セガの全てのハードを知る人が語る開発史が書籍になってついに発売! - ガメモ
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2001年から2003年までの間は株式会社セガ代表取締役社長を務めた佐藤秀樹氏。実は佐藤氏はセガのすべてのハードの開発に関わっている数少ない人物なのです。
そんな佐藤氏がセガ時代を振り返り、ハード開発のエピソードや関係した著名人のエピソード、会社の今だから語れる裏話などを語った書籍が2019年9月19日に発売されます。
■書名:元社長が語る! セガ家庭用ゲーム機 開発秘史 ~SG-1000、メガドライブ、サターンからドリームキャストまで~
■著者:佐藤秀樹
■版型:A5版
■頁数:本文160ページ
■定価:1,300 円+税
■発行:株式会社アンビット
■発売:株式会社徳間書店
元社長が語る思い出のハードたち
セガのハードといえば、SG-3000から始まり、SG-1000、セガマークIIIにマスターシステム。続いてメガドライブにメガCDとスーパー32X。携帯機のゲームギアなんてのがありましてセガサターンからドリームキャストと続いていきます。
このセガから発売されたすべてのハードの開発に関わっていたのが佐藤秀樹氏です。
佐藤氏は2001年から2003年までセガ代表取締役社長を務めています。滋賀社長に就任した2001年は、ドリームキャストの生産中止が発表され、在庫が価格改定で9,900円で発表された年でした。
まさにセガのハードの歴史を創世から終焉までを見てきた方です。
そんな佐藤氏が語るハードの歴史を中心にしたセガの話はどういう内容になるのでしょうか。興味がつきません。
以前、佐藤氏がトークライブで語ったエピソードで印象に残った話があります。
セガ初のハードとなったSC-3000とSC-1000のエピソードです。PCが当時、高額だったため、「子どもでも扱えるくらいの手軽なPC」というコンセプトで開発されたのがSC-3000でした。
そして同時期に任天堂がハード参入すると知ってSC-3000をゲームに特化させたSC-1000を同時進行で開発します。
この時の開発スタッフの人員が佐藤氏を含めて3人だったそうです。
またメガドライブでは家庭用では初めての16bitのCPUを積み、任天堂に負けていたソフトラインナップでも「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」が大ヒットし、北米市場では任天堂を抑えてセールス1位を記録するようになりました。
このCPUやセールス1位を獲得したエピソードも含めて、メガドライブは佐藤氏の中で特別に思い入れのあるハードだそうです。
こんな驚きのエピソードが満載の書籍。日本だけでなく世界のテレビゲーム史を語る上でも必読の書となるのでぜひ購入してご一読ください。