がするので、(国内の中では)相当成功した事例になっていると思います。」

元素騎士Online 公式HPより引用:https://genso.game/ja/

ーーー4000億円ですか!夢のある世界ですね……

小澤「元素騎士も、我々が開発に取り組んでから2カ月で上場して、2カ月で4000億円ついたので、本当に早いし、夢のある世界だなと思います。」

元素騎士Onlineはブロックチェーン技術を導入したMMORPGで、執筆地点(2022年6月)ではテスト中の、期待の新作ブロックチェーンゲームです。

UGC to Earn」という、NFTアイテムを個人や企業が製造、販売できるようにする仕組みや、空間内の建物や構造・配置などを自由にエディットできる機能を計画していたり……
※UGC:ユーザー生成コンテンツのこと

Play and Earn」という、特殊アイテムやオリジナル装備など、貴重価値の高いNFTアイテムを手に入れてNFTのトレードをすることを計画しています。


つまり、元素騎士onlineは「ゲームの中に一つの経済圏を生み出す」サービスであり、大きな期待が寄せられております。

※ちなみに筆者もDiscordのグループに入っていたり、リリース楽しみにしています。

チーム|「ゲームを作れる」だけじゃない。自走力とスキルを持ったチーム

ーーー多様なスキルを持った方がいらっしゃると思うのですが、社内はどういう体制なのですか?

小澤「社内は人員で言うと20人くらいで、エンジニアは10人ぐらいでやっています。エンジニアもほとんどオンチェーン触れるように育成しています。」

※オンチェーン:ブロックチェーンを使った処理のこと



ーーー育成もされているのですか?

小澤「そうですね。ベンチャー企業なので、みんな裁量権もって、ブロックチェーン部分も含めて、試行錯誤しながら開発しています。」

小澤「(そもそも変化の速い世界なので)自分で学んで、自分で考えて、自分で開発して、自分でアウトプットする。弊社ではこれを自走力と呼んでいるのですが、これを大事にしています。

チーム|ブロックチェーンは意外と簡単?!未経験からサービスを作る

ーーー「ブロックチェーン」と聞くと、難易度が高いイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

小澤ぶっちゃけそんなに難しくないです。普通のエンジニアさんだったらキャッチアップできると思います。」



ーーー未経験から始めた方もいらっしゃるのですか?

小澤「弊社はブロックチェーンに関しては未経験の人が多いです。実際のサービス開発においてにブロックチェーンを書くことってあんまりなくて、どちらかというとほとんど通常のWeb開発に近い認識です。ブロックチェーン部分からデータ取ってきたり、たまにスマートコントラクトをリリースするときは触るんですけど、基本は通常のweb開発と同じなので、やりながら覚えていくような形になります。」



小澤氏はブロックチェーンについては、『PCの中身はよく分からないけどPCは触れる』という話に近いと語る。



小澤ブロックチェーンの技術自体は難しいと思います。ですが、ブロックチェーンからデータを引っ張ってきてサービスに反映させるのは、大して難しくないです。


クリプトスペルズのリリースから3年以上の月日が経ち、その間の運用も手掛けてきたCryptoGames。

ブロックチェーンゲームの開発やNFTの販売を手掛け、自社のエンジニアがブロックチェーンを触れるようにまで育成してきた同社だからこそ、言えることだと感じます。

採用|Web3にチャレンジしたい人、来たれ!

ーーー現在積極的に採用をしているとお伺いしています。どういった方に来ていただきたいですか?

小澤「前提は、ブロックチェーンやWeb3業界に興味がある方に来ていただきたいと考えております。そのうえで、この業界は技術の移り変わりが早いので、自走(自分で学んで、自分で考えて、自分で開発して、自分でアウトプットする)ができる人に来てほしいと思っています。」



CryptoGames様は、国内最大級のブロックチェーンゲーム『CryptoSpells』の生みの親です。
また、『元素騎士Online』などの、仮想通貨を絡めた新しいNFTのサービス。いわゆる「X to Earn」に取り組んでいます。
そして何より、20人のベンチャー企業らしい意思決定と実行の速さ。平均のプロダクトの開発速度は、衝撃の1カ月とのことです。



この記事を書いている私自身は、Web3の世界は日々変化しており、沢山のチャンスに恵まれている数少ない業界の一つであると思います。

これからWeb3の世界に飛び込もうと考えている方、是非CryptoGamesの門戸を叩いてみてはいかがでしょうか?

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<次回記事では、本記事で紹介した以外のCrypto Games様のサービスについて掘り下げてご紹介いたします!>

はがね
ライター

はがね

「難しい言葉をわかりやすく」をポリシーに、「ざっくりわかるWeb3.0」シリーズを執筆しています。 NFTとメタバースが得意分野。ブロックチェーンも嗜んでおります。

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